みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
8.《ネタバレ》 いやあ、意外にも?引き込まれて観てしまいました。B級ならではのしょーもなさ感はふつふつとしてますけど面白いです。ブレードランナーやエイリアンといった一級クラスの重厚感とは比べ物にならないけれど、異星の風景や制御不能になったAI武器の怖さなどは、きちんと映画レベルの画を見せてくれます。 ・・にしても、発想が自由にぶっ飛んでいくのでこちらの予想のことごとく上を行かれる楽しさがこの作品の魅力。まさかねえ、思わんよ金属製の移動式丸ノコが人間の姿にそれも勝手に進化するなんてさ。「血が流れれば人間」の大前提も後半には引っくり返しちゃうしさ。敵に惚れたゆえ自身の使命と葛藤するなんて高度な感情まで獲得しちゃうなんてさあ。あ、それにNEB社と連合軍の関係はもとより、連合本部のシリウス切り捨てのサイドストーリーはどこ行ったの。 もう、伸び伸びと製作が自由。こりゃあ、無機物であるはずのぬいぐるみにも寄生できちゃってるのかもよ。地球危ういじゃん。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-07-28 22:51:15) 7.《ネタバレ》 なんかレビュー数も少ないし評価もいまいちですけど、これ好きなんですよ。B級感満載で。唐突に上半身裸になって身体を洗うって、もうB級もB級、すごい(笑) 世界観はしっかりしていると思います。タイプ1の動き方やコンピュータ画面がチープですけど、それは作られた年を考えれば仕方がない。もう少し機械スクリーマーをじっくり見たかったですね。 まあ、突っ込みどころが多いのは確かです。タイプ3は走るわけでもないし、あれほど慌てる必要ないだろとか。最後の焼かれちゃった方、手に包帯巻いていましたが、あれってミスですかね?それとも細かいところも模倣するスクリーマーちゃんの涙ぐましい努力? しかし冷静に考えると、連合側の自業自得ですよね、これ。NEBはいい迷惑。 【EOS】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-03-03 00:38:08) 6.《ネタバレ》 フィリップ・K・ディック原作映画といえば「ブレードランナー」と「トータル・リコール」の二作しか存在しなかった時代に製作され、潤沢な予算を与えられた先輩達と比較するとあまりに地味だった為に注目すらされなかった作品ですが、意外にもよくできています。核戦争により荒廃したシリウス6Bの自然風景、破壊され無人となった都市、生き残った少数の兵士達が立て篭もっている要塞など、作品の世界観を形成する舞台はしっかりと作り込まれており、予算の少なさがハンデになっていません。また、細かいところでは軍服や銃火器等もかっこよく、SF好きが注目する部分には適切に労力を割いているようです。監督は低予算専門ながら「B級」と切って捨てられない作品を放つクリスチャン・デュゲイですが、本作では彼のビジュアルセンスや、予算のやりくりなどの技術が総動員されています。世界を支配する絶望的な空気、要塞に長く立て篭もっている兵士達の焦燥感の描写は見事だし、いまいちパッとしないピーター・ウェラーが本作ではこの上なくかっこよく映っており、俳優の魅力を引き出すことにも成功しています。さらに、ホラー映画出身だけあって恐怖演出も手慣れたもので、攻撃型スクリーマーが迫ってくる描写や、潜入型スクリーマーが突如本性を現す描写のインパクトは絶大です。スクリーマーとは言え、子供に向かって銃を乱射し、火炎放射器で子供を焼き払うという衝撃的な見せ場も臆せず作っており(この描写のせいで予算が下りなかったのでしょうか?)、やるべきことはきっちりやれる男ぶりもアピール。デュゲイなくして本作なしと言い切れるほど良い仕事をしています。ただし残念だったのがラスト10分で、最後の最後に本作は極めてディックらしい展開を迎えます。潜入型スクリーマーが進化した結果、最新型のタイプ4は人間の感情に等しい感覚を持つに至ります。そしてタイプ4は破壊のために生まれた自分自身の出自を忌み嫌い、愛する人間のために戦い始めるというロイ・バッティもかくやという展開を迎えるのですが、この部分があまりに唐突で驚いてしまいました。もう少しうまく伏線を張り、丁寧に描写をすれば感動的な展開となりえただけに、この部分のぞんざいな扱いが残念で仕方ありません。 【ザ・チャンバラ】さん [レーザーディスク(字幕)] 7点(2010-07-27 00:46:08)(良:1票) 5.ディック原作。あまり目立たない作品でありながら、キラリと光る佳作ですよね。ピーター・ウェラーを筆頭に(笑)寒々しい世界観が好きです。 【★ピカリン★】さん 7点(2004-06-07 08:58:08) 4.レンタルビデオで借りて観ました。思わぬ佳作と思いました。 温度センサーで探知するタイプは、進化型の地雷みたいで、実際に アメリカあたりで研究してそう。人間型のやつは、心理的な 部分を突いてくるので、集団活動自体の維持が難しくなる。 ただ、あくまでロボットであり、レプリカントでもサイボーグでも ないんだから、愛情・自己犠牲というのはおかしい。それがこの映画の 最大の弱点という気がしました。 【iris】さん 7点(2003-11-10 19:03:54) 3.もうちょっと特撮を頑張って、リアルなコダワリ映像で描ききっていたら、結構スゴイ作品になってたかも知れません。やっぱり安っぽい印象が。殺人ロボットに、正体のわかっているタイプと、わかっていないタイプがある、という設定が魅力的。でその真相はというと、若干ダマされたような気がしないでもないんですけどね。まあユニークで面白いです。 【鱗歌】さん 7点(2003-08-30 23:15:57) 2.我が心のジェニファー・ルービン様が出ているだけで、もう文句なし! 珍しくハダカの場面がない(背中だけは見せてくれるものの…)けれど、いつもは悪女役ばかりのルービンがまっとう(?)な役柄で出演しているのも新鮮だったです。映画としても、こういうB級作品でありながらP・K・ディック原作ということでダン・オバノン御大がしゃしゃり出てきたりと、かなり贅沢なスタッフ陣がなかなか。どうぞぜひビデオあたりでご覧になって、ル-ビン様にハマる御仁がひとりでも増えますように。 【やましんの巻】さん 7点(2003-05-26 15:25:09) 1.SF/ホラー/スリラー好きとしては、久しぶりに良い作品を見たと言う感があります。B級と言われてしまうかもしれませんが…。ダン・オバノンが絡んでいるだけあって独特の世界観があります。哀しいかな同じような題名の「スクリーマー」が同時期にあったので、埋もれてしまった気も…。 【ても】さん 7点(2002-12-13 01:13:40)
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