みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
9.《ネタバレ》 印象的なセリフが、「自分のこともろくにできないのに、人を助けるなんてできるわけないよね」というなつめのセリフ。よくある似たようなセリフに、「自分のことも愛せないのに他人を愛せるわけがない」というものもありますが、昔からこのセリフには違和感を覚えます。対自分=対他人という条件がそこまであてはまるものかな、と。私ははっきり言って自分のことがそれほど好きではありませんが、それでも他の誰かのことを心の底から愛せるし大事にできる、少なくとも自分より。同様に冒頭のセリフについて、自分を助けられなくても誰か他の人を助けることは十分できると思う。自分が整ってないと他の誰かのことを同じようにできないなんて、傲慢な考え方だと思う。だから、「そんなことねえよ!なつめさんすげえって!!」と彼女を励ます春馬くんには好感を覚えました。 内容はまあタイトル通りですよね。視覚障害者の女性が事件を目撃?したことによってこれまで明らかにされなかった凄惨な事件が暴かれていく。厳密には見えてないのに「目撃者」というのもなんだか面白いタイトルだな、と今記述しながら思いました。 はじめはなつめの視覚障害は心因性のものか何かで、ストーリーのどこかではっと見えるようになるんでは、という予想をしてたのですがそんな都合のいいことが起こるはずもなく。ご都合主義的な展開にはならずに話は進みました。まあ強いて言えば気になったのは、なつめを追うあの犯人がなぜか人目につく可能性もあるあのような場所で、すぐになつめを追わずにゆっくり歩いて追いかけていたこと。バタバタと動いてるところを見られたら誰かに不審がられる、と思ったのかな。でもすでになつめがバタバタと動きながら「助けて!」と大声を出している時点で犯人にとって落ち着いて歩ける状況ではないのですが。あとはラストの使われていない建物のシーン。いかに住人が不在で不動産で売りに出されてる状態だとしても、人を二人も監禁して部屋には祭壇のようなものまで作り電気まで通してしまうのはやりすぎか。作中ではあの建物は8000万以上で売りに出されてましたが、山奥のロケーションとはいえそこそこ瀟洒できれいな建物。あんなのを不動産屋がずーっと放置したりするでしょうか??まあたまにチェックしに来たとして年に1・2回と言ったところでしょうが、それでも犯人にはリスキーだと思うんだけどなあ。 ・・・と、別に作品のあら捜しをするつもりはなかったのですが、そんな文章になってしまいました。強いて言えば、みたいな重箱の隅をつつくようなことばかり書き立てましたが、作品は純粋に面白かったです。母親が防犯スプレーを入れるくだりでなつめにこのあとなんか起こるんだろうなーとか伝わったり、駅の黄色タイルを見つけてなつめが爆走したり、ちょこちょこ小技が効いてる映画だなと思いました。定年間近の木村さんが殺されてしまったのはショックだったなー。合掌。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-07-31 09:41:57) 8.犯人がわからない段階では 楽しく見れましたが、その後は映画を盛り上げるためのご都合主義が多くなってつまらなくなります。最後の30分はほぼいらないと思います。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-06-07 14:47:11) 7.面白かったです。良質な推理サスペンスかと思って見ていたら、核心に近付く程に突っ込み所が増えていき、最後の決戦においては両手で追い付かないくらいに突っ込み所満載。サバイバルアドベンチャー的なゲームみたいなもんだと思う事にしましょう。みんなで突っ込み入れながらわいわいと楽しく鑑賞するための映画だと思う事にしましょう。それでいいのです。そう許せてしまうのは、やはり吉岡里帆が可愛いからです。暗い過去を背負い捻た全然笑わない地味子、なのにやっぱり可愛い。笑顔で明るいばかりのイメージをガラリと変えられました。重々しい演技をしっかりこなしておられます。吉岡里帆をあざといなどと敬遠しておられる方にもぜひ観ていただきたい。化粧っ気も恋愛要素もゼロ、なかなかにしてえらい目に遭いつつも頑張ってます。その驚異的な行動力と生命力にツッコミを入れながらお楽しみ下さい。 【にしきの】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-01-23 20:07:41) 6.《ネタバレ》 オリジナルや中国リメイクの方は見てませんが、やはり何度もリメイクをしたくなるような 秀逸なフォーマットだなと思いました。 主人公の人無敵すぎ〜警察無能すぎ〜ってのはその通りなんですが、まぁ娯楽作品なので多目にみます。 主人公は盲目ということで、犯人から逃走するシーンは一層手に汗握る感覚がありました。 刑事さんたちが殺されちゃったのは悲しかったですね。グロて好きなシーンもなかなかリアルで良くできてました。 【あろえりーな】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-29 15:54:40) 5.《ネタバレ》 面白かった。若干、元警察官というだけで、一般人が捜査に関わりすぎという感もあるし、 目が見えないのに犯人の住む家に突入するという暴挙に少々萎えてしまうが、 その辺を差し引きしても、よくできてました。 調べたら韓国映画のリメイクとのこと。 藤原竜也の「22年目の告白 」も韓国映画のリメイクで、よくできていた。 日本映画はアメリカ映画よりも韓国映画をリメイクする方がしっくりくるのかもしれない。 【シネマファン55号】さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-07-22 14:40:15) 4.《ネタバレ》 面白いサスペンスでした。 「羊たちの沈黙」と「暗くなるまで待って」を足したような作品。 猟奇殺人犯がもっとも身を守るのに不利な目の見えない女性を襲ったら、どうなるか しかもその犯人が身内のはずの警察官だったら、とか最悪な設定で創り上げた作品でした。 最初は乗り気じゃない、感じの悪い警察官(大倉孝二)が 「正義ってものをみせてやる」と言って、犯人にもっとも残虐な殺され方を されるところにこの監督のセンスを感じました。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-11 16:47:04) 3.原作、リメイク元は未。 サスペンスものはあまり好んで観ないけど、まぁ楽しかったです。 話の起承転結やメリハリもはっきりしてるのでわかりやすく観やすいです。 (反面、そのせいでテレビドラマ的な内容寄りになっちゃいますが) 「見えない」を映像的によく表現してたなぁと思います。あの演出好き。 元警察官とはいえ一般人にガバガバなのはどうなのでしょう。 警察官がするべき仕事を警察官が全然してなくて、一般人が仕事しすぎな点も。 あとは若干グロイのも個人的にはNG。 シリアスな吉岡里帆もいいですねぇ。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-06-03 19:51:33) 2.《ネタバレ》 (警察学校あがりとはいえ)素人がチョロチョロ捜査に深入りしていく展開にせよ、視覚障碍者が結構ヒョイヒョイ動き回る演出にせよ、やや現実離れ感が強く若干チープだと言えるかも知れない。しかし、主人公が「見えない」事件ものというコンセプト面については、これを利用した小ネタ・ギミックはどれもまずまず面白く、この点については良い仕事をしていると思う。 その上に、2時間サスペンスに毛が生えた程度な質感、つまりは映画としてややスペシャル感が薄く、その意味でも少しチープではあるのだが、事件ものとしての展開運びもそこそこ面白く十分ワクワクハラハラしながら観れるし、猟奇殺人事件の残虐度や異常性と言った面の見応えもまずまずで、かつラスト付近のスリラー展開もまあまあ良く出来ており、このジャンルの映画としては基礎点で70、そしてコンセプト面の出来の良さで10点加点して80点は付けられる良作。ただし吉岡里帆の「見えない」芝居は、やっぱり見えてるようにしか見えない。 【Yuki2Invy】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-11-24 09:42:44) 1.“目が見えない“というのがウリであり、そこを最大限に活かした物語になっていたと思う。 目が見えない目撃者が偶然事件に居合わせ、警察に報告するもあまり頼りにならず、独自の調査を繰り広げていくという超展開。 この辺はかなり荒唐無稽だし、犯人と闘う展開においてはいや無理だろ!って思っちゃったけど、元警察官であるから一応訓練されているし有り得るのかも?と半信半疑で見ておりましたが、なかなかサスペンス全開な展開で飽きさせないので集中して見れたと思う。 しかし、犯人が分かっちゃってからは邦画特有の大袈裟な展開になっちゃうのがちょっと残念と言えば残念。 とは言え、吉岡里帆の演技がとても良かったので引き込まれた。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 7点(2019-09-25 23:14:25)
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