みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
11.是枝監督らしい 作品..独特の雰囲気でクセのある くら~い ストーリー..“真実”は 複雑で、難解..ってことかな..ただ、物語としては 現実味が薄くて説得力がなかったかな..7点 【コナンが一番】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-15 19:32:54) 10.《ネタバレ》 ◇「人は、見たいものしか見ない」だから、事実は一つでも、人によって物語(事実)は異なり、すれ違っていく。 ◇セリフやシーンが巧みに入り組んでいき、最後に私は私の物語(解釈)にたどり着く、、、 ◇他の方の感想や解釈を読むにつけて、私は自分の考え方のクセ、バイアスに気付く。「こうあって欲しい」と「私」は思うのか、、思考が炙り出されるようなザラっとした不快と、仕掛けに気付くスッキリ感がないまぜになりました。 【ハクリキコ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2025-02-15 08:45:21) 9.《ネタバレ》 様々な視点からの構成されているストーリーはいろんなことを想像させてくれる。特に序盤の違和感満載な学校の描写。いじめやサスペンスは元より、星川くん役の上手さにマインドコントロールを想像した。違ったけど。子どもの視点のパートは素晴らしかった。ラストは観る人間に委ねる感じだか、私は死後の生まれ変わりと受けとめた。それが自然で美しいから。全体観た後で注文をつけるなら、序盤の担任の先生の態度の悪さは過剰だったかな。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-13 21:08:48) 8.《ネタバレ》 予告編だけの情報しかなかった時はもっと猟奇的な内容なのかと思ってました。実際に観てみたら全然違った。たしかにミステリーぽさはあるけれど、これはもう一つの純愛映画でしょう。同性愛に気付き始めてしまったまだ幼い男の子の純愛物語。私はそう捉えました。「怪物」ていうのは恐らくマイノリティを受け入れられない「偏見」への揶揄なのかな。または自分自身の中にある「嘘」に対するものかも。誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。誰にでも手に入るものを幸せって言う。この台詞こそが「怪物」に対しての宣戦布告なのでしょう。 物語は母親、教師、息子と、三人の視点によって進んでいきます。母親目線だった時は観客も「怪物」であるように仕掛けられて、教師目線でそこから少し距離を取れるようになり、最終的に息子の目線で全てが白日のもとにさらされて「怪物」から解放される。実に見事な編集です。 また一つとても良い映画に出会えました。ありがとうございました。 それとこれは余談ですが、安藤サクラさんの演技が個人的には一番、怪物、でした。ほんと、すごすぎです。 【Dream kerokero】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-06 16:30:30) 7.《ネタバレ》 見応えは非常にあったけど、最初のパートで保利先生を異常者みたいに見えるように映像で誘導し過ぎてるのが気になった。麦野の母親目線でそう見えてるという話にしてもちょっと盛りすぎに感じる。 実際次のパートでは全く別人のような保利先生が登場するんだけど、パート1とパート2の時間軸における保利先生の精神状態もあまり噛み合ってるように思えなかった。他にも違和感を感じるところはあったけど、ラストパートの麦野と星川くんとの心理描写は非常に良かった。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-06-26 23:25:33) 6.子供たちのパートは文句なし。LGBTQジャンルと言って差し支えないと思うが、美しい映像とか、星川くんの可愛らしさとか、湊の揺れる心とか、引き込まれる感覚があって素晴らしかった。是枝監督は子供を撮るのが本当に上手。しかし、この映画は玉に瑕というのか、保利先生が湊母の前で見せた姿には今でも納得がいってないんで少し減点。これはもしかすると小説なら上手くいったのかもしれないが、映像になると想像の余地はなく、安藤サクラ編と瑛太編で保利の整合性が取れていないように感じてしまった。そこだけ残念かなと。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-06-01 00:27:16) 5.《ネタバレ》 冒頭の30分は怖くて怖くて・・・絶対に死んじゃうんだと思って観ていました。 引き込まれました。 最後は是枝監督らしい観客にゆだねる形ですね。 【東京ロッキー】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-04-01 17:30:47) 4.良い映画だと思うが、真相がわかる後半になってすっきりしない感じが残る。時間の関係もあるのかもしれないが、担任の態度についても理由がはっきりしなかった(見方が悪かったか?)。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-07-11 14:57:13) 3.かの偉人の言葉「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」を思い出しますが…それにしても母親視点の校長をはじめとした学校側の対応はコメディだったの?と思ってしまうような違和感。 このしっくりしない感じもサスペンス・ミステリー仕立ての学園ドラマに引き込まれてしまい、いつの間にか雲散霧消。 あの変な感じがなければ…ちょっと残念。 【ProPace】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-29 20:34:03) 2. 面白かった!つか、圧倒された作品。 正直、一回めの閲覧では分からない事が多い。 言わばパズルのピースを全部取り出して広げただけ…のような。 けど数回観る事でパズルのピースの意味合いと、その組み合わせで全体像がつかめて来るだろう。 正直、そんな不思議な感覚の映画だなーと思う。 ただ、ぶっちゃけ…非常に良く創ってるけども雰囲気も含めて、一回観ただけじゃ伝わり切らんかったかな…俺には。 あ、でも悪い意味じゃなく…終ったあとは「あー、美しい映画だったな…」とか「子供の頃にこういう事があったな…」とか、そんな事を考えた美学があった。 恐ろしいのは、最初の母親のターンを見ている時に「ああ、この人は間違ってないだろうな…」と刷り込まれるが、話が進むとそれも錯覚だと気付かされる。 そして、観終わってから電車内や家で色々と考えてしまうだろう。 あの回収されてない伏線らを回想すると、若干…心がゾワゾワし出す…もう一回行って脳裏で組み合わせるしかない。 映画の視点は「親」「教師」「子供」の3視点で描かれる。 ただ、怖いのと共感したのは…三者間それぞれの着眼点と価値観が映像にされているところで、そこはあくまで自分視点であり、正義感や価値観が強引に引っ張られてしまう…いや、その恐ろしさよ。 言わば、戦争の価値観なんて…己の言いたい事、己の聞きたい事、己が正義と信じてるが故に言わない事。 もう、戦争をしてる国家間なんて、このような視点かも知れない。 これが恐ろしくて、更に最後のシーンの映像が素晴らしくて…ただ懐かしい回想と共に映画が締め括られてゆく。 ともあれ、己を貫くってのが一般的な価値観かもだけど、誰かの上に立ったり、団体の長になる人間には、自身の考え方の変化になるかも知れないので、是非とも観て欲しいなと思う次第。 あー、観てない人間にネタバレしないように書くと…この程度かな。 . 【映画の奴隷】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-06 04:24:59) 1.《ネタバレ》 親の視点、教師の視点、子供の視点により物語は進んでいく。違った視点で時間軸だけが交錯してい手法は黒澤の「羅生門」でもおなじみだが、ミステリー調の展開で大変面白い。 共通するのは三者の間で理解しあう姿勢が全くなく自己の世界のみで完結している点だ。 子供の世界は残酷で、個性的な弱者はいじめの対象になりがちでそれをかばうとその子がいじめの対象になる。そこに同性愛の要素が加わってくるので複雑だ。繊細で壊れやすい子供たちの世界が坂本裕二ならではの脚本で描かれる。 永山瑛太の担任教師は何も悪くないのに誤解され、裏切られ、恋人には振られ、裁判で起訴され、ほんと可哀想としか言いようがない。 田中裕子の校長先生が一番恐ろしい。 【とれびやん】さん [映画館(邦画)] 7点(2023-06-03 16:45:20)
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