みんなのシネマレビュー

太陽はひとりぼっち

The Eclipse
(L'eclisse)
1962年【伊・仏】 上映時間:124分
ドラマモノクロ映画ロマンス
[タイヨウハヒトリボッチ]
新規登録(2003-08-04)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-02-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(1962-12-19)


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監督ミケランジェロ・アントニオーニ
キャストモニカ・ヴィッティ(女優)ヴィットリア
アラン・ドロン(男優)ピエロ
フランシスコ・ラバル(男優)リカルド
ルイ・セニエ(男優)ピエロの上司
脚本トニーノ・グエッラ
エリオ・バルトリーニ
ミケランジェロ・アントニオーニ
音楽ジョヴァンニ・フスコ
撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
製作ロベール・アキム
レイモン・アキム
配給日本ヘラルド
あらすじ
イタリアの巨匠、ミケランジェロ・アントニオーニの“愛の不毛三部作”の一つ。乾いた都会を背景に、意思疎通の不可能性を描いた哲学的とも言える作品。主演はアントニオーニ作品のミューズ、モニカ・ヴィッティ。相手方に“世紀の美男子”アラン・ドロン。モノクロ映像は極めて美しく、アントニオーニ監督の代表作の一つである。

にじばぶ】さん(2008-02-23)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.「太陽がいっぱい」が大ヒットした後、日本ではやたら「太陽は・・・」という名の映画が次々と公開されていった。この映画もその一つ
アラン・ドロン主演は同じだが、女優はモニカ・ヴィッティ、いや彼女こそが主役である。美しい、本当に美しい。けだるそうな表情の美しさは、何人をも魅了するだろう。映画少年の私にはまぶしいほどの輝きであった。
映画はきわめて難解、この映画にモニカ・ヴィッティが出ていなければ最後まで見ることはできなかっただろう思う。
それとまた、ミーナが歌う主題歌とツィストのリズム、音楽もまた極めて強烈である。映画を見た後レコードを買い、すり切れるほど聴いたあの頃がなつかしい。
何十年も経ってDVDを買い、再度鑑賞する。昔見た時は、証券取引所のシーンやアフリカの話など突如として飛躍したストーリーだったが、何とかつながったような気もします。
原題のL'Eclisseは「食」という意味らしい。食は食べることではなく、日食の食だと知り、株の大暴落に結びつくものなのかとも思ったりして・・・。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-17 08:24:00)

3.《ネタバレ》 愛の不毛3部作のうちのひとつ、というくらいの予備知識しかないままで観ましたが、さすがアントニオーニ。やはり、わからない・・・。
この映画は、前半1時間は寝ててもいいと思う(ウソウソ^^)。
延々と続く証券取引所のシーンは、あからさまにストーリーの本筋から外れる箇所と判るだけに、かなり退屈してしまいますが、面白くなってくるのはその後のシーンから。
モニカ・ヴィッティ扮するヴィットリアは「何で質問ばかりするの?」「互いに知り合わなくても愛し合うことは出来るわ」と言う。
実際に彼女はその言葉通り、相手をよく知らないまま情事に耽る。しかし、アパートを出た後の彼女は、やはり満たされることがないまま、虚しさだけが残り町を彷徨う。その時に映し出される風景の強烈な寂寥感・・・。これでもかというくらいの、無機質なカットの数々。
時代はカラーに変遷していく中、あえて(?)モノクロでこの映画を撮ったのは大正解でしょう。
原題のEclipseが意味するのは、何か一部が欠けるという事だそうで、登場人物、すなわち現代人の心が満たされない様を描いた作品、と解釈しました。
ところで、これは自分なりのアホな解釈ですが、前半の証券取引所のシーンも実は意味があって、つまり、恋愛も株の取引も同じだという事かなぁと・・・。
恋愛もお互いのことを知らずに、事だけを済ましてしまうと良くないし、株についても、会社の中身を知らずに投資すると痛い目に合うぞ~という、アントニオーニの愛とお金に関するちょっとした人生指南の映画・・・・・んなわけないっつうの!
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 7点(2008-10-21 00:02:49)

2.《ネタバレ》 解らないことが何よりも解ることって存在するとすれば、この映画の持っているあのけだるさ、乾いた空気、何とも言いようのない張り詰めた空気、物語としてははっきり言って面白くもないし、何が何だか解らない。また「解らない」を連発するヒロインともう一人の男、この二人の美女と美男子の繰り広げる愛についても、解らない部分がある。しかし、何故かこの映画は解らないことが多いにも関わらず退屈することなどないのが、これまた自分でもよく解らない。他人には理解出来ないことが男と女、この場合で言うと、二人の心情、気持ち、言葉なんていらない。愛に言葉は不要であるとでも言っているようです。余計な台詞、説明を一切、省くことで、観る者に対して考えさせる。不思議な感じの作品だと思わずにはいられなくなる。それこそこの映画の中で言っているようで、それにしてもヒロインのモニカ・ヴィティの美しさ、異常なほどの怪しさの中に見え隠れする女としての色気は一度、観ただけで忘れられなくなりそうです。 青観さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-17 19:46:19)

1.《ネタバレ》 冷めた関係の夫婦、大勢の人でにぎわう証券取引所、愛を語り合うカップル、これらの全てをラスト数分のシーンでまとめあげていました。全体的にはだらだらしているし、芸術的な映画はどちらかというと苦手なのですが、この作品が表す”空虚さ”ははっきりと感じとれたと思います。 maemaeさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-21 11:16:22)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 6.30点
000.00% line
114.35% line
200.00% line
3313.04% line
414.35% line
514.35% line
6626.09% line
7417.39% line
8313.04% line
928.70% line
1028.70% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review3人
4 音楽評価 7.66点 Review3人
5 感泣評価 7.00点 Review2人

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