みんなのシネマレビュー

華岡青洲の妻

1967年【日】 上映時間:100分
ドラマ医学もの時代劇モノクロ映画伝記もの小説の映画化
[ハナオカセイシュウノツマ]
新規登録(2004-10-12)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2024-03-18)【Olias】さん
公開開始日(1967-10-20)


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監督増村保造
キャスト市川雷蔵(男優)華岡青洲
若尾文子(女優)妻・加恵
高峰秀子(女優)母・於継
伊藤雄之助(男優)華岡直道
渡辺美佐子(女優)小陸
浪花千栄子(女優)民(加恵の乳母)
内藤武敏(男優)妹背左次兵衛
丹阿弥谷津子(女優)左次兵衛の妻
伊達三郎(男優)下村良庵
舟木洋一(男優)湯浅養玄
南部彰三(男優)加恵の祖父
沖時男(男優)商人
田武謙三(男優)大坂薬種商人
小林加奈枝(女優)とりあげ婆さん
上原寛二(男優)中川脩亭
原知佐子(女優)於勝
杉村春子語り手
原作有吉佐和子「華岡青州の妻」
脚本新藤兼人
音楽林光
撮影小林節雄
製作永田雅一
配給大映
美術西岡善信
編集菅沼完二
録音大角正夫
照明美間博
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.《ネタバレ》  何年も前に新薬被験者の登録をした時に、随分といろいろな妄想と、戦ったことを思い出す。もちろん、現在の試験は安全なのだろうけれど。
 そう考えると、麻酔という技術が、半ば伝説としてしか無かった頃に、失敗したら死ぬかもしれない実験に、体を提供するのは、並の精神力ではない。

 世界初の全身麻酔、と言う部分にはもちろん興味深さはある。しかし、スゴイと思うのは、母と嫁の被験者競争だ。子を溺愛して嫁に意地悪をする母、というのは、物語や幾人かの知り合いの話などで、聞くことはあるが、その張り合いが人体実験にまで及ぶというのは、大した狂気だ。
 この部分の、二人の狂気的な張りあいを見ると、人間の一念、思いの強さ、を恐ろしい思いを持って観てしまう。と、同時に、顔も見ずに嫁入りし、新婚生活をも姑にコントロールされてなお、人体実験を申し出る、お武家さんとは、大したものだとも思う。

 その人は、医者の家の美しい女将さんに憧れて、そこに嫁入りし、その美しい姑にいじめられ、さやあてのように被験を申し出る。まさしく「美しい花には毒があ」ったけど、そのおかげで「毒薬変じて薬とな」ったという、ことわざ通りのお話なわけだ。そういう意味では、これは『華岡青洲の母』でもあった話かもしれない。 Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-22 22:59:56)

3.にゃんちゃんがかわいそうや~~泣泣泣 ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-04 22:44:01)

2.出だしからいかにも文芸作品!って感じがして、なんとなーく重ーい空気が最初から最期まで充満してて好みではないのだが、屋内シーンがほとんどの中、登場人物それぞれの顔に当てられる照明が抜群に良く、とくに高峰秀子と若尾文子のツーショット時のそれは白眉。モノクロだからこの強い光が映えるわけだが、増村監督のモノクロ作品の中でも随一ではあるまいか。嫁姑のけしてあからさまではない激しい戦いは市川雷蔵と同様に見て見ぬふりをしたいのだが、一種崇高さをも漂わすその戦いぶりと、その時代の女たちの悲しすぎる宿命には目を見張らずにはおれない。増村に抱く勝手なイメージだともっと泥臭いドラマ(良い悪いは別にして)を想像してしまうのだが、この作品でちょっとイメージが変わった。ちょっとだけね。 R&Aさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-11-01 13:41:52)

1.市川雷蔵が主役の映画かと思いきや、嫁(若尾文子)と姑(高峰秀子)のドロドロしたバトルが中心で、雷蔵はあくまでも重要な脇役という位置づけ。(一応、クレジットではトップだけど。)でもなかなか見応えのある内容で満足することができた。最初のシーンで手術を受ける患者のあまりにも痛そうな絶叫が忘れられない。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2005-08-08 23:31:28)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.71点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 8.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

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