みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 痴呆の祖母が家にいた時を思い出しました。家族が痴呆を理解し受け入れるまでの様子は私の家で起こったことと近かったです。この映画のように介護する側もされる側も辛い気持ちになりました。家の外ではしっかりしたりお金無くなったと騒いだり、そして家の中が殺伐とした感じになったり…映画では状況の進展が速いですが実際は辛い時間は長いですし、家族が受け入れてからも厳しいことは続きますよね。今では懐かしいですが、もっと何かしてあげられたのではと思うこともあります。この映画を見たことでそういう思いを小さくすることがあれば良いなと思います。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-17 23:43:32) 8.実はアタシ、老人ホームでバイトしたことがあるの。 期間はそれほど長くはなかったんだけど、それこそ痴呆老人相手に下のお世話から食事の補助、お話し相手まで…入浴介助以外はほとんどやったわ。 意外にもアタシったら老人に好かれるタイプだったみたいで、けっこう人気者だったのよ。 それこそあのヘルパーさんみたいに。 でも…それはあくまで他人だったから、その老人が痴呆症になる前の姿を知らなかったからできたことだと思うの。 ボケる前からよく知ってる、それも家族のような身近な人が相手だと、おそらくアタシもこの映画の巴さんみたいにノイローゼのようになってたと思うわ。 痴呆症にかかってる本人と同じように、周りの人間もボケという現実をなかなか受け入れられないのね。 …痴呆老人と一緒に生活するのはほんとに難しいことだけど、これからの高齢化社会の中では絶対に避けることのできないことだもの、巴さんのように体当たりでぶつかって、真摯に対応していかなければいけないんでしょうね。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-04-23 14:00:17) 7.いろいろ考えさせられました。学校のほうで、痴呆について勉強しましたが、この映画を通して介護する側される側、それぞれに考え方、捉え方色んな思いがあることを知りました。短い時間で納めるには大変で、前半と後半でだいぶ雰囲気は違いましたが、とてもよい作品だと思います。お互いに「自分はこんなにも辛いんだ」と主張し押し付けるよりも、お互いをわかろうとする心が必要なのではないでしょうか。実家の祖母と母と一緒にもう一度見たいです。 【キャラメルりんご】さん 7点(2005-03-01 16:05:10) 6.考えさせられた。 【あしたかこ】さん 7点(2004-06-18 22:27:03) 5.自分の親と祖母が全くといっていいほど同じような状況だった。何を言われても最後まで面倒をみた親には尊敬してます。この映画を見て祖母も寂しかっただなーと今になってわかってきた気がする。自分の親がいずれ同じような状況になることがあるかもしれないが現実と向き合っていきたいと思う。 【kure】さん 7点(2004-06-06 10:53:58) 4.《ネタバレ》 この映画のテーマは、決して誰もが他人事ではいられないような老いについて描いていて、見ている側に静かに深く訴えかけてくるものがありました。誰もが介護する側と介護される側の両方を経験するわけではないですが、この映画ではその両側の気持ちを丁寧に描いていてその両者の気持ちをこの映画を通してうかがい知ることが出来ると思います。特に、原田さん演じる主婦が介護はするけれども自分の仕事は続けたいという気持ちや嫁にどこか素直になれず痴呆が進むうちに嫁に見捨てられるのではないかと心配し家を飛び出した嫁を吉行さん演じる姑が探しに出るシーンは印象的でした。人は美しく咲く折り梅のようにたくましく生きていけるそんな老いに対して少し前向きな気持ちにさせてくれる映画でした。それにしても原田さんや吉行さんの演技は素晴らしいのに対して雅さんの演技は・・・。聞き慣れている関西弁でやっていただきたかったです(汗) 【はがっち】さん 7点(2004-06-02 18:01:35) 3.数年前に原作者の小菅さんの話を聞いたことがあるのですが、これは実話である原作をできるだけ忠実に再現することに力が注がれています。 ごく普通の主婦がアルツハイマー型痴呆の義母を家庭で介護するというのは想像以上に大変なことです。話を聞いたときには彼女の忍耐強さと人柄にほとほと感服しました。 この状態での介護は実の親でも我慢できるかと思うほどです。 最初は義母に振り回され家族まで巻き込んでの修羅場から家族の協力、ヘルパーさんなどの社会的援助を得、地域の人の理解を求めて、、と結果的に理想的な介護モデルが示されています。 小菅さんは自身の体験をもとに講演をしたり痴呆老人を抱える人たちへの相談にも応じていますが、本作は同様の老人問題を抱える人たちへはいろいろ参考になることと思います。 政子さんが痴呆になってから描き始めた絵が素晴らしいのは地元では新聞にも載った有名な話です。見せて頂いた絵から想像するに、作中で使われた絵は彼女の描いたものだと思われます。「大切な人」という絵は原田さんをモデルに描いたものでしょう。原作に忠実にと地域で協力した豊明、あるいは犬山などロケはそれぞれの地元で行われています。一部ドキュメンタリーのように素人さんと共演した原田さんたちはさぞ大変だったことだろうと思います。 こうした裏事情を知っているのでなかなか客観的な評価は難しいのですが、前半がやや説明不足気味というか物足りなさを感じるものの、後半巴さんが義母と心を通わせていく過程の描き方や、家族みんなで南部の梅を見に行くラストシーンは感動的でした。 出演者は皆さん好演でしたが、特にちょっと登場しただけの加藤登紀子さんがとても自然にやってたのが印象的でした。 【キリコ】さん 7点(2004-05-30 23:41:46) 2.《ネタバレ》 原田美枝子さん綺麗だなぁ・・・と思いながら観ました。 私の祖母は随分前に他界しましたが、老人性痴呆症でした。だからこの映画に描かれて いたような出来事は一通りありました。我が家の場合は祖母以上に父が問題であったので、 台所から刃物を持ち出して「死んでくれ」と言うのは父でしたね。 当時まだ学生だった私は、父のことも祖母のことも大嫌いで、母親の陰に隠れてやり過ごして いました。「折り梅」の中に、原田美枝子さんが娘の膝で泣くシーンがあるのですが、 そういえば私の母も、私にすがって泣いたことがあるのを思い出した。 この映画を観ていると、当時のことがぽろぽろと思い起こされてきます。 前述したように我が家は父に問題があったため、最後は感動の大団円!みたいなことは ありませんでしたが、それでも母は原田美枝子さんのように(こんなに綺麗じゃないが) 祖母を受け入れて看護していたと思います。 「私もいずれこうかもしれんしね」母はそんな風にもらしていました。 トミーズ雅が言った「それでも生きていて欲しいんや!」は、私も全く同じ気持ちです。 【337】さん 7点(2004-05-30 15:08:12) 1.老いには非常に興味が有ります。人間いつかは死ぬ、多くの人がその前に必ず老いを迎えるという事をなぜかみんな忘れます。祖母が90歳前なのですが、良くいつまで生きるんやろねえと言います。その年令の人の考えている事は私には分かりません。両親と祖母の関係もこの映画以上に悪く感じられます。祖母にも輝いて生きて欲しい。ただ一緒に暮らすものにしか分からない苦労もたくさんある事も分かります。目を背けずに見て欲しい映画です。 【wish】さん 7点(2004-05-30 01:07:12)
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