みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
2.《ネタバレ》 意外にレビューが少ないですね。 【勝手な解釈&ネタバレ御免】の感想です。 今回はハリーポッターとは根本的に違う「大人向けの物語」でした。 ジョニー・デップ演じる闇の魔法使い、グリンデルバルドが語る「絶対的能力主義による世界の改変」は、当然ヒトラーが国民に語った理想論と同じで、 史実である英国と極東の悲劇(※)を、来るべき未来の惨劇として予言するシーンは悪魔的でゾッとします。(※一応ネタバレ回避です) 以下は私見で、的外れな解釈かも知れません。 ハリーポッター・シリーズは、著者J.K.ローリングのプライベートを反映した、家族・師・友・成長の物語だと思いますが そのプリクエル(前史)であるファンタスティックビーストの本質は、過去を舞台としつつ《現在の社会》を投影した物語だと思います。 今の世界は、一度は雪解けした東西が時を経て、お互いの同盟を再拡大し、新たな二極化が進んでいます。 強烈なリーダーの影響下で、アジアでは昨日の敵同士が友となり、中東ではその逆が起きている。 それぞれが「秩序ある安定」と「自由への変革」の2つの正義を掲げて対立し、皆が選択を迫られ その結果、「絆(きずな)の再編)が行われる。 このプロットには既視感が。これは『X-MEN』シリーズとまったく同じテーマを魔法世界に置き換えた話じゃないのか。 魔法使い(能力を持つ者)と持たざる者(ノー・マジ)のパワーバランスをめぐる、魔法使い同士の対立。 ダンブルドアとグリンデルバルドの関係は、チャールズ(プロフェッサーX)とエリック(マグニートー)そのもの。 二人が奪い合うクリーデンスは、強大な力を秘めた諸刃の剣 ジーン・グレイと重なる。 さらに、魔法使い以外の半人半獣キャラが登場するのも、ミュータントの多様性を思わせる。 今後、物語がどう展開し世界がどう変わるのか?(または、変わらないのか?) それはローリング女史の作家性が左右するところですが、 気持ちとしては X-MENとは違う道、 “壊れた愛が修復” され “希望にあふれる” 結末が来て欲しい。 【墨石亜乱】さん [映画館(吹替)] 7点(2018-12-03 06:08:06) 1.オープニングがとても良かった。 動きと暗さと迫力と、そして怖さ。 ダークな魅力ありましたね。 映像や世界観は期待どおり。 ハリーポッターファンとしては、大画面で観られて満足。 グリンデルバルド怖~い。 ジョニーさんの存在感が作品をぴりっと締めていました。 ダンブルドアのジュード・ロウさんもカッコいい! 鑑賞前、ネットでの話しからシリーズの登場人物の復習もしました。 一話完結ではないのも了承。 しかしそれでも、セリフでの説明が分かりにくい。 いろいろな縛りがあって大変でしょうけど、ちょっと残念。 ファンタスティック・ビーストと言うほどビーストが出ないのも、しょんぼり。 可愛いビーストの大暴れがもっと欲しい。 次回作はもっと突き抜けた面白いものになりますように。 1作目のファンの切なる願いです。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-11-26 12:44:51)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS