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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 大抵の映画作家がそうであるように、巨匠フェリーニも晩年にはノスタルジーに惹かれてゆくようになる。そのノスタルジーがアナクロニズムの一形態に過ぎないと理解しているのもフェリーニなのです。 クリスマスのTVバラエティー特番に出演することになった、かつて“ジンジャーとフレッド”というアステア&ロジャースのコピー・ダンスで一世を風靡したアメリアとピッポ。コンビを解消して三十年ぶりに再会を果たしたふたり、ともにとっくに芸能界から足を洗っているのに人生初のTV出演、果たして往年のような息の合ったダンスを披露することは出来たのか?クリスマス特売セールの派手なポップやサイン・ボードがローマ駅周辺を埋め尽くしている冒頭シーン、やっぱフェリーニ映画はこうでなくっちゃいけません。彼は心底ローマという魔都を愛していたので、これは彼独特のローマに対する愛情表現だと思います。彼が嫌っていたのは当時すでに映画産業を衰退させていたTV業界で、アメリアとピッポが出演する俗悪なバラエティー番組をつうじてTVカルチャーをコケにしています。出演者は“ジンジャーとフレッド”も含めたそっくりさん芸人と世間を騒がせたゴシップ当事者たち、でもド派手で騒々しい演出はまるでサーカスの公演を見せられているような感じ。そう、フェリーニは「TVなんてしょせん電波サーカスだよ」と喝破しているんです。 マストロヤンニとジュリエッタ・マッシーナはこれが最初で最後の共演ですが、どちらも実年齢に相応しいふけ演技、でも年老いた色男と可愛いおばあちゃんが絶妙でさすが名優同士です。二人の駅での別れのシーン、「アメリア悪いが送らないよ、出てゆく汽車は苦手だ」というマストロヤンニのセリフ、なんか『ひまわり』の有名なシーンの楽屋オチみたいで洒落ていました。 【S&S】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2022-10-28 22:36:52)
1.《ネタバレ》 虚無、虚像入り混じるTV番組に出演する"ジンジャーとフレッド"そのものが、そっくりさんであるにも関わらず、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースにしか見えなくなる。それ程ラストのショウのシーンは(停電のアクシデントが効いてるし)いろんな感情は頭ん中を駆け巡る感動に目頭熱くなります。やはり何気にかわいいジュリエッタ・マシーナとマルチェロ・マストロヤンニの時にコミカルで時に切実な演技が素晴らしい。もう一緒に踊ることは無いという別れのシーンの切なさと言ったら!何がホンモノで何がニセモノか、答えは自分たちの心の中にある。 【よし坊】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-11 11:13:24)
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
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【点数情報】
Review人数 |
14人 |
平均点数 |
6.57点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 7.14% |
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4 | 2 | 14.29% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 3 | 21.43% |
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7 | 2 | 14.29% |
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8 | 5 | 35.71% |
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9 | 1 | 7.14% |
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10 | 0 | 0.00% |
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