みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
94.《ネタバレ》 たけしの監督としての初の時代劇。勝新の座頭市シリーズのリメイクということになっているが、主人公が盲目の居合の達人という以外はオリジナル脚本となっていて、そのたけし演じる主人公の市も金髪にジーンズといういで立ちからして、勝新の座頭市とはまったく違うのだが、同時にそれはたけし自身が勝新座頭市を意識しつつも別物と割り切っているような感じがして、だからかこちらも別物として割り切って見ることが出来たのは、初めて見た時と違って勝新の座頭市をけっこう見た状態での再見で、そこをいちばん心配していただけに素直に受け入れられたのは良かった。それにこの頃のたけし映画にしては非常にシンプルな娯楽作品になっているし、全体的にもリズム感があって、テンポも良い。冒頭から殺陣もスピーディーで迫力があり、とくに市が賭場でヤクザを次々と倒すシーンは初めて見たときも印象に残ったが、銃が刀に変わってもちゃんとたけし映画らしさのあるバイオレンスシーンとなっていてやはり強烈。祭りでタップダンスを踊るラストシーンが今見ても斬新。(冒頭のタップのリズムで鎌を動かす百姓たちも意味は分からないが、シュールで笑える。)ただ、仇討ち姉弟の回想シーンが少し中だるみを感じさせているのが残念で、ここだけテンポが落ちてしまったような気がするし、今見ると敵方の用心棒の浪人(浅野忠信)にももう少しスポットが当たっていても良かったような気がする。でも、不満と言えばそこくらいかな。勝新のシリーズにも出演経験のある大楠道代が出演しているのは偶然ではなく、それを意識してのことだろうし、勝新のシリーズに対する配慮のようなものも感じられる。最後に市の目が実は見えるのかという主人公のアイデンティーを自ら否定する展開も、やっぱりたけしのこの座頭市は別物というメッセージに受け取れるし、盲目なのかそうでないのかを曖昧にするエンドロール直前のモノローグもあって、結局この按摩は何者だったのかを明かさぬまま終わっているのも良い。そしてたけし映画最大のヒット作でありながら、続編を出さなかったのも好感が持てる。やっぱりこの映画、個人的にはけっこう好きだ。(2024年11月17日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2024-11-20 17:53:36) 93.比較的北野映画の中では見やすい内容ですね。 座頭市ブランドを崩さず独自のストーリーや魅せ方で北野のワールドを展開。 最後のタップダンスはより濃く印象付けるシーン。 普通に面白いと思います。 【mighty guard】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-11 13:10:23) 92.今の時代、とはいえ本作の発表時期は既に昔のこととなりつつあるが、昔ながらの時代劇に誠心誠意を傾けて撮り続けてきた人達にとってはむしずがはしるような作りこみであろうことは間違いないが、それがタケシの目指したことである以上は「成功」と呼ばざるをえない。 (少なくとも平均的日本の)庶民が飛行機に乗って世界中を旅できる様になった時代に、明治維新も生きて通り過ぎなかった人達がつくった「時代劇とはこうである」という映像に溺れている必要はまったくない。平成を経験した世代において「今、世界に通じるエンターテイメントとはこういうものである」ということを明確に示した最初の人材として北野武はこれからも歴史に刻まれるのであろう。 そういう意味では本作がさらに成熟した「今」というタイミングにこの映像に触れることが出来たことは光栄。それまでの間にたまたま自分の中での地球人尺度も少し広がり、結果として今の街に住むようになって本作のエンディングシーンに携わったという人達にもすれ違うことができるようになった。そうしたことが本作の鑑賞後の感覚をより豊かなものにさせてくれたのだ。最近読んだ「パレード」での一節、「俺の息子が大都会に出ていろんな人材にあってくれるとするならその送り出す甲斐もあろうというもの。」というようなくだりに若干シンクロもする。 日本が産んだ名工品「刀」を手にした時、自由に操れる自分であったならそれはそれで自己の満足度は高いに違いない。それが悪事のためではなく、悪事に抗するためなら…。ただこの部分の判断基準が人によって異なるのが難しいところなのであるが。 【kei】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-06-01 00:44:18) 91.《ネタバレ》 ダンスが超カッコいい、ボリウッドばりの詰め込み感がたまらなく楽しい。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-07 14:41:48) 90.《ネタバレ》 あんまり血なまぐさいのは苦手なもんで、ちょっと避けてましたがご縁あり鑑賞致しました。もっとあくの強いイメージがあったが意外とソフト。北野監督らしい独特の「絵」が芸術性を感じさせるし、ちょっとお笑い要素&タップシーンもありで迷いなく北野流にアレンジしてますね+最後のセリフも決まってた。浅野さんもこのたけし座頭市によく雰囲気があってて抜群にカッコイイ! たまたまこの映画についての浅野さんのインタビュー映像を見たのだけど、最初はものすごく緊張して大変だった~そうだけど出来上がってみれば、全くそう見えない。さすがプロですね。ご本人さんはニコニコしためちゃいい人な印象で、だからこそのギャップ感が役者さんだね~と感心した次第でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-09-13 08:01:25) 89.《ネタバレ》 全体的にテンポもいいし、リズムもいいし、殺陣も勢いがあっていい。スタイリッシュな殺し方、スピードや間や形が相変わらずかっこいい。あと座頭市の最後の秘密、これはオリジナルでしたねぇ。思わずそうきたかと。普通にひとつの作品として面白い。 シナリオもわかりやすい。ただし薄っぺら。もっとも、タケシ作品のシナリオにけちをつけようと思えばいくらでもつけられるけど、タケシの作品なんでしょうがない。そのかわり雰囲気とか流れとかスピードとかユーモアがちりばめられている。無法松とタカはやりすぎだった。軍団の面倒を見すぎ。作品に悪影響。 あとイントロの農作業のダンス化は新鮮だったけど最後のタップダンスは正直言っていらなかった。日常と非日常の差は微差にしておいたほうが、この作品のテイストにはあってる。 北野武は、ある程度制約条件があるほうがいい作品を作るのかもしれない。 時代劇に限らず、文学の古典名作を翻案する形で脚本を作れば、案外いいものができそうな予感。 まだまだ才能を出し切ってないと思う。 初期の才能はソナチネで出し切ったけど、座頭市を見る限りにおいてはまだまだ新しい才能が眠ってるような気がした。才能ののりしろを感じた アウトレイジでは有名役者を使い始めたけど、シナリオの外注など、さらにレベルアップしてみて欲しい。 タケシテイストはタケシにしか出せないのだから。 そうそう、この映画について。 勝新太郎の真似ではないかといわれないようなものを作ったというのが武監督の弁。 まさにその通りの内容だった。このシナリオを勝がやったr、勝の自己否定につながる。 確かに、タケシオリジナルの座頭市でした。 この部分についてはネタバレはしないでおきますが、太鼓判を押します。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-03-31 03:44:44)(良:1票) 88.《ネタバレ》 好き嫌いが別れそうな勧善懲悪時代活劇(?)。結構面白かったですけどね。自分的には。しかし、中だるみ感は否めず。最後のカラコンもインパクトを残す意味では良いのでは?タップも何気に楽しかったですし。上手くはないけど、たけしの演技って何か好きなんですよね。因みに、オリジナルは観たこと無いので、比較は出来ません。 【キノコ頭】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-04-10 00:15:45) 87.金髪の座頭市に違和感ありませんでした。エンターテインメントとして合格です。楽しく見ることができました。浅野忠信はいい役者ですね。存在感あります。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-30 23:11:53) 86.《ネタバレ》 正直な感想ということで、やはり勝新の座頭市を比較してしまう。北野武監督も無論、違うアプローチを意識したと思う。そのせいか娯楽として楽しめた。ただ、時代劇として違和感をいくつか持った。■両親を殺された姉弟の復讐劇と市との出会いが柱となっている。この姉弟が市との出会い後に殺気を失ったかのように大人しくなる。後半に子供の回顧シーンで悲劇チックとなるが、そもそも、復讐を果たすためとはいえ人殺しをしている悪党なのである。しかも、復讐は市がトドメをさしている。■市が何故、居合の達人なのか?この正体が解らない。勝新のように社会への反骨という訳でもなく、その精神を引き継いでいる訳でもない。それが、何故にあそこまで肩入れをするのか?■勝新の「座頭市物語」には無論、殺陣の素晴らしさとしてのヒーローとしての魅力もあるが、好敵手・天知茂と心底通じる仲となりながらも雇い主の対立に巻き込まれ、立場故に対決をする。その無常さ潔さが美しくあったりする。そこが傑作たりえるが、この作品にはスジがあかんかった。ただ、市の存在感、何か俯瞰・いや、回りを引き立てているいるような印象があったのですが、これは監督兼主役だから? 【サーファローザ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-24 07:24:02) 85.家族がスカパーで撮ってたのを観ました。 勝新の座頭市を見たことがないので たけし版しか知らないのですが座頭市カッコいいですね。 ちょっと容赦なく殺しすぎな感じがありますが… 最後の最後の一言がなかなか深いと思いました。 【虎王】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2010-02-09 16:44:55) 84.よさげ 【上上下下左右左右BA】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-04-19 23:50:19) 83.面白かったです。殺陣のシャープさや血の飛び散り方が斬新でした。勝新の座頭市とは別のものになっていて、作った意味ありますね。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-03 03:18:46) 82.痛快アクション・エンターテイメント。 CGを多用したアクションのせいでオリジナルのファンからはわりと評判悪いみたいですが邦画にしてはアクションも頑張っているし脚本も単純明快で面白い。良作です。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-28 23:36:45) 81.北野監督が珍しくエンターテイメントに力を入れて撮った映画だけあって見応えあります。殺陣のシーンなんかも、なかなかゾクゾクさせてくれてかっこよいです。タカさんも良い味出してボケてるし、全てのキャストがいきいきしていて良いです。 中身はなくとも、味のある映画です。ラストのタップは正直どうでも良いですが…。 【すべから】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-04-18 18:52:56) 80.ビートたけし らしい作品。いつも常識から逸脱する。が個々の演出は面白く斬新だ。 でも自由に好きなように生きたいという願いがみえる。 浅野がいい役者と思っていたが、今年のアカデミー賞候補の「モンゴル」の主演男優だったのだね。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-06 21:03:35) 79.北野武監督の芸術へのこだわりが存分に散りばめられている。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-28 08:25:59) 78.うん、なかなか楽しめました。市の圧倒的な強さは気持ちいいです。ストーリーはシンプルでわかりやすいし、金髪や臙脂色の仕込み杖、タップなどビジュアル的にも面白い。旅芸者の二人がいいアクセントになってます。キャステイングばっちりです。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-06-04 00:01:31) 77.邦画の娯楽映画としてかなりレベル高いと思います。 殺陣も豊富で見せ方も格好良かったです。 ただ金髪のイチやタップダンスなどは正直いらなかったかも。 あと最後の台詞は自分的には最悪。蛇足の極みかと 【ぎぶそん】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-24 13:51:37) 76.《ネタバレ》 北野武が切って切って切りまくる。殺陣はとても綺麗で魅せられました。腕が飛んだり血が飛んだり少々グロイですが迫力あります。浅野忠信さんもカッコイイです。噂のタップダンスは正直期待はずれでしたが、お百姓がクワで耕したり、雨の中で泥を踏んで音を出すのはノリがよくて面白かったです。 【腰痛パッチン】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-12 09:55:39) 75.最後のタップだけでもいい映画だと思わせられました。好み別れそうですけどね♪ 【こゆ】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-06-22 22:45:24)
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