みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.子供の頃リアルタイムで見たはず、その後何回もテレビで見ました、好きな場面はバルゴンの虹色光線の 放射に釣られてガメラがおびき寄せられる所かな。まあこの頃の怪獣映画はおどろおどろしい所が 多分にありました。 【マロウ】さん [地上波(邦画)] 7点(2022-11-10 06:38:50) 5.《ネタバレ》 昭和ガメラ・シリーズの中では文句なしの最高傑作、というか思わず「どうしちゃったの?」と訊きたくなるほど他のガメラとはタッチが違い、それは東宝の『フランケンシュタイン』2作に負けないグル―ビーさです。「ガメラと言えば子ども(というかガキ)」がお約束なのに、本作ではエキストラ・クラスまで観ても子供が全然画面に登場しません。その分関西を舞台にしてるだけあってコッテコテの欲まみれ男ばっかり登場してくるのですが、これはこれで観ててちょっと鬱陶しい感じです。あと気がついたのは、ガメラ映画ではやたらとナレーションが多いんですよ、東宝の怪獣映画は対照的にナレーションはほとんど皆無です。これはきっと本田猪四郎の拘りなんでしょうね。 バルゴンはニューギニアが産地ということですが、戦時中にニューギニア戦線に従軍した兵士がその卵を見つけたというのは、なんか有りそうなお話しの様で掴みはGoodです。たしかにあれはオパールと間違えても不思議じゃないです、まさかトカゲの卵とは誰も気がつかないでしょう。約40年ぶりに観直したのですが、バルゴンの造形は思いのほか良く出来ています。またこの映画ではローアングルからバルゴンを撮ることに拘っていて、怪獣としての重々しさが良く表現されていたと思います。でも「水に浸かると皮膚が溶ける」という弱点は致命的で、色んな奇天烈な武器も持あってますけど昭和の怪獣の中ではいちばん弱いかもしれません。なんせ人工雨を浴びせられるだけで中盤からはほとんど動けなくなってしまいますからねえ。これならもう少し頑張れば、ガメラに頼らなくても自衛隊が史上初めて怪獣を退治する快挙が達成できたかもしれません。 この様に本作はバルゴンと欲深男たちの物語で、実はガメラは脇役なんです。冒頭こそ派手にダムバスターしてくれますけどすぐにどっかに飛んで行ってしまい、中盤になってやっとバルゴンのいる大阪に登場します、しかも唐突に。でもすぐ冷凍液で凍らせられてお休み、ラスト10分を切ったところで再登場。自分の発した光線で自爆し瀕死の重傷を負ったバルゴンを咥えて琵琶湖に引きずり込んで息の根を止める、良く考えるとガメラがスクリーンに登場するのは30分弱しかないんです。 でもなんでガメラはバルゴンが水に弱いって知っていたんでしょうか?これも怪獣映画でお馴染みの便利なフレーズ「動物の本能」ってやつでしょうかね。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-12-24 22:25:04) 4.《ネタバレ》 ブルーレイの映像ってペカペカしてデジタル臭くてイマイチ好きになれないのですが、この映画で鮮やかに大映ブルーが甦っている状態は、子供の頃のトキメキを思い出させてくれて感動しました。殊に闇に映えるガメラのジェット噴射のまばゆいブルー。平成ガメラはあの色を再現しようとしてなかったのが不満だったんですよね。さて、このシリーズ二作目、一作目とは比較にならないほどに贅沢に、そして丁寧に作られています。東宝特撮ものに引けを取らない程にスタジオセット、ミニチュアセットが存分に組まれているあたり、とても予算がかかっている事が伺えるのですが、際立つのはドラマ部分と特撮部分、どちらも同様に照明と色彩設計がとても凝っていて丁寧だという事。琴を弾く和装の人々や、原住民の民族衣装など、ドラマシーンでの煌びやかさと、怪獣シーンでのモノトーンとが対比されていて唸らせます。特にバルゴンを殆どモノクロに近い色彩で描いて、倉庫の上に浮かび上がらせたり、紫色の血を流したり、夜のシーンばかりのモノトーンにして、そこに光源や鮮烈な色を置くというビジュアルのインパクトは素晴らしく。ドラマシーンでも洞窟での灯光の変化や、店での格闘シーンでの室内照明の乱れなど、映像テクニックの見どころが沢山。まあ、ガメラの出番が少なすぎるとか、バルゴンと殆ど闘ってないとかいう部分は不満ですけれど。でも、バルゴンの生物的描写が秀逸で、むしろバルゴンが可哀想と思ってしまうくらいの存在感があって。人間のドロドロとした欲望をテーマにした、とても子供向けとは言えない映画なものの、あの一作目からよくもここまでレベルアップしたものだという感じのしっかりと作られた怪獣映画でした。 【あにやん🌈】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2010-10-24 22:00:31)(良:1票) 3.《ネタバレ》 ガメラシリーズ第2作ですが、主役は実はバルゴン。ガメラは最後にバルゴンを倒して、物語を終わらせるためだけに出てくる感じです。 そのせいかどうか、前半のできがあまりよくなかったです。ニューギニア探検はそれなりですが、バルゴンが登場してから、あまりテンポがよろしくない。これはバルゴンが四足獣のためかもしれませんが、なんかモタモタしている感じです。いつのまにか防衛隊が出動していたりして、話の展開がいまいちよくつかめません。ガメラとの最初の対決も、お互いの位置関係が今ひとつわかりにくかったです。 カレンが日本に来てから、やっとこさ話が進み出した感じです。ここからはバルゴンの弱点を突いてあれこれ作戦を立てるわけですが、その辺がとにかく撃ちまくれ!というような、通常の怪獣映画とは一線を画していて、よいと思います。 出演者では、船医の藤岡琢也がさすがの存在感。この人だけ別世界の住人のようです。江波杏子は、ヒロインなのに無表情で無愛想なのが気になりますが、役の上からは問題ないのかな? あと、ドでかいダイヤに思わず見とれてしまう女性隊員は笑えました。 記憶にあったほどは面白くなかったんだけど、まあ前作よりはよかったので、この点数で。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-18 20:04:01) 2.ロケットに閉じこめられて、宇宙に放り出されたガメラが必死に地球に戻ってくる姿は、子供心にどきどきしたのを憶えている。今見ると、真空の宇宙でなぜ炎が上がるのかとも思うのだが。ガメラの敵役の怪獣は、けっこう弱点もあって、ゴジラ映画の人間が歯の立たない怪獣たちよりリアリティーがあったなあ。戦争中にニューギニアの奥地で見つけたオパールを探しに行くという設定で、実はバルゴンの卵。この頃は、まだ戦後をひきずっていたんだなあ。 【ジブラルタの星】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-12-16 11:18:00) 1.ガメラシリーズの中では、唯一人間ドラマを軸にストーリー展開されるという異色作。それもそのはずで、監督は田中重雄で湯浅憲明は特撮のみ担当。しかも、荘厳で哀感溢れる音楽は木下忠司とくるからには、余韻たっぷり大人向きの作品にならざるを得ないでしょう。さて本作は、主役であるはずのガメラの出番が少なく、中盤以降、悪玉バルゴンと人間側との攻防を中心に繰り広げられる。ガメラはといえば善玉、悪玉どちらとも言えず、次回作「ガメラ対ギャオス」で善玉の位置付けが明確になる。それにしてもバルゴンの人を喰うシーンは、子供心にむちゃくちゃ恐かった! ! 怪獣格闘シーンも血みどろの迫力だったし…。 【光りやまねこ】さん 7点(2003-11-10 11:27:11)
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