みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
13.《ネタバレ》 人種差別がテーマとは知らず鑑賞。そうと知っていたら手に取らなかったかもしれないです。苦手なジャンル。評価もしづらい。 で、実際見てみるとなかなかどうして、素直に映画として面白い。重いテーマをライトに描き、コメディタッチに仕上げる手法。映画というエンターテイメントとして成り立っています。 その一方で描かれる多種多様な差別。道徳的価値観を問いかけるエピソード。この映画では、『差別する側』『差別される側』『中間で揺れ動く人々』が描かれています。現代の『いじめ』に構図がそっくりです。『人』はやさしいが『人々』は残酷である、という誰かの名言を思い出します。 そんななか、スキーターやシーリアのような差別意識のない人間がいることに、この映画が人間に込めている希望のようなものが感じられます。ただし辛らつなものの見方をすれば、彼女達、特にシーリアは白人でありながら黒人達と同じ差別される側の人間であり、マイノリティ。差別される理由が違うだけ。こうなると『人種差別』とは『いじめ』を国家レベルで正当化したものであり、本当に恐ろしいなと。これが発展すると戦争、虐殺へとつながっていくわけですね。それが人間の『業』であるならば、それを俯瞰して見ることができる映画という媒体は、『人種差別』『いじめ』『戦争』といったものを少しでも減らしていくことに、少しは役に立っているのかもしれません。 話が横道にそれちゃいましたが、それぞれのクライマックスについて感想を。 ミニーはヒリー夫妻という理想的な雇用主と出会います。スキーターは本を出版し、念願のジャーナリズムの世界へと足を一歩踏み出します。出版された本の印税は、協力者へ分配され、みんながハッピーで幸せな気持ちに。 その一方で、息子二人の学費のため盗みで捕まる家政婦。濡れ衣をきせられてエイビリーンがクビにされて終わるラスト。これを一つのハッピーエンドととらえることもできるかもしれません。ですが私には、希望を描きながらも根深い差別意識を痛感させるほろ苦いラストでしめくくられちゃったことに、なんとなくすっきりしない余韻が残っちゃいました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-10-06 17:24:01)(良:2票) 12.《ネタバレ》 良い映画だった。テーマはやや重いのかもしれないが、軽快にテンポよく映画は進んで、退屈しない。特にシーリアのキャラクターが良かった。ジョニーがヒリーではなくシーリアを選んだ理由が分かるような気がする。とても後味のいい作品。 【クロリン】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-03-08 20:56:43) 11.人種差別に加えて、家の中のことで、女性同士という環境設定が対立をはっきりさせている。 【noji】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-01-15 00:29:36) 10.《ネタバレ》 黒人差別が問題化され始めた頃のアメリカで黒人家政婦に取材をする新人作家が 怖がる黒人と打ち解けてインタビュー本を書き上げる話。 本題に入るまでがたるいけど入ってからはなかなか良い。感動作です。 【Dry-man】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-14 02:33:47) 9.《ネタバレ》 いい映画でした。ただ同じトイレを使うのも嫌うのに、黒人が作った料理を食べたり、大事な子供の世話を任せたりするのは平気なんですかね?不思議です。 【モリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-20 18:28:56) 8.《ネタバレ》 テーマ性がはっきりしていてとても観やすく、いい映画です。黒人差別をするのが常識として描かれているので、非常識な主人公、シーリアが輝いて見えます。 ところで、黒人に同じトイレを使わせないくらいなのに、子供とのスキンシップは普通にさせてしまうんですかね。 【Yu】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-05-20 17:18:01) 7.《ネタバレ》 ヒリーがこれ以上ないほど嫌な白人女として描かれる。 だからこそ、食べ物に汚物を入れるという復讐が正当化されるようにも感じる。 それが狙いだったろうけど、やっぱりこの方法は陰湿で卑劣だから引いてしまう。 もっと別の方法でやっつけて溜飲を下げてもらいたかった。 登場人物が少しステレオタイプの嫌いがあるため、もう一つ差別の深いところに切り込めていないような…。 その反面、差別をテーマにしながらどこかユーモアと軽さのようなものがあるので、この種の映画にありがちな重苦しさはない。 黒人メイドと白人の子供の親子のような絆にはホロッとさせられる。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-09-04 19:07:33)(良:1票) 6.《ネタバレ》 米国南部の人種差別のお話。時と場所を同じくする名作(と私が思っている)「ミシシッピ・バーニング」のような暴力沙汰はありません。描かれるのは黒人メイドと主人の関係。メイドたちをいたぶる主人の態度は、人種差別というより「イジメ」といった方がしっくり来ます。差別を現代的な問題にアレンジしている印象で、製作意図もその辺りにあったのだと思います。 境遇や立場が違う多くの登場人物たちが織り成すドラマの積み重ねで、根拠の無い悪意への対処が描かれます。差別意識のグラデーションが無理なく組み込まれ、それでいて常に前向きな姿勢が感じられる脚本が素晴らしい。エイビリーンとミニーを演じたお二人の泰然とした演技が、作品全体を力強く包んでいます。ピンボケなくらいに差別意識から開放されているグラマー姉さんの描写もかなりツボでした。「ゾンビランド」以来、エマ・ストーンのファンのつもりだったけど、あのヘアスタイルのおかげでエンドロールまで彼女だと気付かなかった。不覚(笑)。 ちなみに、イジメには毅然とした態度で臨むのが最良の対応だと思っています。チョコパイは強烈なスパイスになっていますが、あれだけは褒められた対応じゃないですね。陰湿な復讐です。自分が口にするところを想像して怖気が走りました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-08-14 18:14:06)(良:1票) 5.人種差別は許せない。でも、あの復讐も許せないよ…。それ以外は良い映画だと思います。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-08 22:06:58) 4.《ネタバレ》 激しい人種差別を受けても健気に働く黒人のヘルプに感心しました。色々な人生の教訓が語られていますが、最終的に高慢ちきな白人女の鼻をへし折るところが一番痛快で面白かったとは、自分のレベルの低さを痛感します。それとコンスタンティンが出て行くときの悲しげな表情には目頭が熱くなりました。いい映画だと思います。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2013-06-30 20:41:51) 3.《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。社会に根深く残る人種差別問題に対して黒人家政婦たちが必死の抵抗、“特製オゲレツパイ”。庭に敷き詰められた洋式便器にまたがって女の子が「チッチできた」に爆笑、映画史に残る珍場面かも。エンドロールでは頼もしく力強い黒人家政婦の背中をそっと押してます。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-18 23:42:53) 2.《ネタバレ》 丁寧に丁寧に作られた佳作です。そう思った上で、敢えてどうしても気になって仕方がない点があったので書いてしまいます。それはミニー(O・スペンサー)が、復讐のために作った「特製チョコレート・パイ」の事・・・。今まで数多く観た映画の中で、食べ物が出てくるシーンで長年私のトラウマになっているのは、「スタンド・バイ・ミー」での「チェリー・パイ」、奇しくも同じアメリカ南部「ディープサウス」を舞台した「フライド・グリーン・トマト」での「バーベキュー 」。この度新たにこの映画の一品、「チョコレート・パイ」がめでたく加わる事となりました(笑)たとえ原作がそうなってたとしても、もっと上手くアレンジする方法とかなかったんかなあ・・・とつい思ってしまったんですよね、あそこだけがもったいないなあと。ラストのラストで、実はアレ何も入ってなかったのよって、ミニーがぺロって舌出して笑って種明かしするとか。キャストのアンサンブルは非常に良かったです。オスカーに主要キャスト三人がノミネートされたのもうなずけます。ヒロインの成長もきちんと描かれているし、彼女のヘルプ(子守り)だった、コンスタンティンが辞めさせれた理由が明かされたエピソードでは、自分もホロリと涙を押さえる事ができませんでした。現実の厳しさを残した、ありきたりなメデタシメデタシな結末にしなかった点も評価できます。かえすがえすも、あのチョコパイの件がなあ・・・(←いい加減シツコイ)副題の「心がつなぐストーリー」。なんでもっと言いやすく「心をつなぐストーリー」にしなかったのかと思ったけど、映画を観たら納得。確かにこれは赤ん坊とヘルプ、黒人同士の、そして白人と黒人との「心」がつないでいくストーリーなんですよね。うん、この邦題も久々のヒット。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-04 23:05:59)(良:2票) 1.映画評のひとつに,女性が輝いている,というのがありました。主演や助演の女優達はもちろん,敵役の女性達もピカピカに輝き美しかった。子守される小さな女の子までもよかった。原作も良いのでしょうね。お薦めします。 【昭和26年生まれのtaka】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-31 17:53:01)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS