みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 何百年がかりの話なんだよ モーゼって一体何百年生きてんだよって気がいたす。 ツボにハマったセリフは ちびっこがモーゼに言った『とりあえず、おまえは見てろ 』 →あのちびっこ、神の化身という立場を使って オッサンに対して『とりあえず』とか『おまえ』とか『見てろ』とか言っちゃってからに、偉そうにしちゃってからにまあ、 だけどそこからワニが出陣。怒涛の展開。うむ悪くはない。 だとするとですね、 リドリー君、すまんが、ワニ映画を一本撮ってくれ 金は惜しまん もっと世界を赤く染めてくれ もっとワニワニしたものを撮ってくれ。 【3737】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2018-05-16 23:57:40) 5.《ネタバレ》 「出エジプト記」――。それはユダヤ教、キリスト教、イスラム教という世界の約半数の人々の精神的支柱であり、さらにはあらゆる文化的生活の基礎となり道徳心や倫理観の規範となるべきものでもあり、時にはその解釈を巡って歴史を揺るがすような諍いを巻き起こし続けた旧約聖書、世界宗教の原点とも言うべきその中でももっとも重要な部分と言っていいだろう。そして恐らく人々が歴史に刻んだ原初にしてもっとも有名な物語だ。本作は、そんな誰もが知るお話をいまやハリウッドの重鎮となったリドリー・スコット監督が、新たな解釈のもとに映像化した重厚な歴史スペクタクル巨編である。特徴的なのは、そんな宗教掛かった原典から出来るだけ神秘性を排除し、あくまで科学的に解釈出来るように神の奇跡を描いていることだろう。特に〝エジプトを襲う十の災い〟と〝追い詰められたヘブライ人のために海が割れる奇跡〟。現代の常識ではあり得ないこの奇跡を、監督は――多少の無理があるとはいえ――あくまで科学的に証明できるものとして描き出してゆく。また、モーゼが縋る神の存在も見えるのは彼自身にのみであり、子供の姿で現れる神はあくまでモーゼの妄想が創り出した想像上の産物かもしれないものとして描写されている。ここでこの老監督の狙いが明らかとなってくる。「神は死んだ」。これはニーチェが唱えた有名な言葉だが、神とはもしかしたら人が生きるために創り出した一つの壮大な物語ではないのか。科学が極限まで発達し、この世に神が居ないということを論理的に証明しつつある現代においてもなお、宗教が現代のあらゆる問題に影を落としている。もしかして、人は生きるために神という物語を必要とする生き物なのかもしれない、たとえそれが間違った物語であったとしても――。本作の優れている点は、宗教という人間の生きるうえでの根源的なものをテーマとしながらも敢えて否定的な視点をも備えているところだろう。そこには、それでも自分は映画という世界で物語をずっと創り続けてきたというスコット監督の矜持が力強く貫かれている。ただ、本作はよくも悪くもR・スコット作品。長い間、人が生きるうえでの倫理的規範であり続けてきた〝十戒〟を根底から否定するわけでもなく、かといって狂信的なまでに肯定するわけでもないそのスタンスは「浅い」と非難されても仕方がない。『グラディエーター』や『ロビンフッド』という、その重厚な世界観には圧倒されはするものの肝心の内容のほうは――あくまで個人的にだが――そこまで深いものが感じられなかった過去の作品に比べればより芸術性は増したものの、彼の代表作の一つとして映画史に残るほどの出来かというと残念ながら“否”と言わざるを得ない。それが僕の本作に対するあくまで冷静な評価だ。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-22 21:35:48) 4.《ネタバレ》 どうして「神と王」が複数形なのか、わかりませんでしたが、それはともかく、スペクタクル映画。前半にはダイナミックな合戦シーンがあり、後半には「十の災い」がオドロオドロしく描かれたりもするのですが、でもこの場面をパニック映画指数全開で本気で描くんだったら、まずその予兆からジワジワと見せていく方が怖いんでしょうけどね(まず音だけ聴かせて異変を匂わせるとか、カエルの数匹でも見せてから数を次第に増やしていくとか)。このあたり、本作は生真面目というか淡泊というか、工夫が無いというか。みなさんお待ちかねのクライマックスでも、海は割れません。津波の前に一時的に潮が引く、自然現象としての描写。ああ、生真面目だなあ。 しかし実際のところ、本作はあくまですべてを自然現象として描いているのだろうし、だからこそ、モーセにだってどうにもならない。そもそも、ここでのモーセは、結構普通のヒトだったりもします。巨大な脅威を前にした人間の小ささを描くスペクタクル作品。そういやあの崖崩れで無数の戦車が落ちていく場面などは、荒唐無稽なまでにゴーカイでした。そういう意味での見応えは確かにあったかな、と。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-09-28 16:47:30) 3.この映画、十戒のモーゼの話だったのですね。ヘストンの十戒を最後に観たのは10年以上前ですが、2回観ているので内容はよく覚えています。そんな訳でストーリーは先の先まで判っていたのですが、スコット監督らしい映像美でなかなか良かったです。家のテレビで3Dで鑑賞しましたが、より映像が美しく楽しめました。クリスチャンベールはいい役者ですな。ストーリーを知らない人が観たらやや説明不足な気もしますが。 【ぽじっこ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2015-08-16 15:47:59) 2.《ネタバレ》 このお話となるとやっぱり「十戒」を思い出しますから、両腕を天高く上げて海が真っ二つに割れて、、、という あのシーンが最新CGで描かれるのかなと勝手に思っていたのですが、そういう下手な描写は外してきた形ですね。 海がさ〜っと引いて、そして向こうから巨大な波がぶわ〜っと襲ってくる。ある意味では奇跡をリアリズムに描いたという感じ。 そんでそのシーンはさすがに圧巻で、他にも動物関連の災害シーンはなかなかの迫力。 ただ、ストーリーそのものはかなりあっさりしています。一度見れば、もう十分かなという感じの作品。 ラムセスのダメ王っぷりがいい味出てました。他の役者さんは印象薄いな。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-29 20:22:29) 1.《ネタバレ》 2014年版の『宗教画』といった赴きで素晴らしい。群衆の描写や動物の発生などのCGの破綻が無く、さすがリドリーと感銘。しかし最後の波ではややCG臭さが出ていて水の描写って難しいんだなぁ...息切れしたのかなぁと思ったり。結末がわかっていても飽きさせない構成力も感銘。さらに隕石落下によって海が割れたー等の現代の視点をバランス良く入れ飽きさせない。もっと長いディレクターズカットがあるーとの話聞いて楽しみにしてます。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-02-03 16:33:00)
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