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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
5.包帯巻いてる前半が顔とアイデンティティーとの関係を中心とする内面的な問題を扱い、包帯取れて他人の顔になってからは自己と他者との関係を中心とする外面的問題を扱うという2段構えの構成で、かなり哲学的なテーマに取り組んている印象ではあるが、映像化するとどうしても説明が多くなって冗長になってしまうという難点はある。これをきっかけに「顔の哲学」に興味関心が沸くようなら、原作やレヴィナスを読んでみて、自分なりに考察を深めていけばよいのかと。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-12 14:47:58)
4.《ネタバレ》 半世紀前の映画にも関わらず、あまりにスタイリッシュなオープニングと武満徹による美しいワルツに心を鷲掴みにされる。攻めの姿勢で独創的な映像と診察室のセットを作り上げ、"仮面"における理屈めいた自己分析と会話によって紡ぎあげられていく展開に古臭さは感じられない。誰もが人間見た目が全てと言わんばかりにレッテルを貼り付けられて生きている。より良く見せようとSNSで素を偽るのと同じ。だが、そんなもの建前で自己に帰結したら何もない。内面の劣等感を偽りで埋めようとしてもどうにもならないことが、他人として妻を誘惑して寝たことで証明してしまう。所詮は"仮面"という演技で構築された夫婦生活なのだから。顔を失った男が新たな顔を得た自由と引き換えに行き場も自分自身も失い孤独に陥る皮肉な結末は、現代の文明病に通じる普遍さと先見性があった。 【Cinecdocke】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-09-23 13:07:02)
3.《ネタバレ》 マスクによって誰でもない他人になれた男の開放感と崩壊するモラルが印象的。マスクを被り、服装もすべて変えているのに、軽度の知的障害者(演=市原悦子)にはあっさり見破られるというのが、妙に説得力があって怖かった。平幹二朗は美声なんだなぁ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-03-21 17:31:56)
2.《ネタバレ》 医師と顔を無くした男のやり取りが主軸となって物語は進行します。そこで語り合われる事柄が、そのまま本作のテーマ。文学的アプローチが本作の魅力です。しかし2人の口数が不自然なほど多く、説明過多だと思いました。思想に被れた学生同士の会話のよう。それゆえ、せっかく深いテーマなのに、浅く感じてしまいました。頭でっかちでリアリティを欠いた印象です。でも映像は斬新。演出にも独自の色があります。キャストも皆上手い。作品の持つ鮮烈な輝きは、制作後数十年経った今でも全く色褪せていないです。凄い作品なのは間違いない。ただ自分の嗜好からは少し外れたようです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-03-24 19:59:41)
1.《ネタバレ》 なんていうか…難解で文学してるなぁという印象。原作どころが安部公房自体読んだことないので言わんとしてることはよくわかんないけど凄さは感じた。岸田今日子・市原悦子は存在だけで怖いし、田中邦衛は「レナードの朝」のデニーロ思い出すくらいの演技。仲代達矢が京マチ子に正体ばれて「知ってたぁ?」って言うシーンがなんか一番印象に残る。それと入江美樹って女優さん綺麗だったなぁ。 【バカ王子】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2006-05-11 00:00:44)
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【点数情報】
Review人数 |
15人 |
平均点数 |
6.93点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 6.67% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 2 | 13.33% |
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6 | 2 | 13.33% |
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7 | 5 | 33.33% |
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8 | 2 | 13.33% |
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9 | 1 | 6.67% |
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10 | 2 | 13.33% |
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【その他点数情報】
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