みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
10.《ネタバレ》 余命わずかのアタシ、周りはダメな人ばっかり。気性の激しいアタシ、風呂屋の女将にして怒り沸騰。愛のムチを幾度となく振り回す。不器用ながらもその人たちなりに懸命に生きてアタシの下、一致団結。三段ピラミッド完成だい。刻々と迫る最期の時。悲愴感漂う死に際。皆に愛されたアタシを宮沢りえが熱演。杉咲花、ちんちくりんながらも体当たり名演技。銭湯の煙突から立ち昇る愛の煙、心温まる家族ドラマ。良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-01-04 01:57:10) 9.逃げなければ地獄のような日々が延々と続く陰湿ないじめなんて世の中にはいくらでもあるので、この映画を真に受けてしまって最悪の状況に追い込まれる人が出ないことを祈ります。リアリティと正論だけを追い求めると違和感だらけですが、物語が進むにつれてツボを押さえているのか心に刺さってきます。銭湯での葬儀もなかなかキマッてましたが、タイトルの真意を彷彿させるラストにはビックリ。主演と助演の女優さんお見事でした。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 7点(2019-06-06 00:07:05) 8.《ネタバレ》 所々うまく出来すぎているふしもあるが、温まる映画。 情緒あふれる銭湯と、主人公の周りの人々とのやり取り。家庭ごとに様々な隠れた事情があるのだなと思い知らされる。 なにより、宮沢りえの圧倒的な存在感に目を奪われる。惜しまれて死にゆく人とはこういう人なのだと印象付けられた。 【カジノ愛】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-07-09 10:11:39) 7.《ネタバレ》 なんともやっかいな映画でしたね。 超絶感動できるところもあり、なんじゃそりゃってのもあり。 でも、まぁ、映画なわけだし。 なにかを考えるきっかけを与えてくれる、いい映画でした。 そもそも映画を人に薦めるのって苦手だけど、これなんか、まさにそんな感じ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-04-04 00:35:23)(良:1票) 6.《ネタバレ》 ◇昭和の、古き良き、ファンタジー映画。困難を、時限的に次から次へと解決する母。あなたは強い。 ◇テーマである、母からの愛・母への愛を、熱い愛、冷たい愛。温度差で描く。 ◇時折見せる弱さ、死に向かう暗さの中で際立つ赤色。それらの対比がアクセントになり、一気にラストまで見てしまった。 ◇ちょっとビッグフィッシュに似てるな、と思いました(あちらは父息子)。宮沢りえさんの役者魂にプラス1点献上。 【ハクリキコ】さん [地上波(邦画)] 7点(2018-01-02 12:37:27) 5.《ネタバレ》 余命を知ったとき我が子に何を残してやれるのか、という映画なんだと思ってみてました。だから、1時間30分頃にもう一人の(我が子の)大事な味方のために彼女が準備したことには、胸をつかれました。ここで暗転して葬儀のシーンに進んでもよかったような気もしますが、きっちり口当たりの良くないくだり(緩和ケアセンターパート)も盛り込んだことは、監督は逃げなかったんだというふうに評価したい。オチはいかにも、「チチを撮りに」の中野監督。安澄の「ひとりにはしない」という病室での決意はこれだったのね。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-10 15:34:33) 4.《ネタバレ》 日本人が信じて疑わない"当たり前"をぶち壊してくれた映画、と思っています。例えば冠婚葬祭にやたらとお金をかけること。お祝いごとはまぁいいとしよう。でもお葬式はね~。ただでさえ大事な人が死んで悲しいのに、葬儀代でさらに大金を絞り取られるなんて、まさに弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂。この映画を観ていたら、別にお金をかけなくても、心を込めて送り出せばそれでいいんじゃない?なんて思えました。もう一つ、葬儀とか決まって黒のイメージが付きまとうのに、そこに赤ときたか!という感じ。生前のイメージに合えば、別に黒じゃなくてもね。殴ったり叩いたり(蹴ったり笑)の関係だって、お互いに愛情と信頼さえあればね。赤いメッセージそれは、愛情の象徴としてだけではなく、毅然とした正しさや正義の象徴としての赤、とも感じました。いろいろな意味でりえお母さんに元気をもらった映画です。明るく笑顔で送り出してあげたくなるような、そんな人でした。だから天国に旅立つ彼女には、"情熱の真っ赤な薔薇"を捧げましょう。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 7点(2017-05-15 23:19:04) 3.そこまでして葬儀代ケチりたいんか。と思ってしまった・・・。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2017-05-07 21:04:20) 2.《ネタバレ》 栃木県足利市というところには個人営業の銭湯がまだあるようだが、うちの地元ではもうなくなった(最後の1軒が映画撮影に使われた)。 自分としては同じ監督の「チチを撮りに」を見たことがあるが、あまりに私的で濃密な家族像が描写されていて辟易するものがあった。今回も実は全く期待していなかったが、さすがに商業映画ということで万人向けの娯楽を意識した感じで、全体としてこのくらい一般人に寄せて作ってあると、多少のことは監督の個性とか“映画とはこういうもの”的に納得しやすくなる。ちなみに互いに尻を蹴り合っていたのは「チチ…」にもあった姉妹のじゃれ合いの表現である。 劇中では母の愛に欠けた事例がこれでもかこれでもかと提示され、かなり極端な設定のようだがまあ一応の許容範囲である。最後はいわば母の愛を熱エネルギーに変換して家族に分与したということのようで、現実問題としては非常識でも物語上の表現としては受け取れる(多少グロテスクな印象はあった)。 時間がない中、主人公が各種課題を次々解決していくのは都合が良すぎるともいえるが痛快ともいえる。主人公の娘の捨て身の勝負は思い切ったところが個人的に好きだ(あのデザインの下着でよかったのかは別)。また「鮎子ここにあり」というのも気が利いている。 そのほか手話とかピラミッド関連とか個別のエピソードはいいのだが、問題は総まとめとして、主人公がどういう人物だったか台詞で説明していたのは口で言うほど説得力がない。これはその後の展開の言い訳にしか聞こえないところもあり、むしろ言わずに済ませられなかったかという気がした。 ところで世評によれば物語中には観客の気に障る場面が結構あったようだが、自分としては(今回は)それほど気にならなかった。ただし子ども(小学生)相手に平気で性的な話をする人物が否定的に扱われていないのは映画の品位に関わることであり、こういうものまで観客に受け入れさせようとするのは無理がある。 また最後の件については登場人物も違法性は認識していたようで、これは映画と現実世界との最低限の擦り合わせを意図したもののようでもあり、“映画のためなら何でも許される”といったような独りよがりは少なくとも感じなかった。煙突からの煙は非現実的でわざとらしかったが、映画のラストを強く印象づけるものにはなっていた。 【かっぱ堰】さん [映画館(邦画)] 7点(2017-01-13 23:28:29) 1.《ネタバレ》 赤いリンゴ、赤い車、吐血の赤とアクセントをつけつつ、ラストにはもう一発何らかのアイテムを用意しているのだろうと思いつつ観れば、 なるほどしっかりと情熱的でファンタジックな赤で期待に応えてくれる。 夜の人間ピラミッドや、宮沢りえの投石を始め、泣かせのシーンにもユーモラスな笑いをほのかに混ぜ込む加減が絶妙で、エモーションのほどよい バランシングが心地よい。 宮沢と松坂桃李の抱擁、伊東蒼と杉咲花の蹴り、篠原ゆき子への平手打ち、オダギリジョーに対する頭突きやパンチなどの 意表を衝く少々手荒なスキンシップによる親愛表現もよろしい。 勿論、杉咲花が披露する手話も感動的だ。身体で感情を表現させるべくして設定された属性である。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-11-01 23:52:06)
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