みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 花火大会を見に行くと、たまにドラ◯もんやミ◯キーの柄で上がる花火を見かけることがある。たまたまそれがこちらの正面を向いて上がれば綺麗な柄として眺められるのだが、横を向いているとなんの絵柄だかさっぱりわからない。つまり、花火は平べったいはずだ。でも、通常の円形の花火では角度によってそんなことになるのは見たことがない。平べったいのは絵柄花火限定かな。そんなことを思いながら映画を見ていた。 映画でも、花火の形が実際どうであるかなんて大した問題ではない。でもそういう日常の一コマを切り取って一つのテーマやきっかけとするやり方が、ひどく魅力的に思えた。繰り返しのタイムリープの結果、彼らがどんな形に落ち着いたのかは分からないが、少なくとも典道やなずなや、祐介たちも打ち上げ花火を見るたびにこの時のことを思い出すんじゃないだろうか。思い出す時期にもよるが、仮に失恋の記憶だったとしても、この時のことは不思議で澄んだ青春の記憶として残ると思う。 何か一つ掛け違えただけで全く流れが変わってしまうことがある。なずなが好きなはずの祐介が、展開次第で全く逆の結論を出してしまったり、また違う未来では典道の抜け駆けに逆上して典道を殴ったり。 現実にはあの球は無い。願い事を言って投げれば願いを叶えてくれるあの球は。でも、いくつかに分かれた未来のうちの一つの形に過ぎないとしても、自分と駆け落ちしようとしたなずなは現実で、それを糧に生きていけるなら幸せだなと思う。 失礼な言い方かもしれないが、映画を楽しんだ、と言うよりかそこから考えたことや自分の振り返りに時間を使えて有意義だった、という感じがする。『時をかける少女』以降タイムリープの物語なんて珍しくもないかもしれない。けど花火の形なんて、日常のなんでもない話題から始まるストーリーというのも良いなと思った。良かったです。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-08-13 13:03:24) 1.《ネタバレ》 「時かけ」でしょ?これ。かけているのが少年か少女かわからんけど。(少年の方か、やっぱり)。それにしてもこの主人公たちが、物語途中で中学生だとわかったときには驚いた。「16歳に見えるでしょ?」じゃねえよ。その中学生の女の子のスク水姿や、ミニスカ制服に絶対領域を見せつける映像や時に妖艶にさえ見える描写を見ていると、若干嫌悪感も抱く。彼ら少年少女じゃなくて、それを見世物にしている造り手たちにね。 だが、映像的には美しくて、夕日のシーンやガラス玉や水の描写など、我々「ヤマト世代」とは隔世の感があって、唸る。物語的には、尻切れ的な印象は否めない。少年と少女の思いが繋がって、それからどうなる?という所でお終い、では永久お預けな感じ。 まあ、内容的にはあまり意味がないのかもしれないけれど、まさか今どきの中学生って、打ち上げ花火が平たいものだとホンキで思っているわけでは無いんだろうなあ?馬鹿すぎるだろ。この問題がタイトルになってるってのは、意味あることなんだろうか? あと、広瀬すずちゃん、割と好きなんだけど、控えめに言っても随分とダメダメな感じのする場面がありましたねえ。アレ、演出的にワザとなんですかねえ?すぐ後のシーンでは悪くなかったりするからね。 【Tolbie】さん [地上波(邦画)] 7点(2020-08-09 13:22:59)
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