みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.《ネタバレ》 びっくりした。どうなんだろうかとみてたけど、まさかそうきたかの展開。かなり重い内容ながらお話しの持っていきかたがとっても上手。なかなかやりますねメイシーさん、初監督作とは思えません。やっぱりちょっと気になったのは、あんな優しそうな子がそんなことするのか?ってこと。現実味がなく信じられないことだけど、それは日本が平和な国だからなのかなぁ、とか考えたり。いろいろと思うことのある内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-07-08 05:19:59) 2.《ネタバレ》 息子を亡くしてなかなか立ち直れなかった父が、息子の遺した歌を通して人と触れあい、人間性を取り戻してゆく、そんな感動的なお話しだと思っていたら。 途中でこれ見よがしではなく、さりげなく入ってくる1カットで、それまでの思い込みが根底からひっくり返されます。それまでに心の中にイメージした、死んだ息子や遺された父母のそこに至る経緯、背景、心境に大幅な修正が必要になる、頭の中にそれまで刻んだこの映画の姿を1から書き換えてゆかなければならなくなる、上下動の激しいジェットコースター人間ドラマ。 その構造はその事実に触れた登場人物達の心境にもシンクロします。 人生を狂わされるとはどういうものなのか、そして自分の人生を生きるとはどういうものなのか。他者の影響と自我と。 真実に翻弄される登場人物同様、見ている側も人の生について向き合う事になる、そんな仕掛けを持った作品。 ウィリアム・H・メイシーはこの素材を時にユーモラスに、時にシリアスに、でも決して大仰に盛り上げるような事はせずに誠実に描いていて、ゆえに後半からラストはじわじわと切なく染みてきます。 感動しました、であっさりと終わらせる事のできない、後に様々な思いを残す、一筋縄ではいかない映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-06 22:56:57) 1.《ネタバレ》 個性派俳優の印象が強いウィリアム.H.メイシーの初監督作品ですね。その面白い顔と、彼が演じてきた情けない役柄の数々からは想像もつかない、力強い映画でした。そして何より驚くべき展開、息子がこっち側ではなく、まさかあっち側だったとは・・。物語は何から何まで歌の力によって進む。突然息子を失ったサムと父親の愛情が足りなかったクエンティン。歌は、お互いを必要とするこの二人の出会いの架け橋になり、二人が心を通わせていく助力になり、二人を引き裂く地雷になり、そして最後にはサムの勇気ある告白を力強く後押しする。何だか、伝えたい想いや言葉を全て"歌の力"に頼っている感じです。で、監督本人はと言えばBARのマスターとしてひっそりと進境を見守るような役。私は確信したが、ウィリアム.H.メイシー監督は絶対にシャイな方だと思うのだ。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-06 00:35:53)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS