みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.評判芳しくないものの、そもそも一作目自体そこまで思い入れも記憶もないため、 "継承"というテーマとして見るなら案外悪くない。 孫娘が祖父の意思を継ぎ、オリジナルを撮ったアイヴァン・ライトマンが息子にメガホンを託す。 これほど胸躍ることはない。 '80年代の明るいノリを40年近く経った現代に再現させるのは難しいだろうし、 父親と違って人間ドラマを得意とするジェイソン・ライトマンの作風からすると、 こうなるのは大体予想通りというか。 家族のわだかまりを解く終盤の展開は分かっていながらもたいへんエモーショナルであった。 温故知新を体現した映画だったかと。 続編はかつて一作目を見たときのように勢いが落ちそうなので見ないかもしれない。 「新章がこれから」という期待感がこのシリーズには似合うと思うから。 【Cinecdocke】さん [地上波(字幕)] 7点(2024-04-08 23:19:00)(良:1票) 4.《ネタバレ》 最初の数十分間を乗り切れば、あとは楽しく懐かしく観られる映画かなと。 ただこの感想は、40年前の「ゴーストバスターズ」をリアルタイムで鑑賞した人に限るかもしれないのが苦しいところ。オリジナルメンバーが勢ぞろいするシーンには胸が熱くなるものの、そもそも「ゴーストバスターズ」って胸が熱くなる映画だったっけ?という疑問符もついてしまう。農場が巨大なトラップだった、なんて設定はなかなかに面白いし、営業車?の飛び出す銃座もかっこいい。でも、なにか突き抜けてないんだよなあ。 この世を地獄にしないために自己犠牲を払った、なんて彼らにはやはり似合わないのかもしれない。適当に退治しとく?的なノリが欲しかったかも。 ただ、主役の女の子は最高にキュート。そしてラストシーンに出てくるシガーニー・ウィーバー様に加点。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-22 21:03:33) 3.洋楽がハリウッド映画のテーマだらけだったあの頃のリブート。なんかコメディ感がゼロで雰囲気が変わっちゃったけど、これはこれで面白かった。シガニーウィーバーも出てきてくれてちょっとうれしかった。 【木村一号】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-11-04 23:01:20) 2.2022年2月12日、「ゴーストバスターズ」を生み出した映画監督アイヴァン・ライトマンが亡くなった。 この最新作にもプロデューサーとして名を連ね、監督を務めた息子ジェイソン・ライトマンと共に出演していたプロモーション映像でも顔を見たばかりだったので、その訃報は一映画ファンとしてとても悲しかった。 ただ、同時に、彼がクリエイトした娯楽映画史上に残るポップアイコンを自らの手で息子に託し、亡き盟友ハロルド・ライミスに捧げた本作の公開を見届けて逝ったことには、運命的なものを感じた。 そういった映画作品にまつわる様々なメタ的要素も絡みつつ、“若い世代”によってクリエイトされた本作は、1984年の「ゴーストバスターズ」が公開された“あの時代”に子どもだったすべての大人たちのためのジュブナイル映画であった。只々楽しく、そして泣けた。 1984年にアイヴァン・ライトマンが監督した「ゴーストバスターズ」の文字通り正統な続編であり、あの大人気映画があったからこそ意味を成す作品であることは間違いない。 そういう意味で、今の時代に相応しいテーマ性やアイデア、新鮮味がある映画ではないかもしれない。 でも、何も新しい物事を追い求めることばかりが、“新しい映画”にあるべきことだとは、僕は思わない。 過去の優れた娯楽や芸術を、新しい才能で蘇らせることもまたクリエイティビティなことだと思う。 敢えて80年代当時の着ぐるみ的な質感を携えたゴーストたちの造形だったり、80年代の空気感を残す田舎町を舞台にしたことなど、明確な演出はしっかりと創造性を孕んでいた。 そして、「継承」というテーマを映画世界の内外で強く意識した作品であるならば、その価値は更に意義深いものになる。 父親が生み出した世界に愛されたポップアイコンを、偉大な父以上の一流映画監督となった息子が継承し、その映画世界の中では、“お化け退治”の知識と技術と勇気が祖父から孫へと継承される。 この映画製作における文脈そのものが、大変エモーショナルだったし、王道的にエキサイティングだったと思うのだ。 息子ジェイソン・ライトマン監督が映し出した「画」は、尽くエモーショナルで素晴らしかった。 主人公の少女が佇む何気ないカットから、ゴーストバスターズ専用車両“ECTO-1”が田舎町を疾走するカットに至るまで、すべてのシーンが叙情感に溢れていて、それだけでも「いい映画だな」と思わせた。 一方で、ストーリー展開的において踏み込めていない要素は正直なところ少なくない。 主人公の少女を始めキャラクターたちは皆魅力的だったとは思うが、現在に至るまでの背景的な描写が極めて希薄なので、彼らが成長したり変化したりすることに対する感動は上手く表現できていなかった。 主人公フィーヴィーを演じたマッケナ・グレイス、兄役のフィン・ウルフハード、友達となるローガン・キムら若いキャストたちはキュートでジュブナイル性に溢れていた。 人生において破綻寸前の母親のキャラクターや、片田舎の冴えない教師に甘んじる地震学者を演じた“アントマン”もといポール・ラッドも、良いキャラクター性を孕んでいたのだが、「活かしきれていない」という印象は拭いえない。 「JUNO/ジュノ」、「ヤング≒アダルト」等々、人生に打ちひしがれた人間ドラマでこそ卓越した手腕を発揮してきたジェイソン・ライトマンだからこそ、そういう“負け犬たちのワンスアゲイン”的なキャラクター描写に物足りなさを感じてしまったことは、もったいなく思う。 だがしかし、振り返ってみれば父アイヴァン・ライトマンが監督した「ゴーストバスターズ」も、決して完璧な映画などではなく、くだらない部分はどこまでもくだらなくて、ポップでライトな“ノリ”に溢れた作品だった。 その“ちょうどいい”娯楽感こそが、「ゴーストバスターズ」であり、やっぱり正しい「継承」だったのだと思う。 短い時間ではあるが、亡きハロルド・ライミスを含めたオリジナルの4人が揃い踏みし、その中でビル・マーレイやダン・エイクロイドが気の抜けたジョークを繰り広げる。 1981年生まれの映画ファンは、そのさまを観て、率直に「ああ、良かったな」と思えた。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-02-18 22:48:34)(良:1票) 1.《ネタバレ》 疎遠だった父の遺産の寂れた農場を相続したシングルマザーのキャリー一家。さっそく屋敷を探検して回る息子トレバーと娘フィービーは奇妙なハイテク装備や車を発見。兄妹は祖父がゴースト退治の専門家だったことを知る、という流れ。 駄作の続編にありがちな余計なモノを入れずにこの家族を中心に物語を作っていったのは大正解。その家族と仲間が片田舎の寂れた町で世界を救うという大きな話なんですが子役の子たちはみんな演技が達者で良かったんです。特に祖父の血を継いでいる天才理系少女フィービー役のマッケナ・グレイスと相棒ポッド・キャスト役のローガン・キムが可愛くてやりとりが微笑ましかったな。 途中でレイ(ダン・エイクロイド)が出てきたので彼は助っ人で来るんだろうなとは思いましたが、まさかメンバー全員勢揃いとは思いませんでした。亡くなってしまったイゴン(ハロルド・ライミス本人も故人)は守護霊としてそれとなく娘と孫を見守りつつ、終盤には姿を現し初代メンバーとの再会はグッとくる展開だった。父親であるイゴンと折り合いが悪いと思っていた娘キャリーも、ゴーストと戦い続けるために距離をとっていただけで実は愛されていたと判明する下りや再会シーンも良かったです。それぞれ距離があった親子3世代全てが丸く収まる綺麗な終わり方でまさか感動させられるとは思いませんでした。オリジナル同様にユルいユーモラスな場面も多く、みんな大好きなマシュマロマンをはじめとしたゴースト達や音楽や小ネタなどオマージュも満載で上手く絡めていて終始雰囲気が良かったです。1と2が大好きな人は安心して観られる内容だと思います。オリジナルの監督アイバン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンが監督だったというのも数奇な運命を感じましたが、オリジナルへの敬意と愛が溢れてましたね。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-02-13 22:21:08)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS