みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 原田大二郎が大きすぎて、中卒に見えない。 なので、高卒の集団就職とばかり思ってた。 後で、DVDのパッケージを見て、そうだったんだと理解。 もうちょっと童顔の少年を起用しても良かったのでは? ただ後半のHシーンの多さに、さすがに純朴な少年の起用は無理だったか・・ 十九歳といえば、「十九歳の地図」という傑作がある。 あちらは共感できたんだが・・ 東京に集団就職、都会の洗練を受けて、あえなくドロップアウト。 心身ともにすり減ってるときに、拳銃を手にする。 そして多数の犯罪。 そうですね。前のレビュワーさんも言われてましたが、誰もがこういう立場になるというのが、ヒシヒシと伝わってきますね。 話は、彼の親のなれそめまでさかのぼり、乙羽信子が熱演してた。 新藤監督と言えば、乙羽信子。 華やかさはないが、手堅い演技で脇を固めていく。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-09-19 17:24:12) 1.《ネタバレ》 新藤兼人監督の作品はそれなりに観てきたが、本作が個人的には一番。 主人公の生い立ちを丁寧に描くことで、暴発する要因となった背景が浮き彫りにされている。 集団就職で東京に出てきたが、仕事から何から全てがうまくいかず、歯車が狂う。 だがそれはきっかけに過ぎない。 主人公が暴走し、連続殺人を犯すに至った根本的要因は、その生い立ちにあった。 不遇な生い立ちを経て大人になった人間は、一生、その不幸な生い立ちを背負い続けねばならない。 それを、監督の新藤兼人は訴えたかったのだと思われる。 勿論、不幸な生い立ちを経験した全ての人間が殺人を犯すわけではない。 だが、大なり小なり、社会で疎外感を感じるであろうことは、想像に難くない。 ただその一方で、目を覆いたくなるほど凄惨なシーンが、主人公の生い立ちを描く部分において沢山出てくる。 これにはさすがに暗い気持ちになった。 暗い気持ちになる映画は、あまり好きではないが、作品の重厚さとメッセージ性の強さが秀でているので、映画として十分に楽しむことができた。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-23 23:42:27)
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