みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
6.《ネタバレ》 2015.11/03 鑑賞。シーン毎に丁寧過ぎる描写、明治維新前後のアメリカの東部と中部以西の文化度の違い、移民との軋轢など結構重厚な作品。 たがハーバート大学卒の一流エリートが何故しょぼい仕事に・・、大立ち回りのインディアン襲撃を思わせる戦いに移民側に何故大量の爆弾が・・など気にかかる。また理解不足で卒業式でのダンスシーンの女性、写真の女性、ラストシーンの船内の女性の関係判らず。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-11-03 18:58:33) 5.《ネタバレ》 冒頭の卒業式は見事だった。リパブリック賛歌がんがん鳴らして。『ディア・ハンター』もそうだったけど、今は消えた“いい時代”を描くとこの監督は熱がはいるらしい。仲間うちの、何の陰りもなかった祝祭気分。ただそうして過去から見て裁くってのは、どうしても弱く、保守的になる。あんないい時代だったのに、階級差が生まれて争いになってしまった、昔のほうがいい、という具合に建設的なヴィジョンが出てこない。それがラストの弱さにもつながったんじゃないか。主人公はこの虐殺を止めることが出来なかったことよりも、妻の死のほうによりマイってしまう。それは個人として当たり前なんだけど、監督の目もそれに寄り過ぎてしまい、虐殺そのものへのアプローチが甘くなってしまったように思った。もっとも劇場公開時の短縮版の印象だから、アレなんですけど。クリストファー・ウォーケンの控えめな愛(新聞を張った室内)の描き方などよかった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-14 10:12:10) 4.《ネタバレ》 3時間半以上の非常に長い作品です(DVDでも途中に休憩が入ります)。映画会社を倒産させるだけあって、セットも金かかってる感じです。 ストーリーは中々面白いのですが「ジョンソン郡戦争」という実際にあった事件に基づいていると聞くと、非常に恐ろしいですね。もう、町の人間のほぼ全員が対象になっている処刑リストを読み上げるシーンは本当に精神的に嫌なシーンでしたね。 この作品は、アメリカの負の歴史を描くシリアスな作品ではありますが、西部劇的なアクションシーンも中々迫力がありました(まあ、ちょっとドンパチやりすぎのような気もしますが・・・)。 音楽が非常に美しく素晴らしいです。背景に広がる自然も大スクリーンで見たいと思わせるような壮大さでした。 ただ、やはりちょっと長いです・・・・。面白かったけど。 【TM】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-13 20:09:33) 3.《ネタバレ》 大作風に仕上げ凝りに凝った作品を世に出したいというチミノ監督の気持ちはわからなくはないが、冒頭の卒業式からダンスシーンまでの前振りは確かに長い。また、ストーリーの合間合間に表れるラブシーンも少々くどい。描きたい題材としては20年後に繰り広げられる封印しておきたい史実だけなので、序盤のダンスシーンやくどいラブシーンなんかは思い切ってカットしても良かったのではないだろうか。(ビデオ鑑賞で210分という長尺だった) しかし、同監督による前作の「ディア・ハンター」でもそうであったように、主人公達は幸福の絶頂から予想だにしない悲劇が待ち受けることになる。この天国から奈落の底へという図式はチミノ監督の作風ではあるが、今作もしっかりと踏襲されている。ところで、本作がラジー賞受賞という烙印を押され、しかも興業の失敗から配給元であるユナイト映画を倒産に追い込んだという。たしかにアメリカ人(とくに保守勢力)にしてみると、ほじくり出されたくない開拓史なのはまぎれもない。むしろ、当事者である米国以外の国で正しい評価を受けるべき作品なのかもしれない。 【光りやまねこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-30 00:07:33) 2.《ネタバレ》 すごい力作だと思うんですけど、天国どころか地獄のように長い。ひとつひとつのシーンが異様なまでに長いんです。それもそのはずと言うか、この映画はすべてにおいてリアリティーにこだわり抜いたために、何もかもを見せたいという衝動にかられたんだと思います。序盤に出てくる駅ひとつにしたって、アメリカ中を探して見つけ出した年代物の機関車をモンタナまで運び、線路を敷き、駅を建設して撮影したわけですから、そりゃじっくり見せたいでしょ。荒野の雰囲気を出すために画面には常に塵や煙が舞っていますが、それにしたって計算されたかのような動きを見せるし、撮影は基本的に自然光。キューブリックにゃ負けとれんってわけですね。映画はいかにウソをつくかの勝負で、バカ正直にセットを丸々作ったり、わざわざ自然光のみにこだわることもないだろう、なんてことはこの際言いますまい。映画会社をひとつ潰したほどのこだわりなんて、見てて楽しいし。演技派揃いの渋い俳優陣もよかったのですが、画面をさらうような美男美女がいないってあたりもリアリティーのうちなんでしょうか。そしてエラ役のイザベル・ユベールさんは景気よく脱ぎまくってましたが、そのわりにスタイルの方がアレなのもリアリティーの一種でしょうか。なんてことを言いつつ、実は佳境に入るまでは話にのめり込んでたんですよ。だって金持ちが農民を虐殺しに来るという題材の時点で男気を燃えさせますよ。仲間割れする農民をまとめつつ保安官が戦いを挑むんだろう、その時にはエラに説得されたウォーケンも加勢に来て重要な役割を果たすんだろう、そしてクライマックスでは片方が死んで三角関係も丸く収まる、なんてアツイ展開を想像しながら見てたんですけど、佳境に入るとすごい展開に。決戦を前にしてウォーケンはアッサリ死に、一方保安官はフラれたショックで保安官を辞めるとゴネ出し、結局農民達は自発的に闘いを挑みます。おいおい、俺の燃える展開は?って感じですよ。しかもアクションにしたってカタルシスがまったくなし。リアリティーを残しつつでも、もっとかっこよく撮れたでしょうに。そして最後は大宮サティのカート野郎さん同様、あんまりピンときませんでした。「で?」って感じです。クライマックスに向けてもっと盛り上げてくれれば、西部劇の決定版になった映画かもしれないんですけどね。少なくとも監督はそのつもりで撮ってたんでしょうけど。 【ザ・チャンバラ】さん 7点(2004-09-20 07:52:15)(良:1票) 1.うん、なかなか迫力もある。悲恋もある。美しい大自然にリアルなセットもある。ただ長い、長い、長い。ひたすら長い(しつこくてすいません)。250分くらいあったはず。しかもラストは意味不明でした。嫌いじゃないんです。嫌いじゃないんですけど二度とみたくないですね。(どっちやねん!) 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-09-13 23:25:25)
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