|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 カメラは徹底してヒロインに密着する。ロゼッタの登場しないカットはない。ときにヒロインが見ている方を捉えるが、それは彼女の視界としてより濃厚にロゼッタを存在させる。長靴履いた少女って、たくましくていいな。愚痴らず、ただまっとうな暮らしを熱望し続けてる。それでいて、自分の代わりに失業した女性が気にかかったりもする。これがあるから、あとで男友だちのリケを密告する凄味が生きてくるんだ。自分が溺れかけ、母が逃げた池、リケが溺れかけたとき、ちょっと助けるのをためらうとこも怖い。職が転がり込んでくる可能性。仕事で抱え込む小麦粉の袋の重さが、ラストのガスボンベの重さと拮抗する。この重さを運び続ける彼女は死ねまい、と思う。そして初めて彼女が他に頼ろうとする瞬間が待っている。立派な作品なんだけど、この振り回されるカメラが、どうも生理的に苦痛で。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-09-30 12:20:20)
2.《ネタバレ》 ダルデンヌ兄弟の作品らしく、音楽も無く淡々としています。「ある子供」「息子のまなざし」より更に説明が少なく、ロゼッタという少女を近い位置から観察しているけど、決して手を差し伸べないような冷たい空気で進行する映画です。彼女が求めているものは特別な幸せの形ではなく、押しつぶされそうな絶望感に対して、自らを鼓舞する様がとても痛いです。横流しで仕事をしていた少年を密告する部分に関しても、生きていく上での彼女なりの正義。腹痛の原因や、山に鉄柵を張り、靴を隠している等の理解不明な部分もある意味ではリアルで(人間は時に理解不能な事をするし)、1人の少女のめいっぱいの苦悩と頑張りをカメラを通して知る事により、我々は生に対する価値観や苦しみを痛感せざるを得ません。ベッドの中で、心の中に隠している本当は弱いもう1人の自分に語りかけるシーンや、最後の最後で涙を見せる弱さ。等身大のロゼッタが求める希望への哀願がひしひしと伝わってきました。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-06 16:34:36)
1.《ネタバレ》 いきなり怒ったロゼッタが突進してくる。止めに入る上役の手を振りほどき怒りをぶつけてくる。カメラが必死にその一部始終を捉えようとする。カメラの振れはロゼッタの怒りの象徴か、はたまたロゼッタについていけないゆえの不可抗力か。とにかくインパクト大である。怒りの原因は解雇。定職に就くということに異様な執着を見せる彼女の生活が徐々に露にされてゆく。アルコール依存症の母とトレーラーハウスで暮らす彼女が人間として生きる最後の砦が定職に就くこと。そんな人間らしく生きたいという一途な想いが人を蹴落としてまで職に就きたいという人間らしくない行動をとらせてしまう。人間らしく生きたいという目的のための手段であったはずの就職がいつのまにか目的になってしまう。カメラは淡々と冷徹な社会と弱い人間の悲鳴を捉え続ける。歯車が狂った。死に向かうが死すらもうまくいかない。衝撃のラストは「救い」だととりたい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-31 10:18:22)(良:1票)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
28人 |
平均点数 |
6.04点 |
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 2 | 7.14% |
|
3 | 2 | 7.14% |
|
4 | 3 | 10.71% |
|
5 | 3 | 10.71% |
|
6 | 6 | 21.43% |
|
7 | 3 | 10.71% |
|
8 | 7 | 25.00% |
|
9 | 1 | 3.57% |
|
10 | 1 | 3.57% |
|
|
【その他点数情報】
|