みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 50年以上前に撮られた映画ですけど、いわば『フューリー』をドイツ側から描いたような内容です。1945年4月27日(ヒトラーが自殺する三日前、ドイツが無条件降伏する10日前)に戦闘に巻き込まれてほぼ全滅する7人の少年兵たちの悲劇ですが、観るたびに太平洋戦争が本土決戦の寸前で終わってほんと良かったなと感じます。 前半はかなりダレダレな出来のような気がします。いくら西部戦線とはいってもすでにドイツ本土に連合軍が攻め入っている時期にあんなのんびりした生活をしていたとは、ちょっと信じ難いところがあります。なんせ女学生たちがブルマ穿いて体育の授業ですからね(笑)。まあここにはストーリーテリング上の仕掛けがあると思います。同時期のドイツ東部ではソ連軍がベルリンに向けて突進中で、その民間人に対する残虐ぶりで住民たちはパニックになっています。その地方が舞台なら“郷土と家族を守るために必死に戦う少年たち”という英雄的なストーリーになりがちで、相手が米軍ということになると彼らの無駄死に感がより強調されることになるのでしょう(史実でもソ連軍に撃破されるよりは米英軍に投降することを選ぶ部隊が続出しています)。 後半の戦闘シーンになるといっきにシビアな展開になります。でもあのシャーマン戦車もどきだけは何とかしてほしかったですね、いちおう動くキャタピラはついていますが見え見えの張りぼて、おまけに車体の底には芯にしているトラックのタイヤがはっきり見えているんですから。と思えば、パンツァーファウストを撃ったら真後ろにいた民間人が噴射炎で黒焦げになったりして、妙に兵器考証に凝ったところもありました。 いかにもドイツ映画らしい不条理かつ虚無的なラストでしたが、少年兵に射殺されちゃう爆破係りの兵士は可哀想な感じもします。ちょっと口が悪いだけで、なんも悪いことしてないと思うんですけど… 【S&S】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-08-14 20:15:26) 4.《ネタバレ》 当時の若者の戦争への思いが、上層部の中途半端な対応で変な方向に爆発してしまう。終盤の銃撃戦がむごく、むなしい。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-10 23:18:47) 3.《ネタバレ》 前半は退屈極まりない。 本サイトでの高得点に疑問を持ちながら鑑賞を続けた。 しかししかし、1時間を経過する辺りから様相が一変。 非常な緊迫感の持続する終盤へと突入した。 ここからは固唾をのんで鑑賞した。 見事、その作品に引き込まれた。 この引き込まれる感覚。 これこそが映画鑑賞の醍醐味。 あー、楽しい。 楽しいけど、内容はそれとは正反対。 残酷な終幕。 戦争の虚しさと愚かさ、命の儚さ。 そんなことが映像だけを通して雄弁に語られる。 戦争映画としては硬派な部類に入り、派手さはないが、間違いなく傑作だ。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-02-04 20:33:33) 2.押し寄せる米軍戦車からトム・ハンクスとマット・デイモンが出てくるのではないかと思うくらい「プライベート・ライアン」に匹敵する緊迫感があった。 【STYX21】さん 7点(2004-09-18 10:44:32) 1.戦争はこんなひさんなことを引き起こしてしまう。戦争は絶対にやってはならない。(by マイク水野) 【no_the_war】さん 7点(2004-02-26 02:19:10)
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