みんなのシネマレビュー

侍タイムスリッパー

2023年【日】 上映時間:131分
アクションドラマSFコメディ時代劇ロマンス
[サムライタイムスリッパー]
新規登録(2024-09-19)【sim】さん
タイトル情報更新(2024-10-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(2024-08-30)


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監督安田淳一
助監督沙倉ゆうの
キャスト山口馬木也(男優)高坂新左衛門
冨家ノリマサ(男優)風見恭一郎
沙倉ゆうの(女優)山本優子
峰蘭太郎(男優)殺陣師 関本
井上肇(男優)撮影所長 井上
脚本安田淳一
撮影安田淳一
配給ギャガ
編集安田淳一
照明安田淳一
その他東映(協力 東映京都撮影所)
あらすじ
時は幕末。会津藩の江戸屋敷に薩長同盟から送られた二人の剣士が藩の重鎮高坂新左衛門を暗殺すべく忍び込む。暗闇の屋敷の庭先で高坂と二人は死闘を演じ、一人が高坂に斬られた直後に折りしもの驟雨の中で高坂が振り上げた刀を落雷が襲い、気がついた高坂がいたのは蔵の中だった。蔵の外は見慣れた街並みだったが西洋風の格好をした男が侍らに向かって日本語で怒鳴ったり黒い小箱を覗いたりし、狼狽えている高坂に西洋風の若い女が矢継ぎ早に意味不明の質問をする。やがて映画助監督だというその女性山本優子の仲介で記憶喪失者として寺の住職夫妻に保護された高坂は風変わりな街に貼られたポスターや住職の居間に置かれた板(テレビ)の上で動く、意識回復直後に見た侍と町人などから自分が幕末から百数十年後の京都に生きていることを悟る。そして高坂は住職夫妻の励ましと映画人の協力によって映画撮影所で殺陣(タテ)の斬られ役を演じることで生計を立てることになる。

かわまり】さん(2025-01-22)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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6.《ネタバレ》 ◇いい意味で、思ってたのと違う作品でした。低予算ヒット作と聞いて、仕掛けや笑いがすごいのかなーーと思っていました。
◇タイムスリップ起因の戸惑いや違いのテッパンネタは控えめ。真面目に何事も大切に精一杯生きようとする高坂に共感と好感を抱き、思わず笑い一緒に泣く、という体験でした。
◇そしてまさかのパラレルタイムスリップ、最後の対決も手に汗にぎる殺陣でした。映画愛・時代劇愛あふれる良作です。 ハクリキコさん [映画館(邦画)] 7点(2025-02-15 14:36:51)

5.《ネタバレ》 時代劇に対するリスペクトや、侍の矜持を良質な脚本で魅せた渾身の力作。
特にクライマックスの殺陣のシーンでは、
出演陣の鬼気迫る演技と漲る殺気に圧倒されてしまった。
シリアスあり、笑いあり、感動あり。
これらの要素が絶妙に練り込まれた心地良い快作でございました。
ラストのオチも完璧。 ほりんさん [映画館(邦画)] 7点(2024-11-18 00:47:24)

4.小さな笑いをちりばめながらも、とても真面目な作品。主人公がショートケーキを食べながら、また台本を読みながら涙するシーンには、胸に来るものがあった。ラストの殺陣の緊張感も素晴らしい。 nojiさん [映画館(邦画)] 7点(2024-11-01 00:04:25)

3.面白かったし、泣いた。ただ、鑑賞中からなんとなく不足感を抱いた。その理由はパンフレットにある監督による長文を読んで分かった。この監督は監督としてまだ未完成なのだ。今後に期待である。過去作品にも興味があるので地上波放送を希望する。それから、山口馬木也さん。お名前は何度も拝見したことがあるし、風貌もうっっすら把握していたのですが、こんなにまじまじと観たのは初めてです。それで、すごく格好よかったです。とくに、ゆうこ殿への淡い気持ちの表現。このためにもう一度観てもいい。ていうか酒飲みながら観たい。はやく地上波放送しろ(これは広告企業への圧)。総じて、よい映画だったと思います。
P.S. 監督、未完成とか言ってごめんなさい。粗削りなところが愛おしいです。 ムーンナイトロンリーさん [映画館(邦画)] 7点(2024-10-30 22:43:35)(良:1票)

2.《ネタバレ》 平日昼間の回でしたが、映画館内は中高年の先輩方を中心になかなかの入り。映画がはじまると、結構序盤から周りの方々が笑う笑う。どうやらリピート組もいるみたいで、笑い声が若干フライング気味に入ってきて、自分の「笑い」のタイミングを外されるのが、とくに序盤は大きなノイズでした。ペースを乱されて、だんだん「これ、そんなに面白いか?」と若干不機嫌な感じで序盤が過ぎていく。劇場の雰囲気だけでなく、現代であれば銃刀法違反で一発アウトな「真剣」持ち歩いて大丈夫なのかとヒヤヒヤしてるのに、そこがあまり掘り下げられないことにも、なんだかモヤモヤし続けてました。

ただ、斬られ役に弟子入りする中盤からだんだん物語に引き込まれ、大スター風見恭一郎の「正体」がわかるころにはすっかり入り込んでました。ここから会津藩の悲劇をしっかり物語に組み込み、序盤からどうしても疑問だった「真剣」問題が、思いもよらぬかたちでクライマックスへとつながっていく。序盤の大小の違和感を終盤の物語に深みを与える要素として回収する、見事な脚本でした。最後に福本清三さんに捧げられているところなど、そこまで時代劇を見ない自分でも胸熱。そして、最後のクレジットでは、監督が何役もこなしているのにも驚きましたが、ヒロイン役の沙倉ゆうのさんが、本当に「助監督」してたことにもびっくり! 自主製作のスピリット、日本映画の歴史、そして日本の歴史を重ねた見事な一作でした。

というわけで十分に楽しんだのですが、難点はやはり長かったことか。とくに序盤の少しのんびりした展開。そして、主人公がどうやってタイムトラベルを受け入れるのかは、この手の映画では腕の見せ所だと思うのですが、本作では博物館のポスターを見て(しかもアラビア数字や平仮名読めるのか?)というのは、前評判で膨らんだ期待値を萎ませ、周りの観客とのギャップを大きくしたのもたしか。設定上の要の部分があまり練り込まれないまま、新喜劇的なベタ展開が続くのは少々苦痛でした(周りはそこも結構笑ってましたが)。全体をスマートにしちゃったら、この映画らしさが失われてしまうのかもしれませんが、映画としての「入り」の部分がもう少しうまくいけば、後半の脚本の妙ももっと活かされたのではないのかなと思います。 ころりさんさん [映画館(邦画)] 7点(2024-10-18 23:16:43)(良:1票)

1.《ネタバレ》 幕末から現代にタイムスリップした侍が
戸惑いながらも剣術の腕を生かして殺陣や切られ役と
なって生きていくという単純なお話かと思っていまし
たが、それだけじゃあローカル劇場で公開した本作品
が大人気となり全国拡大興行となるわけないですよね。

なるほどなかなか考えた作品でヒットした理由が分か
りました。コミカルではあるけども、現代に生きる侍
をそれなりに無理なく見事に描いていました。
2時間以上の長尺も気にならず最後まで興味が尽きませ
んでした。

確かに冒頭で雷に打たれた時に相手はどうなってしまった
のだろうかと思うわけで、敵方も時代を前後して現代に
タイムスリップしていてそれぞれに侍としての葛藤があ
り、最後は宿命の対決が再開するというのが味噌ですね。
ラストの切り合いには思わず手に汗握ってしまいました。

テレビドラマから時代劇がほとんど姿を消して時代劇消
滅の危機と言われ殺陣俳優たちが生活困窮したのは少し
前のことでした。当時もしこの映画が封切られていたら
一層切実感が伝わったでしょうね。 キムリンさん [映画館(邦画)] 7点(2024-10-13 15:11:42)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 8.00点
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200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
6414.29% line
7621.43% line
8828.57% line
9621.43% line
10414.29% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 9.66点 Review6人
3 鑑賞後の後味 9.50点 Review6人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 8.33点 Review6人

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