みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
13.《ネタバレ》 鹿鳴館で社交ダンスを踊る婦人のドレスの裾とクロスカットされる、雪の中を歩く女工らの足。 そこから続く峠越えシーンのロングショットが『アギーレ 神の怒り』にも引けをとらないほど圧巻のスケールである。 撮影スケジュールとしては逆なのだろうが、ラストの秋の峠もまたヒロインを労わるような情緒があり素晴らしい。 工場内の再現も本格的であり、工場群のミニチュアのショットも精巧に手掛けられている。 さらに感心するのが、女優達の手作業を捉える横移動のショットである。糸をとる作業の様子は非常に高度な技能を要するものであることが わかるが、これを多くの女優らがそれぞれ実演するのをバストショットで丁寧に披露していく。 女工になりきった女優たちの真剣な表情、佇まい、本格的な手捌きが非常に美しい。 現在なら、本職の方が作業する手元のショットと、女優の表情のショットを別撮りするしかないだろう。 そうした作り手の心意気の滲むこの横移動ショットは、ラストの舞踊と再びクロスカットされてさらに情感を煽る。 一方では心中のエピソードの直後に祭りの明るいシーンが入れたりと、ウェット一辺倒な作劇は回避しようとしているのがわかる。 大竹しのぶらがみせる「生き生きとした青春の輝き」(『私の映画人生』山本薩夫)に救われる。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-07-11 23:58:21) 12.最初に自殺したトキはなんであんなに太ってたんやろ?何食ってたんやろ? 【アキラ】さん [DVD(邦画)] 7点(2015-01-05 11:28:36) 11.学校で流したりするために作られた15分のダイジェスト版も後で見たのですが、なんで原田美枝子がおっぱいもまれとるシーン削っとらんのやい。笑 【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-01-05 01:14:16) 10.骨太な力作。「青春の門」の織江役と並んで、若き日の大竹しのぶの、いかにも純朴無垢な一面が、一番自然に引き出されている映画だと思います。ここに出てくる男どもは、しのぶ兄チイチイ氏以外、み~んなエゴイストで嫌なヤツばっかりで同じ男ながらアタマに来ますね。この頃活躍していた若手女優さんたちって、皆さん一様に体型系に女工の格好が似合いますね~。今、この映画をリメイクしても、おそらく何の説得力がないだろうって思われるのは、ニッポン女性の体型がここ30年で飛躍的に成長を遂げたせいかと。地井さんのご回復を心からお祈りしています! 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(邦画)] 7点(2012-03-14 13:05:56)(良:1票) 9.確か歴史か何かの教養の本で当時の女工の悲惨な労働状況を知ってからこの映画を観た。湿気が高く蚕の臭いが充満して吐いてしまいそうな環境で十何時間も働かなければならないなんてとても考えられません。病気になってもロクに休ませてもらえず、働けなくなったら邪魔者扱い・・・ほとんど奴隷扱いだね。 【くうふく】さん 7点(2004-07-01 22:54:25) 8.基本的に重い作品です。軽い気持ちで、ビデオでフラッと見るには向いていません。今の時代から見ると、随分とテンポももたついています。が‥‥ これだけ緻密に、そして丁寧に作られた映画は、日本ではもうつくることはできないかもしれません。ビデオで観る方には、時間をきちんとつくって、ケータイはマナーモードにして、じっくりと観てください。 【伊達邦彦】さん 7点(2004-02-23 15:01:21) 7.工場に入った途端、観てるだけでも蚕のにおいが伝わってきそうでした。苦しくて不幸なまま死んでいく人が多くて、やり切れない気持ちになります。あんな労働をしなくてもいい自分の幸せさ、でもそれが普通になって甘えで生きてるってことを実感しました。ちなみに高校の社会の時間で観ました。 【鉄男】さん 7点(2004-02-09 21:02:44) 6.明治の女工哀史を映画化した作品ですね。皆さんが言い尽くしているのですが、当時の壮絶な労働環境は、今からは考えられないほどひどいもので、それを見事に再現していると思います。それから、やはり大竹しのぶの演技派うまいねえ。歴史の再認識として、こういうのは観る価値があると思いますよ。とくに歴史の勉強をしていない若い人に。 【オオカミ】さん 7点(2003-12-16 09:40:54) 5.「飛騨だ。飛騨が見える・・・」という大竹しのぶの汚れた顔が日本中の涙を絞り取った作品。今だから笑えるけど日本にもこういう時代があったんですよね。心が汚れる前の子供時代にこの映画を観ておいて良かったな、と思います。人にお勧めするほどスゴイ映画のような気はしないんだけど、一応一回ぐらい観ておくのも人格形成上悪くないような気はします。教科書読むよりは面白いと思いますし。まあ今となっては大昔のお話なんですけどね。 【anemone】さん 7点(2003-11-30 01:28:32) 4.野麦峠はだてには越さぬ 一つは身のため ~のため~ってなんだっけ? 【mmmmm】さん 7点(2003-06-27 22:41:52) 3.昔々に観たっきりですが、感動と言うよりも憤りを覚えた記憶があります。実態はおそらく映画の如くであったのでしょう。トンでもない時代でもあったのだと今更ながら思います。大竹しのぶさん、素晴らしい演技です。 【なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)】さん 7点(2003-06-05 11:25:46) 2.明治維新後の日本を民衆の視点で細やかに描いていたのがよかったです。最後のほうのシーンで鹿鳴館のダンスシーンが工場で一生懸命働かせられる少女たちと対比的でいいなと思いました。個人的にはモロボシダン(笑)が時計を細工するシーンが妙に印象的で、一度会社でやったら部下に怒られたことを覚えています。 【きゃら】さん 7点(2003-05-19 22:30:12) 1.兄に背負われて、故郷飛騨へ峠越えをするみね。信州の景色に向かって手を合わせる彼女にはそれが永遠の別れと分かっていたのだろう。「飛騨が見える」と涙を浮かべるみねは気力をふりしぼって水筒の水を飲もうとする。大竹しのぶの名演技、名場面である。当時2回劇場に足を運んだ記憶があります。訃報を聞いた女工たちが仕事を放棄してみねが隔離されていた小屋に向かうシーンで、それを制止しようとする監視係の役者さん本当に女優さんを平手打ちしている?他の女優さんたちも熱演です。 【天地 司】さん 7点(2003-02-11 16:25:15)
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