みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
4.見てスカッとするようなハリウッド的映画じゃない。けど、五感を失っていくというテーマに、何か深いメッセージがあるのでは?と考えてしまう、そんな映画です。 私達はモノを直接知ることが出来ません。五感を通じて認識するわけですが、それが失われたら(しかも1つづつ)人間はどうなるのか?やっぱり哲学的な映画なのかもしれません。 【amicky】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-05 09:23:17) 3.五感を一つずつ失っていくという設定は、下手なホラーよりも遥かに恐ろしい。ツッコミどころはあるけれども、もしもこんなことが現実に起こったならば、きっとこんな風に帰着するんだろうなと思わせる展開でした。諦めと希望が伝わってくる良作でした。パンデミックを楽しむ映画ではなく、哲学的な深読みを味わう映画だと思います。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-01-21 11:29:09) 2.《ネタバレ》 視覚を失ったらどうなるかが描かれないまま終わることを、なぜこうも批判されなくてはならないのか??まったく理解できない。 劇中の人々は感覚機能を失うごとに、残された感覚器官を洗練させ、想像力を豊かにし、状況を立て直す努力をしてきた。そのように、我々も残された触覚をもって人々はどうなっていくか?をより想像力をとぎすませて、考える楽しみを味あわないでどうするのか? 私はこの映画を見て、ヘレン・ケラーを思い出した。視覚と聴力という重要な機能を失っていた彼女は、しゃべることもできずにいたが、サリバン先生の誠実で根気強い指導によって、”指文字”で対話ができるようになったという。 劇中で病気にかかった人々には、まだ触覚が残されている。ここでネガティブ思考の観客は「あーこの後にいよいよ触覚も失われて、完全に人々は孤立して死んでいくしかないんだな」と思うだろう。 しかしポジティブ思考な観客ならば 「触覚でお互いの特徴を感じながら、相手を特定したり、なんとかやっていこうとするのではないか?」 「罹患していない人々のネットワークが出来てきて、罹患した人々を助けるシステムがいずれ構築されるのではないか?」 「劇中でロシアに病気にかかっておらう抗体を作れる可能性がある人がいたという伏線があったので、彼らから抗体が作られて、いずれ病は治まるのではないか?」 と思うだろう。そして 「大切なもの一度失うことで、当り前に思えたものの大切さを感じられる人々が増え、お互いにもっと優しくしあえる世界になるかもしれない」 なんてワールドワイドにラブ&ピースみたいな壮大なイメージを描くこともできるだろう。 最後に残された触角だけは失われないと私は思っている。なぜなら、人々が感覚機能を失う直前に、さまざまな感情の爆発が起きるが、その感情の種類”喜怒哀楽”すべてをもう済ませたから。 触覚を失うとして、その直前にどんな感情の爆発を起こすのだろう?と思えば、答えが見つからない。だから、触覚はそのまま人間に残されるのだと思う。「シンデレラ」で、12時過ぎたら全部魔法がとけるのに、なぜか未来の”希望”となるガラスの靴だけは魔法がとけずに残されたように。 劇中で人々は何があっても希望を捨てなかったように、シンプルでベタなメッセージではあるが、この映画のテーマは”希望”。そう結論づけられるかもしれない。 そして、エバ・グリーンはあんなにギスギスに痩せてるのに、おっぱいだけはボリューミーな美乳だなんて女の私から見てほんとにズルい、とも結論づけられるかもしれない。 【フィンセント】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-12 18:38:13) 1.《ネタバレ》 良いセンスで撮られた怪作、快作。人間が感覚を失っても、代替器官で何とか理解しようと努める姿が頼もしいし、哀しい。聴覚を無くして、振動で音をつなぐ姿がなんともいえない。最後、視覚を失って以降は、映画にするには非常に難しいだろう。それを伝えることができる監督がいるだろうか。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-03 23:06:27)
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