みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.《ネタバレ》 マーベル時系列鑑賞中です。 スパイダーマン(ラス2ぐらい) ~ 本作 ~ マイティーソー(ラブ&ピース?) 情弱なので主役の人が亡くなったと知ったのは割最近です。どうなる事かと思ったけど楽しめました。 ただロス感あって少し物足りなさを感じました、苦肉の策で仕方ないと分っていてもヒーローの退場があまりにも寂しすぎます。 「わかんだふぉーえばー!」ってサブタイトルにもなってる決めセリフですが吹き替えで聞くと若干失笑してしまう感じだったんだけど僕だけだろうか? 【ないとれいん】さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-05-07 09:45:17) 7.それなりに長く映画を観続けていると、現実世界の俳優の死に伴う喪失感が、映画世界の内外を巻き込んで渦巻くことはままある。 2020年、43歳の若さでこの世を去ったチャドウィック・ボーズマンの死は、近年においてその最も顕著な出来事だったろう。 MCUでブラックパンサーことティ・チャラ役にキャスティングされたことで、一躍世界のトップ俳優の一人となった彼の死は、MCUファンに限らず、世界の映画ファンにとってあまりにも大きな損失だった。 無論、この「ブラックパンサー」の続編も、チャドウィック・ボーズマン続投が大前提のプロジェクト進行が、突然の悲報に伴い、継続そのものを問う岐路に立たされたことは言うまでもない。 普通に考えて、絶対的な主人公を演じていた俳優を失ったヒーロー映画の続編が、そのまま成立するなんてことはあり得ないだろう。 それでもなお、映画の製作を進め、161分の大長編として日の目を見た本作からは、監督のライアン・クーグラを筆頭に、スタッフ、キャストからの、亡き“ティ・チャラ王”に対する尊敬と哀悼が満ち溢れていた。 死に伴う喪失感は、時に残された人間を惑わし、自暴自棄に貶める。 その心情が本作に登場するキャラクターたちに投影され、彼らも大いに惑い、進むべき道を見失いそうになる様が印象的だった。 それをどう乗り越え、その先の時間をどう生きるのか。それはきっと最愛の人間の死に出会うべくしてこの世に生きるすべての人間に課せられた宿命なのだと思う。 最愛の兄と王とヒーローをまさしく“同時”に失った妹のシュリは、映画のラストで光に照らされた美しい浜辺で一人佇む。 その表情からはやはり寂しさと心細さが垣間見える。その一方で、大切な記憶や、兄や母に対する愛情は決して色褪せないことも噛み締めているようだった。 生きろ、そして戦い続けろ。 「エンドゲーム」のクライマックス、ポータルの中から現れたティ・チャラが、満身創痍のキャプテン・アメリカに対して力強く視線を向けた後、援軍を鼓舞するシーンが思い浮かぶ。 偉大なヒーローは死してもなお、映画世界の内外の“アベンジャーズ”を鼓舞し続ける。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-11-12 01:30:22) 6.カッパが出た! ベイマックスも出たっ! 【TERU】さん [映画館(吹替)] 7点(2022-12-23 21:14:52) 5.《ネタバレ》 前作の主人公だったチャドウィック・ボーズマンがなくなってしまったので大幅な路線変更があったとのこと。代役を立てずにここまで持ち直したのはさすがと言う感じです。 現実世界での喪失と映画内の出来事をうまくリンクさせつつ、前へ進むという意味や、最後の「継がれていくもの」と言った演出は良かったともいますし、その他にも、征服者と非征服者の関係、力を持つが故の責任という某蜘蛛男を王仏とさせるテーマなど色々盛り込まれていて長いながらもとても楽しく観られました。 ブラックパンサーって言ってる割に実際出てくるのなんて30分程度じゃんかよ!とかもっと暴れてよ!とか色々と物申したいこともありますが、「復活」時の出立、兄とはまた違ったしなやかさなどこちらもとても良かったですし、なんだかんだ最後まで楽しめたので自今回は7点ということで。 あとこれは映画とは関係ないのですが、今回自分はとある事情で吹替で観ていますが、今回も続投で堂々主役を演じた夏菜子ちゃんは前作以上に役にはまって非常にいい声の演技をしていたと思います。 【クリムゾン・キング】さん [映画館(吹替)] 7点(2022-11-26 00:14:19)(良:1票) 4.《ネタバレ》 大失墜となったマイティ・ソーに比べると大幅に持ち直した内容だなとは思います。 敵も序盤の橋の上での襲撃など印象的なシーンは多いのですが、いかんせん船の上での決戦が見せ方が悪いのかいまいちだなと感じました。特に戦いの途中で場面がちょいちょい変わるので、今誰と誰が戦っていてどうなっているかがちょっとわかりにくかった。ジェットリーの映画「ブラックダイヤモンド」の時に、地下闘技場でのバトルとバギーのシーンが交互に映し出される演出について当時大分不評だったが、その文句を言ってる人の気持ちが理解できた。映画全体が長いのもあり結局集中力が途切れちゃって、橋の上でイキってて舐めプしてた将軍がいつ倒されたのか思い出せないレベル。 お話は中盤が中だるみ感がまあまああるものの、それほど時間を感じさせずきちっと締めたのは良かったかなと。 面白いかどうかといえばまあ普通、あるある展開ばかりだねという感じではあるが、妹がブラックパンサーを引き継ぐまでの成長過程をちゃんと描こうとした流れはそんなに悪くなかった。 先代のブラックパンサーの追悼の意味合いもあるので、ジョークが少なめだったのも良かったかな。 ただ、話のテーマが新興勢力の海底王国との衝突ばかりで終わってしまったのが個人的には残念。せっかく冒頭でアメリカやフランスが出てきてるんだから、どちらかというと「他国が持っていない技術・資源を持つ小国を狙う大国とどう戦うのか、どう折り合いをつけるのか」をテーマにした政治劇強めの話の方が面白かったと思う。ウインターソルジャーみたいな感じで。ワカンダってそういうテーマにぴったりの舞台設定じゃないですか。僕はそういう骨太は物語の方が好みなので、勿体ないなぁと感じておりました。 ネイモア軍団の行動もよくわからんことが多くて。一々橋の上で襲撃しなくても、ちゃんと当初の予定通り交渉すればよかったじゃないですか。そのうえで交渉を断られたら襲撃すればいいだけで。アイアンマンもどきのお披露目もCIAとの追っかけっこで十分できてるし。将軍とオコエの対決の伏線を貼りたかったのかもしれないけど、それは街襲撃とかで作れたしなぁ。 あとネイモア軍の不死身の理由も結局語られないまま終わってない?ネイモア自身は肌が乾燥したら弱くなるというのはあったけど、一般兵も不死身レベルなのがよくわからんかった。ソーの時もそうなんだけど、細かいことは投げっぱなしなのが最近目立つ気がする。 あとサノスの後で地球で新たな未知の力を持つ強豪が現れると、「君ら指パッチンの時なにしてたん?」ってなっちゃうね。エターナルズもそうなんだけど(エターナルズは苦しい言い訳をしてましたがw)。タロカン帝国だって半分ぐらいは人減ってるだろうにw ただ、冒頭の無音のマーベルロゴのシーンと、最後の喪服を燃やすシーンはベタながらぐっとくるものがありましたね。僕は泣いてないけど。 もし邦画だと、あそこは主人公が大泣きしてるんだろうなぁ。 やはり本作のように、静かに雰囲気だけで語るシーンは好きなんだよね。ここだけで+1点はある。 しかしフェーズ4もこれで終了ですか。 正直何してるフェーズなのかわかんなかったな。サノスという大災害のあとのその後を描いているだけで、MCUというシーンにおいてはスパイダーマンの退場劇とドクターストレンジの覚醒およびマルチバース世界の説明のみで、他は新キャラがちょこっとお披露目しただけで、全体的な話は特に進展なし。シリーズにおいて一番面白みに欠けるフェーズではありました。 アントマンから始まるフェーズ5からは面白くなることを期待してますよ。 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-25 10:40:45) 3.《ネタバレ》 ストーリー的にはどういう映画になるかはおおよそ予想できていたし、だいたいその通りの作品でした。個人的には、その結果よりも「どうやって」の部分に興味があって久々の映画館へ。上映時間の長さは、王女シュリの成長を丁寧に描いた結果であるとは思うのですが、正直なところ前作のティ・チャラとキルモンガーの因縁と同じ重さを、シュリとネイモアの対決に負わせるのは酷というものでしょう。キルモンガーが背負ってきた大都市ゲットーの黒人の不平等の問題に対して、ネイモアが背負っているのは別名「ククルカン」(マヤの神)が示すようにヨーロッパ人によって滅ぼされた先住民族の物語。 冒頭に嫌な感じでフランスの高官が出てきますが、本作ではフランスの植民地であっていまもその遺産に苦しむハイチが鍵になり、ハイチ独立の英雄と同じ「トゥーサン」という人物の登場が示すように、所々でこれに関連するテーマが匂わされています。この名前は、本作がアフリカと北・南米を蹂躙してきたヨーロッパ人による帝国主義・植民地主義による苦難の歴史から起ち上がってきた人びと(アフリカ人、奴隷・元奴隷たち、そしてアメリカ大陸の先住民族)の物語であることを象徴しています。そして、チャドウィック・ボーズマン=ティ・チャラという軸を失ったため、本作は苦難を生きる/生きた人びとの群像劇的な物語として再構成されました。その結果、話のスケールが広がり、ライアン・クーグラー監督をはじめ製作者のねらいも明確になったと思います。こんな「ポストコロニアルな世界」を娯楽映画、それもヒーロー映画でみることになるとは、と妙に胸が熱くなりました。 ただ、前作からみてもスケールが広がった本作の文脈を日本の観客が読み取ることは難しいと思いますし、抽象度も高いので物語の推進力としても、それを背負うキャラの魅力としても、前作と比べると見劣りしてしまうのはたしかです。そもそも今日的な文化帝国主義の代表ディズニーのマーベル娯楽大作で、植民地主義批判をやってしまうことの矛盾も感じることも。そして、前作以上に女性の活躍が気持ちよく、シュリの「自由奔放な妹」キャラからの成長を長い時間をかけて描いた本作であればこそ、ラストのアレは必要だったのか・・・私には疑問でした。また、せっかく大きくなったスケールが、三作目でまた家族の血縁の物語に戻ってしまうのでは、どっかのSF大作と一緒じゃないかー。次もあるっぽいですが、そうならないことを切に願っています。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-21 19:18:08)(良:1票) 2.いや、初日でIMAXの3Dで観てきました。 完全なネタバレは主義じゃ無いので、アレです。 ブラックパンサーの彼を思う事にする。 ――そして、受け止める。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 彼は…黒人俳優でも一際笑顔が可愛いイメージがあり、頼れる男の表情をも持っていた。 そして、数少ない主役を張れる男だなーと感じていた。 そう…まさに、ヒーローを演じれる男だったんだなー…と実感。 大好きな役者であり、武道家のブルース・リー。 俺が、その存在をしっかりと把握した時には…悲しくも既に他界していた。 言うまでもなく、リーは強いカリスマを持った男。 更には格闘技以外の面でも指導者であったリーに対して…周囲がリーという「主役のいない中」でも、彼をずっと渇望した姿勢を崩さなかった…。 まるで、また復活して欲しいと願うように。 勿論、俺も同じく渇望していた。 何年も、何年も、リーの軌跡を追うように本を読み、写真を観まくり漁った。 そして…神の摂理で、それは(今のところ)難しいと知りつつも理解する。 彼が復活しない中でも、代わりに愛する者の心に、永遠に消える事のないブルース・リーが刻まれるという事を。 それと同じく、強大なコンテンツとなったMARVELヒーロー。 主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。 惜しまれつつ世を去った者を想う…ただ、想う。 出来るならば、その姿を心に刻み続けたいな…なんて、上映後に考えてしまった。 亡くなった者を殺さない方法。 それは、胸に刻む以外…今の俺は出来ない。 消えたのは、彼ではない。 心から消さないように、俺達がしなきゃならない。 切ないな、マジで。 ワカンダ・フォーエバー。 彼と共に…永遠に。 . 【映画の奴隷】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 17:48:42) 1.《ネタバレ》 MARVELとかヒーローものとか、そういったことを置いといて、普通に一つの映画として非常に良く出来ていた。チャドウィック・ボーズマンさんの他界によって、2代目ブラックパンサーを登場させることになったわけだけれども、その2代目のお披露目という一大イベントが実はそこまでメイン的な立ち位置になっていなかったのも、すっごく良かった。お客さんのお目当てが2代目の勇姿でありバトルだと分かっていながらも、あえてそこまで登場させずに、深いテーマを丁寧に丁寧に描ききった英断には称賛の拍手しかないです。 どんなに技術や文明が発達しても、人間の持つ業は何一つ変わらない。ほんと、変わらない。でもだからこそ人間はその業と向き合うためにこの世界に、「作品」を生み落す。「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」という作品が今、うぶ声を上げた。 この作品を戦争をしている国の権力者や偉い人たちにほんと、観て欲しいですね。 ただ一つだけ苦言を述べるなら、どうしても圧倒的スターのオーラを放ってるような役者さんがいないため、華のなさは否めなかったです。 あ!もう一なつあった! 記憶力に自身のない人は前作をおさらいする事を勧めます。おさらいをしなかった自分は、誰だっけ?何したんだっけ?てなってしまいました。まいったまいった。 【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 14:49:26)(良:1票)
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