みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
14.フランクリン・J・シャフナーは「猿の惑星」、「パットン大戦車軍団」、「パピヨン」は見たことがありましたが、本作はレンタル店にも動画サイトにもなかったので見たことありませんでした。 最近TSUTAYAレンタルでたまたま見つけたので見ました。 タイトルは「浦安鉄筋家族」の単行本に収録されていた作品に引用されていたので有名な作品なんだろうと思っていました。 タイトルだけでいつも「未来世紀ブラジル」と混同していた作品です。 実際見てみたら割かしちゃんとしていて「ナチス」とか「クローン」とか、当時としては斬新な内容だったんじゃないかと思います。 確かルパンの最初の映画版と並んでクローンを題材にした代表的な作品…と書いてあった気がします。 キャスティングは年老いたグレゴリー・ペックとローレンス・オリヴィエと大御所。 バットマンの執事役で有名なマイケル・ガフ(この時点でもうジジイ)、ヴィム・ヴェンダースの映画に出てたブルーノ・ガンツと地味に知ってる人が出ています。 ま~、「ナチス」と「クローン」を題材にすれば、やっぱりそれなりに面白いです。 しかし、フランクリン・J・シャフナーの作品は先に挙げた作品も含め、質が高く、斬新だったり、題材から着眼点が面白かったりするんですが、僕の中では良くも悪くも7点なんです。 個人的に作風的にはもっと高い点数を付けたい気もするんですが、客観的に評価するとやっぱり7点です。 ま~客観的にといっても評価しているのは私なので結局は主観的ではありますが… 【映画の夢】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-12-03 23:44:10) 13.《ネタバレ》 なかなか面白かったですね〜。 メンゲレ博士がヒトラー復活のために複製を何十人も作るという。 70年代ですでにクローン話を持ってくる斬新さ、ナチスというヒストリーとSFの噛み合わせ、 そしてまた終盤の展開や終わり方なんかはホラー的ですらある。 いろんな要素の組み合わせで、一つの映画としてとても面白く見ることが出来ました。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-04 18:15:44) 12.《ネタバレ》 秘密の会合でメンバーに伝えられたのは、リストアップされた65才くらいの公務員の男たち94人を暗殺する指令。 どういう目的があるのか見当がつかないので、サスペンスとしてまず興味を惹かれる。 こうした不可思議な謎を提示する場合、無理のあるこじつけのような納得できないネタバラシになることもしばしばあるけれど、これは十分納得できた。 確かに遺伝子をコピーしても、同じ環境にしないと、同じような人間に育つ確率は低くなる。 恐るべき男のクローン少年たちを、まだ罪を犯してもいないのに抹殺することなどできない。 でも、ラストで少年の垣間見せた残虐性が、将来恐ろしい事態になることを示唆して余韻が残る。 【飛鳥】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-10 20:19:56) 11.《ネタバレ》 クローン・ネタってのも今となってはすっかり手垢がついてしまった感もありますが、それでもなお本作が魅力を保っているのは、謎の提示のうまさですね。最初の方で、犯人一味の正体も明かされるし、彼らの計画も明かされる。だけど、何のための計画なのか、ってのが謎になってて、それが徐々に明らかさにされていく。で、その明かされる謎というのが、正直、「んなアホな」と言いたくなるような、荒唐無稽なものなんですが、「荒唐無稽な事件の裏を、実は一本の荒唐無稽な理屈が貫いていた」というところに狂気、残酷さ、恐怖、といったものを感じさせるワケで。 ま、バカミスの嚆矢とでも言いますかね。 ほとんどセリフの無い冒頭シーンの緊迫感。何やらよくワカランうちに唐突に発生する殺人事件。厚化粧ですっかり誰だかわからなくなってるグレゴリー・ペックの不気味さ。一方の探偵役、ローレンス・オリヴィエの、いかにも頼りない感じと好対照です。まあ、クライマックスがジジイの取っ組み合い、ってのがいささか盛り上がりに欠けるところではありますが。 ジェリー・ゴールドスミスの音楽、ここでも器用なところを見せて、しばしばドイツ音楽を想起させるようなスコアを披露しています。メインのテーマはワルツ風ですが、リヒャルト・シュトラウスばりの濃厚なオーケストレーション。また中盤ではワーグナーのパロディ?みたいな音楽も聴かせてくれます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-09-03 21:16:46) 10.何度めかの鑑賞。 オチが分かっていて見るのと多少魅力は下がるが、初見を考えると評価できる作品か。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-19 16:43:55) 9.《ネタバレ》 これはスゴイ。なんといっても謎が謎を呼ぶ展開の影にある壮大な計画の存在がいいですね、よく考えられていてますホント(まぁちと雑な感は否めませんがw)。そして、意表を突くキャスティングもまた良い。あのグレゴリー・ペックがこういう役をやるとはね~まさに怪演。やっぱりいい人のイメージがあるから、そのギャップがまたよいスパイスになってます。 ちなみに、この映画がスタートして最初10分ぐらい?殆んどセリフらしいセリフが発せられませんね。一瞬なにか機械が壊れたかと思いました(苦笑) 。なかなかでゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-04-11 07:41:01) 8.《ネタバレ》 ストーリーの構成要素が豊富です。再興を目論む元ナチス、世間から忘却された反ナチス活動家、同じ顔を持つ少年たち、父親を殺す謎、人体実験、当時としては新しかったクローニング、etc。それがら上手にサスペンスとして纏まっています。現代のサスペンスに比して映像的には地味だけど、それが却って上質を醸していました。 3~5%。ヒトラーのクローンにヒトラーと同じ生い立ちを与えた場合に、ヒトラーと同じ人格が形成されるパーセンテージです。2~30人に一人がヒトラーになるってことですね。なんとも大味な計画でした。徹底的にナチスを憎んでいるリーベルマンが少年を生かそうと思ったのは、そんな不明瞭な成功率を元に人を殺すことへ疑念です。さらに、たとえ少年にヒトラーの人格が宿ったとしても少年から未来を奪う正当性への懐疑だった思います。突飛とも云える設定の基底に人間性を感じさせる秀作です。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-16 03:36:52)(良:2票) 7.《ネタバレ》 ○カルト映画としては個人的に金字塔的作品だな。○多少の中だるみこそあるが、次々と明らかになる事実に驚かされる。ラストシーンのインパクトもかなり大きい。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-11 21:44:50) 6.《ネタバレ》 30年経ってちょっと時代背景がもう違うので、感慨も違う。聞いたことのあるメンゲレやナチス追跡隊の題材が嬉しい。ちょっとテンポの悪さもあるけど、これも時代か。やっぱり演技がいいよねえ。メンゲレリーベルマンそして子役ヒトラーコピー。うまく人物の特徴を演じている。メンゲレの偏執的な、リーベルマンの知的さ、ヒトラーコピーのヒトラーらしさ。ちょっと感心した。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-11-07 12:29:41) 5.オリヴィエとペック、2人の名優が顔を揃えながらも未公開に終わっている作品です。 やはり製作当時、その内容が問題視されたのでしょうか。 敢えて地味な作風となっていますが、 その分ナチ・ハンターと元ナチスの狂気の科学者を演じるオリヴィエとペック、 名優2人の存在感が引き立っており見応えのある作品となっています。 中でも見どころは大熱演を見せる、悪役が似合わないペックの怪演でしょう。 一方オリヴィエは「マラソンマン」では本作とは逆の元ナチスの博士という役で実に不気味な雰囲気を醸し出していました。 オリヴィエとペック、このキャストが入れ替わっていたらどんな作品になっていたでしょうか? それも見てみたかった気がします。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-10-18 15:36:33) 4.《ネタバレ》 派手さにはやや欠けるものの、おもしろいサスペンスでした。本当にキャストが豪華ですね。堪能できます。実際のメンゲレがいたブラジルの村で「金髪・青い目の双子」が不自然に多く産まれたミステリーは知っていたので、こういう流れとは気付かなかったなぁ。まったく別ものとして観るべきですね。でも面白かった。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-17 20:41:49) 3.製作年を考えれば、相当に傑出したサスペンスだったのでは、と思います。ただ、扱っているテーマの内容に対し、演出が淡々としすぎているのではとも感じました。世に出るのが早すぎた作品かもしれません。リメイクしてほしいとまでは思いませんが。 【K】さん 7点(2005-03-01 23:20:28) 2.ナチがらみのクローン物。当時としては新鮮だった。面白い映画だったが、内容を忘れてきているので近じかまた観てみたい。 【phantom】さん 7点(2003-06-05 21:13:47) 1. 日本で未公開に終わったのが不思議なほど面白い。確かにレヴィンの原作の秀逸さに負う所大だが、ペックがこんな汚れ役を演じているのも珍しく、正に隠れた逸品。ただ、フランクリン・J・シャフナーの演出が例によってチト雑なのが難点ではある。 【へちょちょ】さん 7点(2002-12-26 01:35:03)(良:2票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS