みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 「サイドカーに犬」が傑作だったので、期待しすぎたのかもしれない。けどこれはこれでよくまとまっていると思った。意外性はどこにもないが、無理なく、細部をきちんと撮りながら進んでいくので、見終わって清々しい。というと平凡なようだが、そうではなく、最後まで観客をひきつけ離さない。そしてささやかながらメッセージをしっかり伝えている。この作品が‘一般受け’したのも分かる気がする。「ばんえい競馬」というそうな…。鉄ソリを馬に曳かせ、途中二ヶ所の障害(坂)を越え、全長200mの直線を競うレースらしい。北海道の田舎のうらぶれた厩舎が舞台だ。そこに17年前、兄のカネを持ち出して逃げた弟が帰ってくるところから物語が始まる。弟は、兄をはじめ人々がみな切ない願いを持ち、けなげに生きていることに気づく。そしてもういちど都会に戻り、仲間に謝り、やり直すことを決意する。 【柚】さん [DVD(邦画)] 7点(2014-07-13 23:17:02) 4.この監督、映画を撮るのが上手いですね~ 演出、編集が正統派と言うか、安心して観ていられると言うか..とにかく上手いと思います..物語の方は、それほど劇的な展開はないものの、しみじみと人生を語りかける..といった感じの良作..大人の映画です... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-28 12:30:09) 3.帰るところがあることを、素直に感謝出来るようになる作品です。 【なおてぃー】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 14:59:08) 2.舞台設定以外には特に目新しい要素は無い。 ひたすら地味に物語が展開していく退屈な作品だったけど、 ウンリュウの仕草の愛らしさにやられてしまった。 ラストはちょっと感動してしまいましたよ。 どっかの国の首相じゃないけど、再チャレンジで美しい映画作りをした感じですな。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-01-09 00:49:01) 1.「勝負は勝たなければ意味が無い」 「勝負は勝つことだけがすべてではない」 本当はどちらが正しいのか、僕には分からない。 でも、この映画と、「ばんえい競馬」は、その両方を物語る。 人生の中で挫折し、傷ついた心を、凍てつく北の大地と「ばんえい競馬」という厳しい世界で生きる人のあたたかさが包み込む。 「勝負」に敗れれば、人は立ち止まるしかない。でも、再び歩き出すことは出来る。 そういうことを、主人公は、重いそりを引き一歩一歩を踏みしめながら「勝利」を目指す輓馬(ばんば)の馬に対して感じ入ったのだと思う。 現実問題としては、赤字負債によりその存続が限りなく危ぶまれている「ばんえい競馬」。 なんとか北海道の文化遺産として存続させてほしいものである。 これまで知りもしなかったくせに、にわかじこみの情報のみでこういうことを言うのはあまり好きではないが、凍てつく空気の中、蒸気のような鼻息を大地に吹きつけながら馬場をいく巨大な馬の姿は、他にない高揚感と感動に溢れている。 スピードだけが重視されがちな現代社会において、この競馬の持つ付加価値というものは、尚更に大きくなっていくように思う。 主演の伊勢谷友介という俳優は、最初に出演映画を見た時(確か「ワンダフルライフ」)は、「なんだこの舌足らずなモデル上がりは」という印象だったが、今やすっかり日本の映画界に欠かせない俳優になったと思う。 舌足らずなのは変わらないが、それすらも彼の俳優としての味になってきた。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-12-09 16:25:18)
【点数情報】
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