みんなのシネマレビュー

嵐ケ丘(1939)

(嵐が丘)
Wuthering Heights
1939年【米】 上映時間:105分
ドラマモノクロ映画ロマンス小説の映画化
[アラシガオカ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-04-24)【Olias】さん
公開開始日(1950-12-01)


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監督ウィリアム・ワイラー
キャストローレンス・オリヴィエ(男優)ヒースクリフ
マール・オベロン(女優)キャシー
デヴィッド・ニーヴン(男優)エドガー
ジェラルディン・フィッツジェラルド(女優)イザベラ
フローラ・ロブソン(女優)エレン
レオ・G・キャロル(男優)ジョセフ
ドナルド・クリスプ(男優)ケネス博士
古澤徹ヒースクリフ(日本語吹き替え版【PDDVD】)
湯屋敦子キャシー(日本路恵き替え版【PDDVD】)
鳥海勝美エドガー(日本語吹き替え版【PDDVD】)
新田昌玄ヒースクリフ(日本語吹き替え版【NHK】)
寺田路恵キャシー(日本路恵き替え版【NHK】)
木下秀雄エドガー(日本語吹き替え版【NHK】)
水城蘭子イザベラ(日本語吹き替え版【NHK】)
原作エミリー・ブロンテ
脚本ベン・ヘクト
ジョン・ヒューストン(ノンクレジット)
チャールズ・マッカーサー
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影グレッグ・トーランド
製作サミュエル・ゴールドウィン
美術ジェームズ・バセヴィ
編集ダニエル・マンデル(編集)
その他サミュエル・ゴールドウィン(プレゼンター)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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10.《ネタバレ》 タイトルだけは知っていて、どんな文芸作品が出てくるのかと思っていたら、何とドロドロのメロドラマ!男の側も女の側も都合よくころころ気が変わっているところに、妙なリアリティがあります。本当はこの部分はもうちょっと間隔を空けたかったんじゃないのかとか、むしろこれって連ドラ向きなのではとか、気になるところはありますが、それでもこの重量感ある内容をここまでコンパクトかつシンプルにまとめた腕は特筆すべきです。後半はイザベラがいいアクセントになっていて、さらに心理の綾を深めていますね。それにしてもこれを見てしまうと、ケイト・ブッシュのあの曲のサビがさらに怖く聞こえます。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-22 22:42:17)

9.《ネタバレ》 ウィリアム・ワイラーの「嵐が丘」。 ヒロインが語る「ジェーン・エア」と違い、「嵐が丘」はメイドの語りになっているため、プライベートな会話は監督や脚本家の創作による部分も多く、映画によって違う会話が聞けるのが特徴。 小説では思い込みが激しくほとんど破滅的な性格の彼らが、荒野(ムーア)のイメージと一体化し強い個性を生んでいますが、それを映像にするのはむずかしそう。 ローレンス・オリヴィエは野生児ヒースクリフにはあまり嵌っていないように思え、キャシー(マール・オべロン)もエドガーとヒースクリフの間で揺れが大きいので、重要な「私はヒースクリフなの」のセリフに説得力がないように感じます。 前半(一世代)しか描かれておらず、キャシーがヒースクリフの腕の中で息絶えるのは彼らにとり幸せな結末かもしれず、まとまりはよいと思うものの決定版という感じでは… エドガー・リントンのデヴィッド・ニーブンがまだ若々しいのが驚き。 レインさん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-06 07:00:00)(良:1票)

8.漸く鑑賞することができました、撮影賞受賞だけあって、とても美しい映像と音楽です。キャシーがときに美しく、ときに醜いくらいに見えるのは演技のおかげか、しいて言えばもっと細かいところまでみたかったですが、それでは2、3部作になりますでしょうな。。。 HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-02 09:58:31)(良:1票)

7.《ネタバレ》 エミリー・ブロンテ原作、最初の映画版。嵐が吹きすさぶ丘の豪邸を舞台にして復讐に燃える憎しみと純粋な愛を表現。戦前のモノクロ作品ですが深い愛の形が綴られていて現在でも充分楽しめる作品です。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-05 00:10:58)(良:1票)

6.本来ならドロドロしすぎのホラーぽい感じになるような話なのに、そこはウィリアム・ワイラー監督!そうなる一歩手前の格調高い人間ドラマ、恋愛ものとして見せる所は流石である。けして、ホラーが駄目と言ってるのではありません。このドロドロした話なのにそれを感じさせない上手さ、芸術映画でありながらも娯楽映画としても見せるだけの作品になっている。ローレンス・オリヴィエの野生的な目付きが印象に残る。タイトルにある正に嵐のようなドラマを美しいモノクロの映像によって見せる。まるで西部劇でも観ているような錯覚さえ起こさせる景色の壮大な映像も印象に残る。最後に欲を言えばローレンス・オリヴィエと敵対する相手にいま一つ迫力、凄み、恐さが感じられないのが不満と言えば不満であるが、女優陣に関しては相変わらず魅力的に描く監督さんであるとウィリアム・ワイラーて監督の女優に対する画き方がどの映画を見ても感じられるし、ここでも同じである。 青観さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-27 21:26:58)(良:1票)

5.これはもうあちらの『忠臣蔵』というか、いろんな版があり、このほかにブニュエルの、吉田喜重の、J・ビノシュのヒロインで坂本龍一が音楽やったの、を観てるが(リヴェットのは未見)、どれも独自の趣向を凝らして面白いけど、何か物足りないのも事実。これ、映画よりも連続ドラマに向いてる話なんじゃないかなあ。ヒースクリフの帰還までにモッタイをつけたいところが、映画だとそれが出来ず、キャシーとヒースクリフの愛憎のごちゃごちゃをこちらでほぐして味わう時間が足りない。キャシーがただのヒステリーに見えてきてしまう。時間を強制されたくないストーリーってこと。それでも多くの名だたる監督たちを魅了してしまう魔が、この小説にはあるんだ。この戦前白黒のワイラー版が余分な解釈のない分、基本の位置を確保していて見応えがある。私はヒースクリフなのよ、って叫ぶあたりはやはりコワい。ロウソクのゆらぎで盗み聞きしていたヒースクリフの退場を知る、なんて演出。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-05 12:02:27)(良:1票)

4.『嵐が丘』は小学校の頃「ガラスの仮面」(舞台あらしの章)で何となくストーリーの輪郭みたいなものを知り、次に原作を読み、最後にこの映画を鑑賞という順序です。何回か映画化されているようですが、このウィリアム・ワイラー監督版はとにかく「立派」っていう印象が強いですね。ヒースクリフ=オリヴィエの容貌、演技、立ち振る舞い全てがご立派、全編画面に荒野に風が吹きすさんでいるワイラーの演出もガッチリしていて流石!・・・っと誉めまくりたいのはヤマヤマなんだけど、映画的エモーシャルな興奮度という点では後年の「偽りの花園」「ローマの休日」「大いなる西部」のほうが、より勝っているような気がします。感心はしても感動までは出来ない、みたいな気分。それが文芸有名作品映画化の限界というべきか。 放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-21 12:48:45)(良:1票)

3.《ネタバレ》 気品ある雰囲気が良かった。よくわからん性格のキャシーに振り回されるヒースクリフが気の毒だった。 ギニューさん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-16 19:24:33)

2.見たのは小学生のとき。恋愛:イノチ!だった母がどうしても見たかったらしいです(笑)。けさ、たまたまCSで長塚京三がオリビエについて解説する番組をやっていて、ボーッと見ていたら、この映画を既に観てたことを思い出しました。その後、中学生になってからかな、原作を読んで、あれ~かなり映画と違ーうと思った記憶がありますから、それなりのインパクトはあったんでしょう。それを思うと、小さいときに親や家族がどんな映画を見せるかって、けっこう大事かもしれませんね。この作品ならまた見てもいいかな、とは思うものの、今の私にとってさして興味のあるジャンルじゃないのは、確かです。 おばちゃんさん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-11 12:03:20)

1.《ネタバレ》 この作品の醸し出すモノクロの画像と原作の雰囲気が非常に重なり、ヒースの丘のヒースクリフとキャシーの美しさなどが、たまらなく良かったと思います。ヒースクリフ演じるオリビエの演技も、時に荒々しく情熱的で引き込まれる。しかし、なんといっても、原作の小説の半分までの映画化とあって、怒涛の嫉妬に苛まれる主人公達をここに追い求めると、いささか中途半端。当時の映画化では、恋愛に比重をおいたこの描き方が最も支持されるべきとワイラーが判断したのも致し方ない事かも知れません。ラストの演出の余韻は深く印象を残すので、願わくば、このキャスティングでその後が見たかった気につくづくさせられます。 popoさん 7点(2004-02-28 16:58:22)(良:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.82点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
314.55% line
414.55% line
5313.64% line
614.55% line
71045.45% line
8313.64% line
929.09% line
1014.55% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.33点 Review3人
2 ストーリー評価 8.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review4人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 8.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1939年 12回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞ローレンス・オリヴィエ候補(ノミネート) 
助演女優賞ジェラルディン・フィッツジェラルド候補(ノミネート) 
監督賞ウィリアム・ワイラー候補(ノミネート) 
撮影賞グレッグ・トーランド受賞白黒
作曲賞(ドラマ)アルフレッド・ニューマン候補(ノミネート) 
美術賞ジェームズ・バセヴィ候補(ノミネート) 
脚色賞ベン・ヘクト候補(ノミネート) 
脚色賞チャールズ・マッカーサー候補(ノミネート) 

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