みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.重く暗いテーマを扱っていて、出てくるのは屈折した人間ばかり。演技派ぞろいの役者陣のなかでも、元犯罪者でも今は更生した人なのかそれとも依然として悪人なのか、今はまともなのかまだ狂っているのか、どうにもつかみどころのない不気味な役を演じた瑛太の演技に注目。 【エンボ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2018-11-03 17:08:02) 2.《ネタバレ》 ロバート・アルトマン風の群像劇として観るべきなのか悩む。佐藤浩市扮するタクシー運転手の存在は必要だったのか疑問が残る。 そしてそれ以上に疑問なのが、現在の殺人事件と、鈴木との関りが、ほとんど追求されていない点である。 近所で過去と類似する事件が起きれば、当然、最重要容疑者の一人ということになる。更なる事件を防ぐためにも、益田としては、まずその点を明らかにすることが最優先となるはずである。そして、犯行を現在進行形で続けているとすれば、恐怖や怒りといった感情も、より増幅されるであろう。 例えば、DNAとかアリバイなどがあり、初期段階で『少年A』ではない、鈴木ではない、とかいう描写でもあれば、まだ納得できる。しかし、そのような描写は記憶にない(覚えていないだけかも)。そもそも、そういった描写があったとしたら、事件そのものが必要なくなる。現在の事件が鈴木を『少年A』に導くためだったとしても、それが近所である必要はない。遠隔地でも充分なはずである。近所で事件が起きるということは、当然のことながら、鈴木が犯人である可能性にリードされざるを得ないわけで、にも関わらず作中で、雑誌記者の元カノがいるにも関わらず、そうした点を追求した形跡がほとんど見られない、というのは理解に苦しむ。 もっとも、その線で話を引っ張ると、サイコサスペンスホラーと化してしまい、元々のコンセプトからはかけ離れた作品になってしまうのであろう。 さらに、公園でのシーンで、鈴木が『少年A』であると告白した時に、現在の事件について言及したのか。これも覚えていません。 いずれにしても、そうした点を正そうとすると、ストーリーを根底からひっくり返す必要が出てくるのであろう。原作の問題なのか、シナリオの問題なのか、原作を読んでいないので不明です。 まあ観ている最中は、そうした点は気にならなかった。 瑛太の演技は、モデルがないだけに難しかったであろう。 本物の『少年A』も、この日本のどこかで今も生きている。我々は、彼らの罪にどう向き合うべきなのか、問われている。しかし、答えはないのであろう。 最後の佐藤浩市の微笑みがいいですね。やっぱり孫の誕生が嬉しいのであろう。誰もそれを否定できまい。 ところで地元民としては、入間郡で事件が起きて、犯人が所沢在住まではいいとして、タクシーが川口というのは遠すぎないか。まあロケの都合ですね。 いろいろ書いたけど、もし間違ってたらごめんね。 【わいえす】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-06-13 09:48:34) 1.友達が少年Aかもしれないという疑惑を持った元ジャーナリストの主人公が謎を追って行くというストーリー。 少年Aとは言っても、誰もが連想する実在の少年Aとは関係ない(当たり前)。そこはあくまでフィクションなのでお間違えなきよう。 少年Aの正体を暴いていくというのが大まかな粗筋ではあるものの、全然関係ないもう一つの犯罪を犯した家族の物語が同時に描かれていて、ミステリー的な展開というよりは罪を犯した人々の心の闇や償いを描いた人間ドラマといった印象だった。 「光」に続いて瑛太の狂った演技が良かった。ほんとに難しい役どころだと思うが、しっかり役になりきっているなぁと感じた。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-05-28 21:09:10)
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