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【クチコミ・感想(7点検索)】
2.「光の画家」レンブラント。 光あふれる画面ではなく闇に差し込み対象を浮かびあがらせる手法を用い、最も有名な「夜警」をめぐるグリーナウェイの推理劇。 若い頃から傾倒する画家とあって、あまり好き勝手にはできないとブレーキがかかったのか、少し畏まった印象。 画家や監督に興味がなければ入りにくい世界とも思われる。 けれど本人は思いを遂げ愉しんだに違いなく、アートシネマとしての存在感。 ポーズをとる自警団の中にはあの少女はおらず、画家のイマジネーションの産物。 家政婦ヘールチェは彼が探偵紛いに嗅ぎまわったあげく復讐のため送り込まれたという設定になっているが、3人の女優さんの印象が薄くて、予算を美術につぎこみ役者にはあまりお金をかけられなかったのでは、と邪推したり。 でもレンブラントがサスキアとヘンドリッキェの名を呼ぶのを聞くことができた、子供の時から忘れられなかったほど美しい名前。 敬愛するアーティストをスクリーンというキャンバスに描けるのは、美術を愛好する監督として至福の悦びではないかと思う。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-09 07:00:08)
1.富と名声を得た巨匠レンブラントが突然破産へと追いやられる。なぜ?その原因は世界三大名画の一つ「夜警」にある。というグリーナウェイの仮説。「最後の晩餐 」に秘められたダ・ヴィンチ・コードならぬ「夜警」に秘められたレンブラント・コード。こういうの好き。グリーナウェイの映画は苦手な人もけっこう多いと思うが私もその一人で、生と死を独特のエログロで表現したその見た目がどうも受け付けがたかったのだが、これは大丈夫。体が警戒態勢を布いていたってのもあるんだろうけど。あと、グリーナウェイの映画ってシンメトリーな構図も相まってどこか絵画的な印象を受けるが、本作は描かれるものがものだけにその絵画的なるものがことさらに印象深かった。レンブラントといえば映画の世界では「レンブラント照明」というのがあって、有名なところだと『ゴッドファーザー』のビトー(マーロン・ブランド)の真っ黒な背景に浮かぶ顔、そして目を影で隠してしまうあの照明。これがこの作品でもふんだんに使われていて単に舞台劇っぽいだけに終わらないレンブラントの絵画との融合的空間を作り出しているように感じた。ただの伝記でもなく創作されたミステリー伝記ってだけでもなく、ゴダールの『パッション』の作中の監督じゃないけど、映画と絵画の間にあると勝手に思い込んでるものを取っ払ってしまったようなものを目指してるんじゃないだろうか。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-08 15:27:03)(良:1票)
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
6.40点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 20.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 1 | 20.00% |
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7 | 2 | 40.00% |
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8 | 1 | 20.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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