みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 不合理な部分が多い事に困惑します。何故銃器が存在しない?筏で寝るってオカシクない?鷹(鷲)の恩返しって正気ですか?細かい点では、宇宙船の座席が気になりました。ワープ機能まで装備しているハイテクマシンなのに、高速バスより座り心地が悪そうです。これらを単なる“設定の粗”で片付けてよいのでしょうか。意図したミステークに思えて仕方ありません。矛盾を解消する解釈は一つだけ思いつきます。それは“夢オチ”。それも主人公キタイではなく、二世俳優ジェイデン・スミスの。偉大なる存在、父ウィル・スミスのプレッシャーから、息子がこのような悪夢をみたのであれば合点がいきます。メタ・ファンタジー。ですから近い将来、ジェイデンの寝起きシーンがラストに挿入された【完全版】が公開されると予言しておきます。ただし【完全版】で物語に整合性が与えられても、感動には繋がりません。そりゃそうです。夢の中でどんなに活躍しても、手柄にはなりませんから。真の意味での【完全版】はジェイデン・スミスが父の庇護を離れて大成することで完成すると考えます。それは俳優として成功すること?いいえ違います。キタイは最後、レンジャーの才能を捨て、母と一緒に働くと口にしました。父と同じ道は歩まないという意味です。果てさて、ジェイデン・スミスの将来はどうなるのでしょうか。俄然楽しみになってきました。こう捉えてみると、どんなSF超大作よりロマンがある作品なのかもしれません。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-21 18:58:47) 5.《ネタバレ》 子が父を越える成長の物語かと思ったら、まさかのいつも通りのシャマラン映画。親離れ子離れできないスミス親子が主演じゃ、通過儀礼はありえないよね。シャマランの「過去にとらわれた」といういつものテーマが「ある!」という視点で作品を観ると、迷走を続けるシャマランに「がんばれー!」という気になれ、微笑ましく観れた。シャマランらしくてとっても良かった。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-08-25 06:52:57)(良:1票) 4.《ネタバレ》 巷では金の掛かった親馬鹿映画と酷評されている様だが、私は楽しめた。 ストーリー自体は残念ながら斬新なものでは無く、少年の冒険譚を壮大な映像で盛り上げる娯楽作品としては手堅い類のもの。 「ベスト・キッド」ではまだガキんちょの風貌だったジェイデン・スミスは『子役で成功した俳優は大成しない』というハリウッドの呪縛を意識しているであろう両親や周囲のスタッフからかなり厳しく教育されている様で、成長した顔付きも手伝い将来のハリウッド映画で父親並みに主役を張れる素質は充分に有りと思えた。 ウィル・スミスは今回浮付いた演技は一切無く、父親の威厳と貫禄が充分に感じられる抑えた演技で作品をキッチリと締めている。 終盤の息子に敬礼するシーンはかなり感動できた。 一方、残念だったのは未来の地球の描写。 人類と言う邪魔者が居なくなった地球で進化・繁栄を極めているであろう未来の生物達を大画面でもっと活躍させて欲しかった。 主役と大きく絡むのが未来の猿・鷲・虎・蛭(笑)の4種類だけと言うのは少々寂しい。 そして一番驚いたのが、本作の監督が「あの」M・ナイト・シャラマンだったという事。 実はエンドクレジットを観るまでその事を知らず、誇張抜きで椅子からずり落ちてしまった。 普通の演出を覚えたのか、それともスミス夫妻の監視の目が厳しかったのか、 真相は知る由も無いが、普通に作品を監督し切れている所が望外の驚きだった。 最後に、大鷲が主人公を助けた理由に関する私の解釈だが、大鷲は自分の巣の中で雛達を守り戦った主人公に実は感謝していたのでは無いか? と私は思う。 (蛇足 レニクラの娘さんメチャ綺麗です。) 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-07-01 18:58:54) 3.M・ナイト・シャマラン監督作にはいつもがっかりさせられてるのに新作が出るとついつい観に行ってしまう。どうせまた小難しい設定で煙に巻いたり、どんでん返しがあったり、重要なシーンでシャマラン自身がカメオ出演したりするんだろう・・・等とタカに括っていたら、意外や意外普通に楽しめるSFエンターテインメント超大作に仕上がっていました。どおりで予告等でもシャマランの名前を前面に出していないわけだ。いい意味で期待を裏切られました。 【ヴレア】さん [映画館(吹替)] 7点(2013-06-24 21:26:29) 2.《ネタバレ》 これは…SF映画でもアクション超大作でもなくって、ただのスミス家の思い出作りね! 完全にパニクっちゃってお猿さんに石投げるわ、アホみたいに走りまくるわの息子(ラッキィ池田にクリソツ!)にアタシはイラッ…いくらなんでもちょっと気が小さすぎじゃない?アンタ、もうちょっとしっかりしなさいよ!ってなもんで。 しかも!後半はパパ復活→息子救出に駆けつけて二人で力を合わせてクライマックス!みたいな展開なのかと思いきや、案外アッサリ息子も悟りの境地に達しちゃって、まさかコレで終わり!?みたいな。 ウィルったら結局ずっと横になってただけよね?? だけど…子供がある程度成長したら親ができるのはただただ見守ることだけ、いくら危なっかしいと思っても横から手出しはできない、子供を信じるしかないんだってことを意図してのストーリーだったとしたら…まあそれはそれでアリかなと。 この地球、全然まだ住めそうじゃない?とか、恐怖のみを感じとって攻撃してくる敵って…ずいぶん都合いいわねー!とかいろいろツッコミつつも、よその家の思い出作り映画を延々見せられた割にけっこう楽しんだアタシ…ジェイデンくん!いいオトコになってねー(完全に親戚のオバチャン目線ね、ホホ)。 【梅桃】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-22 20:33:56)(良:2票) 1.《ネタバレ》 『宇宙船が事故り運悪く人が住めなくなった地球に不時着、怪我した父親の代わりに息子が、救難信号発信機を取りに行く』的なアクションゲームの様な構成で、テンポ良さや原生動物や毒、自然の脅威、脱走した宇宙怪獣と言った様々なアクシデントも合わさり飽きずに最後まで楽しめた。 父親は意外と息子想いで、息子も反発こそするが、父親に認めてもらいたいのと過去の後悔からきており、二人とも予告よりも好感が持てた。 特に良かったのは、本作のテーマである『親子の絆』と『恐怖』に対する演出。 『絆』は細かい演出に加え、二人の通信状況を変化させる(序盤は会話可能、中盤通信途絶、終盤会話不可だが父親は息子の姿を見る事は出来る)事により、少年の成長を実感しやすくしている。 『恐怖』も少年のトラウマや未知の惑星、恐怖を感じ襲ってくる敵と多くのギミックが用意され、父親との会話(『危険』は存在するが『恐怖』は自分の中にしか存在せず現実には存在しない)や、恐怖の対象に命を助けられたり克服できる準備が施されている。 所々現れるいろんな『家族』。自分が昔命を救った部下にされた感謝の行動を、自分命を救ってくれた息子に同じようにする。終盤の恐怖を克服する演出が父親とは対照的にすることで、決して彼が英雄の息子で彼と同じ方法で恐怖を克服したわけではないと言う柔らかな『差別化』等々細かいながらも繊細かつ丁寧な演出が随所に見られた。 大鷲や目が見えないのに器用過ぎる宇宙怪獣等気になる点もあったが、それらもしっかり演出として機能しているので、結果的に多くがプラスマイナスプラスに働いている。 総評 真新しい設定や謎は無く毛色も違うが、上述した細かい演出やテーマを扱いつつサバイバル系エンタメ作品としても及第点は越えており、シャマラン作品の中では第6感に次ぐお面白さだった。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-06-22 12:40:29)(良:1票)
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