みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 冤罪をもたらす群集心理の怖さを描いた西部劇。後味の悪い結末であるが問題意識をはらんだ佳作。 冒頭の、何もなくつまらない街という自虐的な意識が伏線となり、つるし首を数少ない娯楽として楽しむ集団リンチへと繋がる。 付和雷同による私刑は、多くの西部劇でひとつのエピソードとして語られるが、本作ではこの問題に焦点を当てている。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-25 16:24:40) 3.《ネタバレ》 集団が思い込みで暴走する恐ろしさ。思いたいことを信じる人たち。これは100年前の出来事などではないということを、米議会襲撃事件で我々は目の当たりにしたのでした。 私刑を先導するアジテーターがいて、その危険な明快さに乗っかる多数の人間。トランプが火をつけて暴徒が議会になだれ込んだ映像と同じで震撼します。 そしてもっと重大なのはこういうことがアメリカだけにとどまらないであろうということで。 良心俳優ヘンリー・フォンダの若き姿を見ながら人間の進歩の無さに呆然とするのでした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-30 22:31:45) 2.《ネタバレ》 ここでの登場人物たちを、無知だと嘲ったり、野蛮だと蔑んだりするのは簡単だが、ネット時代になった今でも、人々が行っていることはまったく同じであることに気づいて慄然となる。この普遍性、そして予言力! 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-25 02:00:09)(良:1票) 1.《ネタバレ》 後にヘンリー・フォンダ自らが製作にあたった、「十二人の怒れる男」の前哨戦みたいな社会派西部劇。タイトル「牛泥棒~七人の黙れる男」。アカデミー作品賞候補になるほどの秀作という世評にもかかわらず、何故か未公開だったいう事で食指をそそられた作品。調べてみたらこの年の作品賞受賞作はあの「カサブランカ」。作品の内容そのものよりも、終戦後これが輸入されなかった裏事情の方に自分は興味を惹かれますね。ろくでもない愚作や珍作は幾らでも公開されていたのに。あくまで推理の範囲内ですが、アメリカ人が誇りとしている多数決優先議会制民主主義にも誤りもあるんだって事を、占領下当時の日本人には伏せておきかたかったんじゃないでしょうかねえ・・・?最後まで観た限りではそんな気がしてなりません。ドンバチ勇壮なウエスタンを期待する人には肩透かし。ラスト、首吊り処刑されたダナ・アンドリュースの手紙を読み上げるフォンダの目を帽子のツバで見えなくしてるのは、彼の滲んだ涙を隠す為のウェルマン監督の粋な演出とお見受けしましたが。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-25 14:08:56)(良:1票)
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