みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.《ネタバレ》 昔からたくさん作られてきたヤクザ映画ですが、ヤクザを取り巻く社会が変わってきたように映画の描かれ方も変わってきたんだなと。任侠という感じや暴力一辺倒ではなくヤクザの生きづらさも描かないといけない時代になってきたようです。いつか時代劇のような描かれ方になるのかもしれない。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-12-31 14:25:19) 4.《ネタバレ》 まさに『ヤクザと家族』でした。ここまでしっかりとタイトルで内容を表している映画なんてのも最近では珍しい。直球ですね。日本におけるヤクザのここ数十年の環境の変化をわかりやすく描いている。「ヤクザ」「暴力団」「反社」。呼称もさまざまだが彼らを取り巻く環境も激変したのであろう。翼のようなヤクザでもない半グレのような存在も台頭し、少なくともかつてのように一つの大きい組織が一帯を牛耳るといった状況はほぼ無くなってきているんだろう。 どうしても主役となる山本目線で描かれるため、ヤクザの立場を美化したものに映りがちだが、それだけに終盤元ヤクザであることがバレた山本に悪徳警官の大迫が言い放つひと言、 「お前らがやってきたこと考えりゃ当然の報いだろ」が響く。 作中では山本のヤクザとしての「仕事」はほとんど描かれない。せいぜい麻薬を売らない信条があるといった程度だが、やはりヤクザである以上誰かや何かを食い物にして生計を立てているはずで。柴崎組の「シノギ」が具体的にどういうものか知らないが、「道を極めた漢達」の仕事がどういうものなのか描いて欲しかった気持ちもある。まあそれを描くと柴崎組やその組長の見方もだいぶ変わってくるとは思うが。 でも、どうしてもこの手の映画はSNSの表現が過剰な気がします。いち地方に勤める市役所職員の家に元ヤクザが出入りしてるとか、仲良くピースサインしてる程度の画像があれほど拡散されるだろうか。よっぽど他にニュースがない平和な街なんだな、しきりにヤクザ同士の抗争が起こる割には。まあ単にああいう街だからヤクザ情報に敏感だということかもしれないけど。 「真っ当に生きたい」そう言いながらも安易に入れ墨を入れたり誰かと家族の契りを交わしたり、やはり先述の大迫刑事のセリフがどこかから聞こえてくる、そんな映画でした。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-10-12 21:57:29) 3.随分とヤクザが生きづらい世の中になってるんだなー。もちろんそれは一般社会から見れば喜ばしいことだが、足を洗った人にも容赦ない現代の残酷さを目の当たりにするとやはりつらかった…。ポスターにもある通り、物語は1999年~2019年、つまり20年間ということになるが、明らかにそれ以上の重みを感じるのは日本映画界が1960年代後半から70年代にかけてヤクザ映画に力を入れ、菅原文太、松方弘樹、渡哲也といったスターも生まれ、大衆の支持を得てきたところにあるんじゃなかろうか。ヤクザを肯定はしないが、映画を通して馴染みのあったあのエネルギッシュな時代はもう終わってしまったという寂しさが後半にドンとくる。そういう古き時代を生きたオヤジには渡の舎弟を自称した舘ひろし、これが嵌まった。敵対する組の豊原功補もやや古い型の芝居をしているのが良い感じ。主演の綾野剛は言うに及ばず、北村有起哉、磯村勇斗など脇を固める面々も好演しており質の高さを感じさせる。一つの時代の終焉を描いた力作だ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-05-31 20:08:23) 2.《ネタバレ》 いやー、まさに題名通りヤクザと家族だ。前半のスピード感は見事だし、それが後半の展開に悲哀を感じさせる。更正して、妻と娘との幸せな生活があるストーリーを見てみたいと思わせる綾野剛はさすがです。本来ならこれほど、ヤクザに向いている男はいないでしょう。何カットかある、漁しているシーンが何ともいえない。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-13 00:30:02) 1.注目していた作品、予備知識なしで かなり期待して 鑑賞..いや~ なかなかシブくてリアルな社会派作品、と言っていいヤクザ映画でした..「新聞記者」の 監督/脚本とは思えないほど 出来が良かったです..ただ 終盤、やりすぎ感、作りすぎ感が 否めなかったかな.. 【コナンが一番】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-12-05 14:53:22)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS