みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
1.《ネタバレ》 文明批判の名手、ヘルツォークが冴える。 今話は、ずっと牢にいた男が、言葉を覚え、本当のことをドンドン言って、周囲を驚かせ、 最後、殺されて、解剖され、やっぱり人と違うよ、この人は、と皆が安堵するという話である。 痛烈な風刺である。 論理学の先生とのやり取りが痛快である。 二重否定の論理より、カスパーの方が、ずっと明解なのだ。 あと二つの夢。 みんなが山を登ると、頂上には死神がいたという話。 もう一つは、砂漠での隊商の先頭は盲目の老人。幻影に惑わされず、町にたどり着くのだが、 その町は・・・というとこで彼の話は終わる。 どれも、文明の先にある不安を言い表しているようだ。 しかし、文明批判の展開が進む中、流れる曲はカノンというのは、変な気持ちもした。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2021-04-29 16:33:07)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS