みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
17.いい映画だったなぁ~それにしてもトニーのいかついこと。完全なマフィア顔。そりゃあんなオッサンにビンタされりゃ必死でピアノ用意もするわな。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 7点(2023-12-20 22:49:33) 16.異質な人間が出会いを通じて変化していくロードムービーという点では『スケアクロウ』に似てるなと思ったり、インテリとヤクザの出会いによるコメディという点では『男はつらいよ』に似てるなと思ったり、色々と既視感はあるし実話がベースだから驚きの展開になるわけでもなく、予定調和に終わってしまうので大きな感動というものはない。とはいえ、差別問題を扱いながも酷いシーンはあまりなく、安心して見られる良作ではある。注文をつけるとすれば、黒人だがカネ持ちで男だが男が好き、白人だが黒人に使われるし移民系として差別される、といった両者のアイデンティティーに関する内面的葛藤がもうちょっと丁寧に描かれるとよいと思うのだが、それだとコメディーにはならないので難しいのだろうな。 【東京50km圏道路地図】さん [DVD(吹替)] 7点(2022-07-18 17:28:32)(良:1票) 15.《ネタバレ》 良い映画という言葉がぴったりな作品。それが実話を元にした作品というのです。どこからどこまでが事実でどこからが脚色なのかは分からないですが、小さなエピソードに至るまでしっかりと作り込まれています。個人的にはフライドチキンの件が好きです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-16 17:34:44) 14.《ネタバレ》 物語後半、どんどん打ち解けちゃって、すっかりいい話みたいになっちゃうんですけど(そこがいいとも思っていますが)、前半の世慣れたイタリア人と、何か屈託のある天才黒人ピアニストのギスギスしたパートも好きでした。太陽のような主人公(イタリア人)に照らされて、静かに輝く孤独なピアニストが何を企んで南へ演奏旅行に旅立ったんだろうとワクワクしていました。ミュージカルよりも音楽がキモ(ドン・シャーリーの才能)の作品なんじゃないかと思いますので、いいスピーカーのついたシステムでの視聴をおすすめします。トニーの奥さん、かわいかったぁ。手紙を読むシーンや「あ、お父さん、帰ってきた」のシーンが好き。【追記】なすさん、ありがとうございました。元々はそう言ってたんですね。しかし、そうなると字幕翻訳は二次創作ともいえるものですね。賛否あって然るべきかもしれませんが、この翻訳も私は好きですよ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-12-06 22:59:47)(良:1票) 13.人種問題は、60年近く経過しても余り状況は変わっていないのね・・・ 映画自体はさわやかなロードムービーです。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-18 21:13:33) 12.《ネタバレ》 心が爽やかになるいい映画だった。 ストーリーは『最強のふたり』に微妙に似ている。 アメリカの美しい風景、少しずつ縮んでいく2人の距離。 久々に感動した。 最近、1回見た映画をもう一度見ることはほとんどなかったが、 この映画に限っては何回も見返している。 1シーン1シーンじっくり見返しいくと、 さらに2人の心情がよく分かる。 余談だが、 知人にこの映画を見せたところ、感動して、すっかり気に入ってしまい、 現在3日に1回は見直しているらしい(初めて見せたのは2カ月前)。 この映画には、何かしらはまり込んでしまう不思議な味わい深さがあるらしい。 個人的には食べ物もおいしそうでいい。 【クロリン】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-07 22:13:58) 11.暴力は負けだ! これがすべて。 フライドチキンの骨を車外に捨てても、紙コップはちゃんと拾う。こういうとこ、好きです。 とにかく二人の役者さんが本当に素晴らしかった! いい映画でした。ありがとう! 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-06-13 12:09:55)(良:1票) 10.普通に面白かった。 ただし「めちゃくちゃ泣ける!」とか「心を穿つ感動作!」ではないです。 予想していたよりも山場の度合いが低かったのが残念。 最後はスッキリできて、いい映画ではあります。 アメリカ旅行してるみたいな雰囲気は良かった。 黒人差別していたトニーが、どう変遷していくのかは見物。 人種差別問題って日本では伝わりにくいのが難点か。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-19 17:23:44)(良:1票) 9.《ネタバレ》 天才的な技術で名声を欲しいままにしながらもその偏屈な性格が災いし孤独な生活を送る黒人ピアニストドクター・シャーリー、ガサツで口の悪いチンピラとして様々な職を転々としながらも根っからの人の良さから家族や友人たちには恵まれたイタリア系用心棒トニー。そんな正反対の二人がひょんなことから相棒となり、まだ黒人への偏見が根強く残る60年代アメリカの南部を巡るコンサート・ツアーへと出ることに――。最初は反発し合っていた二人だったが、様々な経験を経るうちにいつしか強い友情が芽生え始めるのだったが……。実話を基に描かれたという本作、アカデミー作品賞の栄誉に輝いたということで今回鑑賞してみました。確かにベタではありますが、なかなか完成度の高い良品であったと思います。人種差別の問題をことさら強調するわけでもなく、あくまでこの二人の友情に焦点を当てたロードムービーとして描いているところがいい。何よりトニーの手紙だとかケンタッキーフライドチキンなどと言った一つ一つのエピソードの扱い方が抜群に巧い!物語の進行とともに彼らにどんどんと感情移入している自分が居ました。特に警察署に拘留され窮地に陥った彼らが、一本の電話によって警察と立場が逆転するところなんてなかなかのカタルシス(電話の相手はまさかのあの人!)。そして、公然と黒人客を拒否するレストランや仕立て屋、警察の不当な偏見などという人種差別問題にもさりげなく言及するその手腕の鮮やかさも見事。全編を彩るピアノの楽曲がどれも素晴らしいクオリティなのも聴いていて心地いいですね。二人の旅路が終わるころにはなんだか自分もほっこりといい気分になれました。あまりにもオーソドックス過ぎて若干物足りなく感じる部分もなきにしもあらずですが、充実した映画体験をさせていただきました。うん、7点! 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-01-21 23:18:55)(良:2票) 8.《ネタバレ》 いや、なかなかの良作。 まずヴィゴモーテンセンがすっかり太ってしまったことに驚く。 その彼が演じるトニーがなかなか良いのだ。 一見、汚い言葉連発するわ、すぐ殴るわ、チキンを食べた手でハンドル握るわ・・ しかしそんな粗野な彼が、物語が進むにつれ、情の細やかな頭のいい男と分かる。 奥さんもそんな彼を知ってるからか、家庭は貧しいが温かい。 対する天才ピアニスト。複雑な事情を持ち、当時にしては珍しく、黒人なのにエスタブリッシュ。 そんな彼と一緒に偏見の強いアメリカ南部を通って、ツアーに行くのだ。 色々あるが、ラストはしっとりと・・ これはアメリカ人て、誤解されやすいかもしれないけど、情の細やかな人たちなんですよ~と トランプアメリカ時代に外国に発信されたメッセージなのかもしれない。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-01-11 19:24:58)(良:1票) 7.目立った粗もなく非常に良い映画でした。しかしどうにも高得点がつけにくい、いってしまえば地味で退屈な映画であったようにも感じました。昔からアカデミー賞といったら一般感覚から少しズレた作品が受賞するものですが、本作も作品賞と脚本賞を受賞した映画には感じられませんでした。 確かに友情物語や差別描写など一見すると非常によく描かれています。しかしこの監督さんは事の顛末を端折り過ぎる傾向があるようで、結果しか画面に表現されていないことが多いです。手紙の一件、お風呂場(室内プール?)の一件、二人して拘留される一件など、いくらでも深く掘り下げられるシーンはありましたがサラっと流して次へ。これらのことから各シーンが表面的に見えてしまい深みを損なう軽い仕上がりになってしまったのではないかと感じます。他の映画を引き合いに出して申し訳ないですが、先に見た「ロリータ1997(エイドリアン版)」などは画面の端々から各自の内面が感じられ、不謹慎な題材の割にとても感情移入しやすい作品でした。 好みの問題と言ってしまえばそれまでですが、この映画はコメディであったとしても中途半端、感動ドラマであったとしても中途半端だったように思えました(そもそもコメディとして描かれていないような気もしますが)。 しかし主演と助演の演技力は大変に素晴らしく、彼ら二人がノミネート(ドクターは受賞)されたことには納得です。十分に素晴らしい映画でしたが作品全体のトータルバランスで見た場合、私の中では並の上レベル(6点に近い7点)の映画でした。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-11-14 11:34:23) 6.人種差別というテーマを描いているが、テンポが良くコミカルなシーンを織り交ぜられていて重くなり過ぎていない。 主人公たちは絶妙なコンビで、その掛け合いを楽しむことが出来る。 【アクアマリン】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-05-18 18:10:48) 5.《ネタバレ》 ★ほかの方々も書いてる通り、アカデミー賞なんて言われて想像するよりはずっと見やすい映画でした。 ★トニー・リップのガサツさ、ドン・シャーリーの神経質で天才肌っぽいとこ、二人のかみ合わないようなかみ合ってるような会話が笑える。 ★ヴィゴ・モーテンセンはホントに腹の出たオッサンになってて、「ロード・オブ~」のあの人が・・・と愕然。役とはいえ大変だ。でもクローネンバーグの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でもそうだったけど、この人絶対誰にも負けなそうなんだよね(笑) ★ジャンクフード嫌いそうなドンが、トニーにフライドチキンを無理やり食べさせられるも、意外とイケる、みたいな、でもそのあと骨は窓ポイなのに、トニーがドリンクのカップを捨てたらわざわざ拾いに戻らせるダブスタ(まあわかるけど(笑))。クライマックスの酒場の演奏シーンはワクワクしたし、最後トニーの奥さんがドンをハグして手紙のお礼をささやいたとことか小ネタもよかった。 ★でもやっぱりあの頃の南部での黒人差別の実態はあんな生易しいものじゃなかったんだろうし、そもそもが今更誰も異を唱えることなど出来ないであろう黒人差別問題をこんな手軽さで取り上げたこの映画にどれ程の(それこそアカデミー賞贈るほどの)意味があるのかなあとも思ってしまうんですよね。 ★できるならドン・シャーリーの音楽がこの時代の米国でどんな位置や地位を占め、音楽シーンに、そして黒人差別問題にどんな影響を与えたのかとかもっと掘り下げて描写したらよかったかもしれない。 ★ストラヴィンスキー(バレエ「火の鳥」~ディズニーのファンタジア)が絶賛したという天才ピアニスト、でも(重箱の隅をつつくような)ウィキペディアも日本語ページはないんですよね、彼に関しては。(まあ英語ページにしても、クラシック畑から出発して、いくつかのオケと共演したような経歴は書いてあるけど、人物について、またこの映画の事実関係についてもあまり明確には記述されてない) ★とにかく映画としては面白かった。ただそもそもの作品スタンスについてはイマイチ煮え切らない感じがするんで、この点数で。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-07 23:50:10) 4.《ネタバレ》 3日前に鑑賞した「マンディンゴ」の滅茶苦茶な黒人奴隷牧場の記憶が残る中での本作。121年が経っても隔離は差別ではないという理屈で合法とされたジム・クロウ法によって黒人分離政策がとられている実態を描いている。ピアノ演奏に対して温かい拍手を送ってくれても、自分には黒人区別の扱いを受ける。一方、車の故障時に白人が修理し黒人が車中で待つ姿を眺める黒人農民の冷たい目線を受ける。心許せる者がいないドン・シャーリーを演ずるマハーシャラ・アリはオスカー受賞も納得の好演。役作りに10㎏以上増量したヴィゴ・モーテンセンとの会話に滲むユーモアが上がった血圧を下げてくれた。洒落たラストが心地良い。良作。 【The Grey Heron】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-07 03:35:16)(良:1票) 3.《ネタバレ》 予告でだいたいストーリーは分かっていたので、話の流れとかは特にめちゃくちゃ良いとかではなかった。 ただ、ピアニスト役のマハーシャラアリの喜怒哀楽一つ一つの表情がチャーミングで愛おしかった。 初期のふたりの話の通じなさも結構ツボで、ひとりで鑑賞してたが何度か吹いた。 個人的にはドリンクのゴミを道端に捨てて、ドクに怒られて車をバックで戻るシーンが好き。 あと、今すぐに好きな人に手紙を書きたくなる(書かないけど)。 【nanami】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-06 22:09:33)(良:1票) (笑:1票) 2.《ネタバレ》 これがアカデミー作品賞?っていうのが見終わった後の正直な感想ね。 でも、それは別にネガティブなものではなくて、単純に、こんなに判りやすい、ストレートな内容のものが?という意味で。 映画は面白く見られたわ。 黒人差別問題を描いてはいるけど、そこを殊更に強調するのではなくて、雇い主と雇われ運転手のロードムービー、バディムービーとして単純に面白い、という作り。 それぞれが影響を受けて変わってゆく、それは王道って言えるわね。 難しいところは何もなくて、ただ差別の問題はしっかり考えさせるような作りで。唯一、ハッキリとは語らずちょっとボヤかしてあるエピソードがYMCAのところだけど、あのビレッジピープルの歌、西城秀樹がカヴァーしたあの曲の意味も含めて、そのあたりの知識があれば、ああ、って理解できる部分ね。 差別が当たり前、差別は文化として存在している、その異常さを、でもそれを日常生活の中で受け入れてしまっているんじゃないですか?って現実があって。 ただ、そういう感覚は『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でも描かれていたわけで、この作品がこれまでと違う、特段のものを持っているというカンジはしないのよね。 アカデミー作品賞はその背景に、政治的な意識も働いているのかな?と思ったりもして。 トランプ政権下では、この映画で描かれたことは決して過去のものではなく、今も存在している、むしろまた逆行しているようにも思えるわけで、アンチテーゼ、抑止力としての作品賞?とも思えて。アカデミー賞って多分に時代の影響ってあるわよね。 ファレリー兄弟作品(今回はピーター1人での監督だけど)はバカ映画が多いんだけど、そこにマイノリティ賛歌が織り込まれていたりするわよね。 でも、毎回それが白人、マジョリティ、健常者としての立場からの上から目線的なモノを感じてしまって、必ずしも手放しに受け入れられなかったりして。 そして今回の作品にも少しそういうニオイが無いこともないかな・・・みたいなカンジがしてしまったのも事実で。 ただ、じゃあ差別される側のみで閉塞された状態で創造されたモノならばいいのか?というとそれも違うと思うし、やっぱり色々作られてこそなのよね。 劇中、ヴィゴ・モーテンセンがいっぱい色々食べるので、映画見ていてお腹鳴っちゃって恥ずかしくて仕方ないったらありゃしない。ギュルギュルすっごい音させてんの。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-05 20:02:05)(笑:2票) 1.《ネタバレ》 アメリカで黒人差別があったことは知っているが、自分にどれだけの知識と理解があったのが疑問に思う作品に出合ってしまった。 レストランでは同席しない、トイレも別、それなのに黒人のピアノ演奏を聞き拍手を送る差別地域の白人。 グリーンブックまで持って差別地域に乗り込んで、トイレが使えないならホテルまで戻るという天才黒人ピアニスト。 そんな私の理解を超える社会が実際にあったということだが、その肝心の部分が理解できていない私がこの作品を評価するのは難しい。 というかそんな資格がないとも思ってしまいます。 (一応点数は付けますが) 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-03-04 10:52:09)(良:1票)
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