みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 クラッシュ,スリーデイズのポール・ハギスに惹かれて見ました。 描き方が斬新で。幾つものストーリーが繋がりそうで繋がらない。最後は点が線になりました。 愛を求める旅であるが、プロセスは人ぞれぞれ。愛は絶望と隣り合わせ。じわりじわりとくる深い大人な作品。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-20 23:47:05) 8.《ネタバレ》 私の中で映画鑑賞は、映画鑑賞後にWikipediaでキャストについて調べたり、登場人物が実在するならその人物を調べたり、映画のわからなかったところの意味を調べたり、様々な人の感想や考察をこちらのサイトなどで調べたりするところまで含めて楽しいものなのです。 こちらの映画では、映画鑑賞後にいろんな人の考察を見るのがすごく楽しかった(^-^) 私は単純でバカなので、こちらの映画をみおえた時に全てを理解できませんでした。しかし、考察等をみるうちに「そういうことだったのか!」が連発!時間差で鳥肌です! この映画作った人すごい!こういう後で考えていろいろ分かる映画すきです!多面性のある映画!すごい! (何気にドラマo.cでバーテン役だった彼女が本作では重要な役で出てるのも嬉しかった) 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-08-13 11:06:09) 7.《ネタバレ》 繋がりそうで繋がらないという群像劇でした。 パリ、ローマ、NYと3組の男女、マリア・ベロとミラ・クニスは繋がってたんですが、なぜかパリとNYのホテルが混ぜこぜで、共通するのは幼い子ども、子どもに面会させてもらえない母親、父親の過失によって子どもを亡くした母親っていうのが浮かび上がってくるわけです。 メモ用紙と白バラも果たして現実なのか。。。突き詰めるとパリでの男女二人の出来事もどこからどこまで現実なのかわからなくなる。確実に間違いなく信用できるのはPCで文字入力しているリーアム・ニーソンとキム・ベイシンガーだけになってしまいました。ラスト近くの電話の会話で「数か月前に捨てられた」と言ってるし。 作家の新作小説を映像として見てたとはっきり気付いたのはそれぞれ順番にフェードアウトし始めた時で 「あーやられたー」と。それぞれのパートは手抜き感はないし、なかなか面白く観られました。 「WATCH ME」は息子の最期の言葉でマイケルの耳にずっと残ってるんですね。 もう一度、検証のために観てみよかなとは思わないんだなぁ。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-15 19:19:14) 6.《ネタバレ》 最後で全てが繋がる群像劇だと信じ切って観ていたので終盤は疑問符ばかり。インフルエンザの朦朧とした頭で観賞してたからと言い訳しながらも、他の2話はリーアムの創作だったなんて鑑賞後ネットで調べて分かったです。。。健康体に戻ったら、いつか復習します。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-12-30 09:06:47) 5.《ネタバレ》 「クラッシュ」と同じポール・ハギス監督作ですが、どちらにも共通して「人を許すということ」について描かれていると思いました。深いテーマで少し重いのですが、好きな映画でした。 英語を勉強中でもあり、言葉に注目しながら見ていました。最初から原題は「三人称」の意味であり、小説家は三人称で話を書いている、と見なしていたため、人間関係の設定に気がつきました。もしかすると、英語圏の人のほうが理解しやすい映画なのかもしれません。 最後の方で、リーアム・ニーソンが、白の色についてタイピングしています。「自分につく嘘の色も白だ」というような一文があったと思うのですが、白い嘘=white lie には「罪のない嘘」や「妥当な理由のある嘘」の意味があります。主人公の罪の意識と創作活動をつなげるキーワードでもあると思いました。 【あきさん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-19 23:31:38) 4.《ネタバレ》 とても雰囲気の良い、というか映像や音楽やセリフが静かに上手く調和しているような映画。 そして、謎が終盤で解けてきて、最後のシーンで気が付かされる。でも、かなり冷静に考えないと現実と創造の世界の切れ目が判断しにくいところもある。 とてもセンスが良い作品だとは思うが、もっと大胆な分かりやすさも期待したいし、ちょっと難しい。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-06 00:48:00) 3.《ネタバレ》 なかなか面白かった。 これを見た人からは難解という言葉を良く聞くが、デビット・リンチに比べれば全然分かりやすい映画だったと思う。 冒頭のタイプを打つニーアムのシーンでwatch meではじまり、同じ場所のニーアムがwatch meで振り返るというところから、この全ての話が、ニーアムの創作ということが読み取れる。 フランス、ローマ、NYの3つの話が、だんだん場所はどこ?という疑問を感じる場面が多々あり混乱を招くが、結局は全てが造作という夢オチの内容だとすると納得がいく。 このオチに賛否が分かれるところだと思うが、それでも、親子の悩みを抱える3つのストーリーはそれぞれ独立していて、とりあえずちゃんと完結しているので、夢オチに納得できない人でも、満足感は得られる作りになっていると思う。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2016-02-04 18:36:07) 2.《ネタバレ》 複雑に絡み合った難解なストーリーでした。 私はモノフェチですので、登場したモノについて・・・ iPhoneやMacBook Pro iPadなどアップル製品たくさん登場は楽しかったです ピューリツァー賞受賞作家は、Mac好きなのでしょうか?私も好きです。 ジプシー女性が乗る、チンクチェントがどんどんアップグレードしてましたね。 濃紺モデルがお気に入りです。またイタリア悪男の乗るモトグッチ(多分)やベレッタにドッキリ。 バー・アミリカーノでの、冷えたレモンチェッロも美味しそうでした。ぬるいビエラはご勘弁。 フロントのお姉さんがヌード監視カメラを観てニアケてる場面や、フランコ嫁さんのスレンダーな脚、 個人的にはバンドーム広場が見える通りが懐かしく思えました。 【CMKll】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-03 18:24:54) 1.《ネタバレ》 パリ、ニューヨーク、ローマ。時代の先端をゆくそんな人種の坩堝のような3つの国際都市には、今日も様々な事情を抱えた男女が集い出会いと別れを繰り返してゆく。ある男女には新たな愛が芽生え、またある男女は疑念と嫉妬によって心をぼろぼろにされ、そしてまたある男女は辛い別れを経験してゆく……。本作は、そんな3つの国際都市を自在に行き交いながら、そこに生きる様々な男女の出会いと別れを静謐な雰囲気の中に描き出してゆく群像劇。自分の不注意から最愛の子供を失ってしまった作家は若い女性との不倫に溺れ、ストレスから自らの子供を虐待してしまった母親は引き離された息子との面会を果たすため必死になって生活を立て直そうとし、街のカフェで移民の女性と偶然知り合った男は彼女の奪われた子供を取り戻そうと金策に駆けずり回る。一見無関係に見えるそんな3つのストーリーが、物語の進行とともにまるで縺れた糸のように絡み合い複雑に交錯していく――。同じく群像劇の秀作『クラッシュ』でアカデミー賞の栄誉に輝くポール・ハギス監督の最新作は、そんないかにも彼らしいミステリアスで魅惑的なヒューマン・ドラマだった。登場人物の数も多く、各々のストーリーもかなり複雑なのに、この監督の演出力は相変わらず冴えわたっている。極めて分かりやすいストーリーテリング、それぞれに個性豊かな登場人物たち、詩的で美しく時には官能的ですらある映像、そして観る者を深い迷宮へと誘うように魅惑する壮麗な音楽……。挙げていけばきりがないほど、画面の端々にまで才気が漲っている。親子間であれ男女であれ深く愛するがゆえに憎み傷つき、それでも愛されることを求めてもがき苦しみながらも必死になって生きていこうとする主人公たちに最後まで釘付けだった。特に、ミラ・クニス演じる若いシングル・マザーが直面する苦悩には深く胸打たれた(ホテルの一室で他人の幸せの象徴である白い百合の花を無茶苦茶にするシーンは、最近観た中では息を呑むほど印象的で美しいものだった)。ただ、ほとんど謎を残したままで終わる本作のラストはやはり賛否の分かれるところだろう。こういうメタ・フィクション構造は夢オチと同じでよほど丁寧に扱わないと何でもアリとなってしまうので、多くの場合観客を興醒めさせてしまうもの。本作もその例に漏れず、やっぱりそんな〝興醒め〟感から逃れられていない。こんな奇を衒った構造などせず、直球の群像劇として終わらせていれば『クラッシュ』を超える傑作になりえたかも知れないと思うと、つくづく惜しいと言わざるを得ない。とはいえ、静謐な空気に満ちた上質のヒューマンドラマとして最後まで惹き込まれたことは確か。充分鑑賞に耐えうる良質の作品と言っていいだろう。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-08 19:05:13)
【点数情報】
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