みんなのシネマレビュー

怒り

2016年【日】 上映時間:142分
ドラマサスペンス犯罪ものミステリーロマンス同性愛もの小説の映画化
[イカリ]
新規登録(2016-05-09)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2023-05-23)【イニシャルK】さん
公開開始日(2016-09-17)
公開終了日(2017-04-12)


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監督李相日
キャスト渡辺謙(男優)槙洋平
宮崎あおい(女優)槙愛子
松山ケンイチ(男優)田代哲也
池脇千鶴(女優)明日香
広瀬すず(女優)小宮山泉
佐久本宝(男優)知念辰哉
森山未來(男優)田中信吾
粟田麗(女優)小宮山泉の母
妻夫木聡(男優)藤田優馬
綾野剛(男優)大西直人
高畑充希(女優)
原日出子(女優)藤田貴子
ピエール瀧(男優)南条邦久
三浦貴大(男優)北見壮介
田中隆三(男優)
原作吉田修一「怒り」(中公文庫)
脚本李相日
音楽坂本龍一
作曲坂本龍一
編曲坂本龍一
主題歌坂本龍一(坂本龍一 feat.2CELLOS)
撮影笠松則通
製作市川南〔製作〕
東宝(「怒り」製作委員会)
電通(「怒り」製作委員会)
読売新聞社(「怒り」製作委員会)
東宝映画(製作プロダクション)
企画川村元気
プロデューサー川村元気(プロデュース)
山内章弘(エグゼクティブ・プロデューサー)
配給東宝
美術都築雄二
衣装小川久美子(衣装デザイン)
ヘアメイク豊川京子
編集今井剛
録音白取貢
北田雅也(サウンドエフェクト)
照明中村裕樹
その他坂本龍一(指揮・演奏)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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13.《ネタバレ》 「悪人」の監督ですし、あらすじに興味をひかれ鑑賞。
やっぱりひと味もふた味も違うと感じます。日本人監督には表現できないヒリヒリ感というものがちゃんとあるように思う。
社会派サスペンスの群像劇、三者それぞれに社会問題が割り当てられて最後まで交わることはないんですが
全体的には見応えのある作品だと思います。
怨恨が動機のように感じる殺人事件が発端になって展開していくも、最初は焦点がどこにあるのか何を語ろうとしているのか
わからなくてちょっと戸惑う、しかし凄惨な殺害現場を初っ端に見せられるので、???と思いながらも見続けじゃうんですねぇ、これが。
社会問題がいくつか掲げられているんですが、三つのパートに共通するのは信頼関係ですかね。
しかし信頼とは結果であり、そうそう簡単に得られるものではなく、やっと得られたと思っても確実とも言えず無くすときは一瞬ですし、
一点の曇りもなく信頼しきる、できるって人間同士ではなかなか困難なことかもしれないなと。

どこがと言われたらラストが物足りなかったです、みんな泣いたり叫んだりで終わってほしくなかったな。怒りに対する答えが出ないままなんですよ。
怒りの矛先や、人々の怒りが世の中を変える、変えてきたっていうのがわかるものがほしかったです。
ロケーション、カメラワークは一級品だと思います。

キャストも豪華、でもすみません沖縄の男の子はもうちょっとなんとかならなかったのかと、ほんとにすみません。
そして未だに森山未來と柄本時生の区別ができない私、柄本佑は大丈夫です。
鑑賞後、ソダーバーグの「トラフィック」が浮かんだのでした、麻薬問題をテーマにした三者のアンサンブルだったけど。
愛子ちゃんを見ながらジュリエット・ルイスも浮かびました。 envyさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-16 15:29:59)

12.しっかりした脚本と、これでもかという豪華な俳優たち。内容的にも一番好きなタイプの映画です。ラストに救いが感じられたのも良かったです。豪華俳優陣のなかでも宮﨑あおいの背中の演技は断トツでした、途中から音楽がいやに耳につくな~これでもかという同じテーマの繰り返しにうんざりしていたら・・・・・坂本龍一でした。残念。 ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-04-29 18:45:42)

11.人を見下す事で自己を保っていた人間に、かわいそうだと手を差し伸べると殺意を持たれて殺されてしまう…なんという怖い話だ。

それはそれとして、よく出来たストーリーかと言えばそうでもない。最後まで飽きずに見せられたという点では良かったが。
妻夫木のパート要るかなぁ、、確かに殺人事件の間接的被害者と言えばそうだけど。

宮崎あおいのパート、これはなかなか良い!
宮崎あおいの演じる女の子のキャラが素晴らしく立っている。単にメンヘラかもしれないが、人間らしくてリアリティがあって可愛らしい。

広瀬すずの襲われるシーンは気分が悪くなるが、沖縄基地問題として考えれば仕方ない?いや、八王子の殺人事件と沖縄基地問題のどこに関連性があるんだよ!

というわけで、最後まで見る者を飽きさせない展開は見事だが、飽きさせない為に不要だったと思わせられる挿話が多く、悪い意味での騙された感が残った。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2020-07-04 18:37:20)(良:1票)

10.《ネタバレ》 ストーリーや展開的には巧妙とは言えない点もあります。
ちょっとこじつけっぽいというか。わざわざというか。
でも同時進行している3つのストーリーの登場人物たちのキャラクターや、その人間たちの関係性など
見たあとに振り返ってみるとなるほどなぁと思うのでどちらかといえば好きです。
信じた者、疑った者、沖縄軍基地のアメリカ人も含め、人間って滑稽で悲しい。
見て1ヶ月経ってもたまに思い出しては、なんて皮肉な、、と思います。
そしてやはり教授の音楽が人間の暗い部分を見事に演出しているので6点に1点プラス! R.lawrenceさん [DVD(邦画)] 7点(2019-04-15 17:42:50)

9.《ネタバレ》 面白かったです。
なんか、似た系統の顔の役者を揃えているなあと思ったら、そういう理由だったのですね。
3つのよそ者のストーリーをリンゼイさん事件をからめつつ、さて、誰が犯人でしょうというストーリー展開はよくできていて面白い。
ただ、答えが、そのままって!
途中まで誰が犯人なのか、どれも怪しいと思っていたのですが、市橋が整形し、沖縄の離島で生活し、髪を伸ばして捕まったのを思い出すと、
まさか、森山未來じゃないよなあ〜と疑いながら観てしまい、やっぱりお前かい!と突っ込みたくなりました。
その部分で1点減点です。じゃなければ8点くらいの作品でした。 シネマファン55号さん [インターネット(邦画)] 7点(2019-01-08 13:42:56)

8.《ネタバレ》 (当時)久しぶりに映画館で観た邦画だったからというのもあるのでしょうが、映像的なインパクトがすごかった。3つの違う場所で物語が進行し、互いに交錯することもなく、真相までラストまで一気に収束していく構成は凄く見応えがあって、時間を忘れて見入りました。怒り、というタイトルについては……最後の広瀬すずちゃんの海岸での叫びが示しているのかな。後から原作を読みましたが、襲われた箇所はかなりぼかされていて、泉ちゃんが感情を烈しく爆発させるような場面もなかったので、あれが映画なりの「怒り」の表現だったのかもしれない。ただ映画の方はどちらかというと「自分のコミュニティにふらりとやってきた見知らぬ人をどこまで信じられるのか」というテーマ?の方が印象に残った。渡辺謙さん始めとする主要キャストの芝居はどれも素晴らしかったのでそれだけでも劇場で観る価値はありました。この映画で広瀬すずちゃんすげぇなって初めて思いましたし佐久本宝くんも圧巻だった。 深々さん [映画館(邦画)] 7点(2018-09-08 22:19:25)

7.《ネタバレ》 3つの物語が平行して進んでいくので、見応えあり。
犯人が3人以外か、それ以外の展開を想像していたので、ある意味意外な展開。

絶望感というワードがしっくりくる映画。 バッジョさん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-08 21:05:30)

6.《ネタバレ》 期待していませんでしたが、意外にも結構面白かったです。それにしてもあの指名手配の写真は笑いました。あれは3人の俳優さんの顔を合成して作ったのでしょうね。3人ともに似ているし、市橋にも似てますよね。さて、3人の中に手配犯はいるのかどうか、それだけに興味があって最後まで観ましたけど、3人それぞれにドラマがあって退屈することなく観れました。、犯人の予想も外れました。沖縄では米兵のレイプ事件が山ほどあって、泣き寝入りしている人が大勢いるのでしょうか? ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-11-18 17:08:17)

5.<原作未読>信じていたから許せない、信じられなかったから許せない。怒りがどのようにして生まれ、どこへ向かうのか。東京、千葉、沖縄、それぞれ違う余韻を残すが、救いもあって少々ほっとした。あぁ、家族になっていくんだなと。あのシーンは温かさが伝わってきて、レイプ以降続いたどんより気分が少しだけ晴れた。豪華キャストも見どころの一つ。豪華なだけじゃなく、各々のこの映画にかける思いの強さも感じて、賞レースに多数関わったのも納得できた。ちなみに広瀬すずはオファーではなく、どんな役か知った上でオーディションを受け、役を勝ち取ったとのこと。肝が据わってる。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-09-24 20:14:55)

4.《ネタバレ》 身元不明男への殺人犯疑惑を中心に据えた3つの群像ミステリー。千葉、東京、沖縄。それぞれの舞台に登場する謎の男に共通しているのは、心に闇を抱えていて何だかアヤシイということ。序盤の東京でのゲイシーンは、見苦しくて吐き気してゲンメツ。後半は人を信用できなくなって、心の葛藤から感情が溢れ出る様子がよく伝わってきた。3通りのエピソードは決して交わらないが、何だか繋がっているように感じた。久々の良作。 獅子-平常心さん [映画館(邦画)] 7点(2016-11-11 00:18:25)

3.《ネタバレ》 俳優陣が熱演と称して盛大に泣きまくる映画だろうというのは劇場予告の段階でわかるし、実際に映画の後半はそういった展開となる。
確かに俳優らはみな力の入った芝居を見せ、音楽は心に染み入り、そして笠松則通のカメラは絶品と云って良いくらいである。
妻夫木聡らを照らし出すネオンの艶。揺れる波光が繊細な照り返しとなって投影される宮崎あおいと渡辺謙の切返しショット。
あまりにも痛ましい広瀬すずの強姦シーンの暗い木影と、ラストで青い空と海へと歩み出す彼女の横顔を明るく照らし出す白光。
全編、気合の入りまくった照明テクニックが光と闇のモチーフを鮮烈に浮かび上がらせる。

各エピソードはフラッシュバック・フラッシュフォワードを時折織り交ぜながら、そして台詞や音を相互で巧みに重ね合わせ
一つのうねりを作ろうと試みているのがわかる。

後半はどうしても説明頼りになり、泣き芝居・絶叫芝居に陥ってしまうが、そこがいかにも日本アカデミー賞好みという感じである。 ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-18 19:35:29)

2.《ネタバレ》  国民の意見が全く反映されない独裁政権の恐ろしさ、そしてその政府が持つ侵略的傾向、
この恐ろしさはいくら強調しても足りないと思う。
だからと言って、その国から日本を守るために多くの少女たちを生贄に捧げることが正しいことなのか。
アメリカという国の人種間格差、あるいは貧富の極端な差を考えれば、アメリカ兵という存在がどういった道徳レベル、倫理レベルの人間たちか容易に想像はつく。
それを知りながら、地位協定の改定云々でお茶を濁してきた今日までの自分に吐き気を覚えるくらいの嫌悪感を感じる。
だけどどうすればいいんだろう、中国の現状を知りながらあるいは知っても知らないふりをしながら「基地をなくせ」なんて妄言にくみする気にはどうしてもならない。
自分の大好きな女優があんな役なんでちょっと平静を失ってます。
映画としては、ぶっちゃけよくわからない。「怒り」の意味がわからない。自分だったら二部の題名は「信頼」、あとの一部は「狂気」かと。
一押しの女優の映画は最低2度は見に行くのだけど、今回は少し間を置きます。少なくとも原作を読んでからに rhforeverさん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-17 21:25:35)

1.《ネタバレ》 なかなかどうして大した映画だと思う。今年の邦画では間違いなく上位。3人の不審者の誰が真犯人かは最後の最後で明らかになるが、そこまでの盛り上げは良かった。犯人でなかった残る2人は周囲が疑った事の報いを受けることになる。犯人はサイコパスなので「怒」と書いた動機は分からない。が、これが最後の決定打となる。それにしても広瀬すず、良くこの役を引き受けたなー。迫真の演技でそこがこの映画一番の「衝撃」でした。最後に出てくるチョイ役の高畑充希はおいしい役どころでしたね。このエピソードが一番切ない。 ぴのづかさん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-17 17:26:00)

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【点数情報】

Review人数 51人
平均点数 6.31点
000.00% line
100.00% line
211.96% line
335.88% line
447.84% line
51121.57% line
659.80% line
71325.49% line
8815.69% line
959.80% line
1011.96% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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