みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
12.迫力ある脚本に固唾を飲んで画面に見入ってしまった。俳優陣も素晴らしい演技で文句のつけようがない。と思っていたのだが話か進むにつれてどんどん現実離れして荒唐無稽になってしまい、なんだかつまらなくなってきた。とりあえずオチはついたように見えるが最後のカタルシスもなく残念な終わり方。三池監督は素晴らしいテクニシャンだと思うがテーマの設定と追及に自分の哲学が無いのが作品を薄っぺらくさせてしまっているように思う。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-25 17:59:57) 11.三池監督、真面目に作られた作品かと思いました。ストーリーにリアリティさを求めなければ、楽しく見れる作品です。藤原竜也だけは リアリティを感じた。ヤバいなこの人は・・・(蜷川翁の組織、帝愛グループぐらいの規模あるんだから、探し出して、もっと苦しめる復讐できたろうに。体を張った賭博とか) 【代書屋】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-06-30 21:50:34) 10.《ネタバレ》 藤原竜也さんが藤原竜也さんの役を演じています。けなしているわけではなく、彼ほど現時点でクズ役を見事に演じ切る俳優さんは他に思い浮かびません。まさにはまり役でしょう。それにしても命を投げ出して職務を全うする職業に就いている方々はすごいなと思います。自分やったら、間違いなく、「命>>>>>>>>>>>>>仕事」ですし。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2019-10-31 19:12:03)(良:1票) 9.《ネタバレ》 「彼にだってこんないいところがある、あるいは事情がある」みたいなドラマなんかによく見られる安っぽさを完全に排除して、清丸を完全な屑として描写している点には好感が持てました。ただ逆に蜷川に落ち度がいくつかあって感情移入しづらくなってるのは残念。「第三者に何らかの害を与えた場合は、無効」くらいの条件をつけてほしかったな。 映画としては、まあ冷静に考えれば皆さんのおっしゃるような突っ込みどころはありますが、誰が情報をもらしているか等、なかなか先が読みづらい点があって楽しめました。 ただ、清丸を殺していい理由はいくつもいくつも提示される中、殺していけない理由が少しも提示されなかったのがかえっていいなと思ってたら最後の最後で「死んだ〇○ちゃんも望んでない」なんて手垢がつきまくった恐山のイタコまがいの台詞が出てしまったのは少し残念です 【rhforever】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-06-17 10:35:42) 8.《ネタバレ》 素材が藁ではどんなに束になろうとも、楯の役目は果たせません。ではなぜ精鋭の警官隊が藁に成り下がってしまったのでしょうか。10億円の懸賞金が原因?それも一因。しかし大多数の善良な警官が金に転ぶワケがありません。最大の要因は警護対象者。万人が認める鬼畜。壊れた人間。自分自身の良心に対する言い訳は十分でしょう。そんなクズに命を懸けられる人間は、それだけで尊敬に値します。藁の中の鋼鉄の芯。無念にも、ある者は折られ、ある者は深く傷つきましたが、見事楯の役目を果たして見せました。何という矜持。プロフェッショナルの凄みを見せつけられました。さて、批判集中のリアリティの無さについて。私も正直、監督の正気を疑いました。大沢以外のSPが防弾チョッキを付けていないなんて有り得ませんもの。しかし批判を受けるのは三池監督だって承知のはず。きっと監督はリアリティよりも死に際のドラマを優先させたのだと思います(ヘッドショットだと即死ですからね)。この決断力!流石エンターテイメント馬鹿!娯楽の意味をはき違えている可能性も否定できませんが、いずれにしても徹底しているのは素晴らしいです。私は1周回って、アリだと思いました。個人的には清丸の量刑は無期懲役、いっそ大沢は最期死んで欲しかったと思います。中途半端なカタルシスより、腸が煮えくり返る感情も快感の一種と考えます。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 7点(2014-06-06 21:29:06) 7.《ネタバレ》 ディティールが粗い。これは鑑賞した人ほぼ全てが感じる事だろうと思います。そもそも冒頭で一番最初に清丸(=藤原竜也さん)を殺そうとした人からして、雑の一言にすぎる。なんでわざわざ凶器を本人に見せてから襲うのか。不意打ちでいいじゃんね。あの時点ではずいぶん信用されてたみたいだし、食い物に毒でも睡眠薬でも盛ればいい。本気で殺そうとしたんならもっと違うんじゃないかと、結局最後までそういうリアルさに弱い映画だという印象は変わりませんでしたね。 しかし内容は興味深いテーマを扱い、深く考えさせられました。 本当に人間の屑と言っていいような男に対して、そんな人間を守るべきなのか、守る価値はあるのか、殺してもいいんじゃないか、もし自分の家族が同じ目に遭ったら・・・など次々と思考が止まりません。そういう意味では『さまよう刃』と通ずるところがあるかもしれません。 ただやはり、銘苅さん(=大沢たかおさん)も言っていましたが、上記のような理屈は全て、次ぐ言葉にカネが絡んでしまうと途端に弱くなりますね。清丸の屑さは確かに筋金入りの酷いものですが、それが動機だから殺すんですっって言うならじゃあ懸賞金とかの話が出る前に実行しろよ、と。10億って言われてから動き出す人間に大義名分を掲げられても説得力はない。そういう意味では、 「チッ、懸賞金なんてなければここで撃ってやったのに」という白岩さん(=松島菜々子さん)のセリフはグッときますね。 本当に清丸が最低のキャラなので、良い映画ですが後味は最悪の映画の部類に入ります。個人的にこの映画を総評するなら、 『SWAT』+『さまよう刃』+『ファニーゲーム』ってところでしょうか。 あ、あと資産家の蜷川が作った「清丸サイト」の中身が、いいおっさんが何だか中二病みたいなサイトでメッセージ発信してるのが何だか嫌でした。 【TANTO】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-12-26 15:32:17) 6.《ネタバレ》 あと少しのところでエンターテイメント作品になってしまった気がする。でもそんなことは関係ない!いや~、面白かったなぁ! 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-06 01:54:24) 5.《ネタバレ》 現実の凶悪犯罪事件(特に幼少児に対する犯罪)には、自分とは直接関係がなくとも、激しい憎悪の気持ちがわく。ネットの掲示板などでも、凶悪犯(特に幼少児に対するそれ)には、過激な刑罰を求める書き込みが目立つ。 一方、人には公正な裁判を受ける権利がある。それによらなければ、いかなる罰をも受けないというのが、法治国家の国民の人権である。当然、それまでの身の安全を確保しなければならない。 それらが激しく衝突するとどうなるか?という物語。まぁ言ってしまえば、西部劇の昔から連綿と続くテーマ。今回は、その憎しみが一旦お金に変換されて、さらに大勢の人が被疑者を追い詰める。誰も信用出来ない、絶体絶命のサスペンスである。 見ている者としては、これは犯人を守る仕事ではなくて、日本の法治システムを守る仕事なのだと判ってはいるが、だんだんとこの犯人に憎しみを抱いている自分を発見して、戸惑う。それほど犯人のクズっぷりが見事な演技だったといえるが、それこそが制作側の思う壺という、手強い仕組みになっている。 最後に刑事が憎しみの主に諭す言葉が、ありきたりで内容的にも納得できず、ガッカリ感が拭えない。というより、それも計算で、後の判決後の犯人の一言で、更に観るものの憎しみを増すように出来ている。 最後まで消えないこの憎しみの力を前に、立ちはだかるのは「藁の楯」だ。多分、蟷螂の斧と同じような意味の「守る版」だと思うが、非力で虚しい楯である。もちろん守っているのは、我々を守るはずの法治システムでそこを突く憎しみの元も我々であるから、実に矛と盾の話になってくる。 実に悩ましい話である。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-24 18:12:43) 4.《ネタバレ》 「清丸の様な人間を守る価値はあるのか?」この映画は数ある可能性の1つを示し、明確にその『答え』を出している。銘苅が選ばれた理由、私情や感情に流されず、体を張って職務を全うする男だからだ。凄惨な過去を引きずりながらも、それでも生きていく決意を固め、対象者を守るのは己に課した信念の為。その彼が結局は、「5人の中で一番お前を殺したかったのはこの俺だ!」と本音をブチまけている。賞金が懸かっていなかったら直ぐにでも殺していたであろう白岩、被害者の姿を見ていて、最初から感情が高ぶっていた神箸、一番まともだったのは、最年配の関谷だろうが、はたしてその感情が『まとも』だとも言えるのか?「清丸が出所して、新たな被害者が出たらその子に何と詫びる?」という奥村の台詞が的確、かつ印象的な反面、まだ起こってもいない『可能性』でしかない事を論じるのは言い出したらきりがない。そして銘苅に「言い訳でしかない。」と言われた後の岸谷五朗の、「こいつには何を言っても駄目だ…。」という演技が非常に印象的だった。ラストシーンの清丸の台詞を聞いて、やはり殺しておけばよかったんだ、という人がどれだけいるだろう?中盤、包丁で少女を脅す男を説得する関谷は、少女の命の危険を察して男を射殺してしまう。果たしてこの判断が良いのか悪いのかは、分からない。この一連の騒動の発端は人間が始めたのだ。良くも悪くも人間のする事。こういう人間の心理の一端を観れる映画としては、エンタメも入っていて単純で小難しくないので十分楽しめる内容だと思います。 【miki】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-09-24 11:39:15) 3.「こんなやつ守る価値あんのか」という問答の多さは辟易もするが、藤原竜也のどうしようもない人間(クズ)っぷりが見事で、感情を逆立てられることこの上なし。エンドまで一貫してクズだったので、ある意味わだかまりなく見終えられた。各緊迫シーンはなかなかのものだが、人の生死はなんだかあっけないように感じた。逆にリアル?でも映画だしなー。 【元祖】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-29 00:34:11) 2.《ネタバレ》 藤原竜也の醜悪な演技にヤラれました。 この映画のストーリーは簡単に要約してしまうと「極悪人であっても法の下に平等に扱うべきかどうか」ということだと思います。この作品は二つの解を提示する。 一つは主人公が選んだ"どんな人間も法を無視して殺されるべきでない"というもの。ましてや賞金を得るために人を殺すなんてとんでもない。 もう一つは劇中の誰もが話すように"更生が絶望的な社会のクズは法に関係なく排除すべし"というもの。この感覚を観客が共有するには清丸が更生不可で社会に害しか及ぼさない完全な悪である必要がありますが、藤原竜也は少々やり過ぎな感もありましたが、その役柄に求められるキャラクターを見事に演じ切っていたと思います。 私も主人公の最後の決断を支持したい一方で、清丸の様な人間なんて問答無用に殺してしまえばいいと思ってしまったので、まんまと三池監督の掌の上で転がされてしまっていたんだと思います。 この清丸のキャラクターの描き方は秀逸で、母親の死を知り泣き崩れる姿を見て、「ああ、やはり生まれついての悪人はいないんだな。だから更生も可能な筈だ」と思わせておいて、松嶋菜々子演じる白岩の殺害(殺した理由がオバさん臭いというのも嫌悪感を増大させる)、死刑判決時の「どうせ死ぬんならもっとやれば良かった」という発言により、観客をとことんアンビヴァレントな状況に追い込んでいく。この辺りの脚本は素晴らしいです。 それから『十三人の刺客』の稲垣五郎、『悪の教典』の伊藤英明に続いて、いつも基本的に良い人しか演じない大沢たかおのイメージを逆手にとったキャスティングも見事でした。 少し気になってしまったのは役者さんがややオーバーアクト気味だったこと。芝居がかり過ぎているというか、Vシネ時代の三池監督の作品を見ているようでした。具体例をあげるなら岸谷五朗の「無い!絶対に無い!断じて無い!!」っていう台詞とかね。まあ気になって程度ですが。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-06 23:41:02)(良:2票) 1.テーマは面白そうだけど、でも日テレ・・・。どんなもんかなぁと思ってましたが、面白かったです。娯楽映画として、十分に合格点です。 もちろん、トレーラーの炎上シーンなんかは、ハリウッドで作ったほうが迫力はあるのでしょうが、十分に見応えのある(2時間退屈させない)ものでした。 松島奈々子のSP役が、なんかちょっとSPシリーズの真木ようことかぶってみえたところと、華がほしいのはわかるけど、そもそも護送メンバーに女性が入る意味がちょっと弱かったところが減点。 【なつこ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-05-03 23:02:14)
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