みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
5.杉田かおるが「掃き溜めの鶴」として登場するあたり、隔世の感があります。それを差し引いても、十分おもしろい。汗臭くて、貧乏たらしくて、悪役が極端なほど悪役で、いかにもひと昔前の時代劇の王道という感じ。 圧巻はやっぱりラストでしょう。奉行所どころか藩士総出かと思えるほどの大集団vs.浪士3人というわけのわからない構図。なかなか痛快でした。 ただし勝新の扱いは微妙。「必殺シリーズ」における中村主水の役回りで、最後に見せ場が待っているかと思いきや、ずいぶんあっさり(しかもびっくり)な描き方でした。そういえば長門裕之とのシーンも、存在理由がよくわかりません。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-07 23:56:54) 4.原田芳雄ってこうむさ苦しくギラギラしていて、どことなく子供ぽさを感じさせ、それでいて、やたらかっこ良い。そんな男を演じさせると上手い俳優だとこの人の出ている映画を観るといつも思ってしまう。この作品の中の原田芳雄も正にそんな感じで、とにかくむさ苦しくて、しかし、かっこ良い。マキノ雅弘監督のも見たいけど、どこにも置いてないし、でも、監督が黒木和雄監督だからと期待しての観賞てことで、やたらギラギラしずきな感じもあるし、勝新の使い方も勿体無い気がするけど、時代劇として見れば面白いし、よく出来てると思う。脇を固める俳優陣の中では同じ監督の「竜馬暗殺」にも出ている石橋蓮司がここでもまた良い味、出していて、作品全体のテンポもなかなかで、これまたなかなか面白く観ることが出来た。それにしてもこの作品が勝新にとっての遺作になってしまったのかと思うともっと見たかったなあ!あの人気シリーズ「座頭市」や「悪名」などで見せた荒々しくてユーモアをも感じさせる姿、日本映画は良い役者、本物の映画スターを失ってしまったものだと思うととても寂しく感じてしまう。時代劇、それもテレビとは違う本物の時代劇が今の時代、ほとんど観られなくなってしまったのがとても残念である。勝新がまだまだ健在だったらと思うのは私だけでしょうか? 【青観】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-22 23:18:42)(良:1票) 3. 後半面白くなってきました。樋口可南子は今も昔もいいですね。こういうむさ苦しい映画は作りづらい時代なんでしょうね。 【海牛大夫】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-27 15:43:58) 2.同監督作品「竜馬暗殺」でむさ苦しく、同時に斬新で説得力のある竜馬像を演じて見せた原田芳雄が、それ以上にむさ苦しい浪人役で主役をはる今作は、その存在そのものの男臭さが充満する映画だった。原田芳雄をはじめ、石橋蓮司、勝新太郎、田中邦衛が演じるそれぞれの浪人像が男臭く、汗臭く、酒臭く印象的だった。ストーリーのわりに展開がまどろっこしく若干間延びはするが、そののっそりとした感じがまさに浪人街の空気感なのかもしれない。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2004-03-13 03:54:50) 1.「竜馬暗殺」に続いて、なんとむさ苦しい映画であろうか。もちろんいい意味で。 「あんたの命を買う」「いくら出す?」「十両」「十五両」「売った」「買った」。・・・、カッコいいっす、原田芳雄さん。涙流してうどん食う勝新さん、眼光鋭い石橋蓮司さん、そして鎧着て助太刀するどこか抜けた田中邦衛さん。なんて面白い奴らなんだろう。 それにしても、それにしてもである。「掃き溜めの中の鶴だ」とまで言われた杉田かおる、それがいまやただの酒豪。いやはや、時の流れとは何と恐ろしいのであろうか。 【紅蓮天国】さん 7点(2003-12-27 23:53:43)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS