みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
19.《ネタバレ》 こんな映画、シモーヌを演じる女優さん次第では観ていられない代物になりそうなのに、ちゃんと「世界中が熱狂するほどの美女」としての説得力があって、立派に作品として成立しているんだから凄いですよね。 シモーヌ役のレイチェル・ロバーツは、現在アンドリュー・ニコル監督の妻となっているそうで、結果的に親馬鹿ならぬ「旦那馬鹿」的な映画となっているのも、何だか面白い。 撮影当時から恋仲だったかどうかは分かりませんが、そんな関係性の二人だからこそ、監督側は「シモーヌ」を魅力的に描き、女優側は艶やかに「シモーヌ」を演じる事が出来たんじゃないかな、と思いました。 勿論、主演のアル・パチーノも良い味を出しており、実在しない女優に振り回される映画監督の役を、見事に演じ切っていましたね。 特に終盤、シモーヌ殺害容疑で警察の尋問を受ける件なんて、演技一つで作品のカラーをがらりと変えてしまったかのような迫力があり、流石だなと感心。 個人的には、ここの主人公が追い詰められる件は無理矢理過ぎるというか(ハッピーエンドの前振りとはいえ、悲壮感を出し過ぎたんじゃない?)と、少々気持ちが冷めてしまったりもしたんですが…… それでも決定的な違和感を抱くに至らなかったのは、やはりアル・パチーノの演技力あってこそ、なのだと思います。 あとは、ラストの「政治家を目指す」オチが微妙に思えた事。 シモーヌに黒子(?)を付け足す場面が伏線かと思ったら、そうでもなかった事。 日本の新聞記事だと「シモン」になってたのが気になる事とか、難点はそのくらいでしょうか。 ニコル監督の作品らしく、ビジュアルセンスも光っていたし、脚本についても御洒落な笑いが散りばめられていて、面白かったですね。 シモーヌを消去する場面での「主人公が泣いているからこそ、シモーヌも泣いている」場面にはグッと来るものがあったし「たった一人より、十万人を騙す方が簡単だ」という台詞や、シモーヌが唄う曲の歌詞なんかも、皮肉が効いていて素敵。 また、このストーリーの場合「シモーヌの元々の開発者はハンクなのに、主人公は手柄を一人占めにした」という印象を抱いてしまいそうなのですが、ちゃんと随所に「ハンクに感謝する場面」が挟まれており、反発を抱かずに済むよう配慮されているのも嬉しかったです。 こういう「主人公を嫌な奴にしない」バランス感覚って、映画作りではとても大切だと思いますからね。 自らが生み出した存在に、段々と恐怖を抱いていく「フランケンシュタイン・コンプレックス」も丁寧に描かれていて説得力があったし、皆がシモーヌに夢中になる中「シモーヌよりもパパの方が好き」というスタンスだった娘が、最後の最後で主人公を救ってくれる展開なんかも、実に気持ち良い。 (ラストシーンの後は、シモーヌの可愛い「坊や」が成長し、子役や男優になって世界を虜にするのかな?) (父親がシモーヌを演じたように、娘が彼を演じてみせるのかな?) なんて妄想まで出来ちゃう、楽しい映画でありました。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 7点(2019-12-10 02:36:38)(良:1票) 18.CG女優とは恐れ入った。アイデアが良く実におもしろい。ただシモーヌがそんなに魅力的かは疑問、私としては娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドの方が清純で可愛く見えるけど・・・。ところでシモーヌはシミュレーション・ワンの省略形なのか、映画の中でもIは1、Oは0になっているのがいかにもコンピュータ的。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-11 03:39:09) 17.ヒート、インサイダー、セルピコ、ゴッドファーザーあたりを連続で見てから見るとアル・パチーノが物凄く可笑しく見えますよ。 DVD特典の未公開映像が本編に入ってたらイメージが変わったと思うけど、長すぎだったろうなぁ。。(笑) 【AIRS】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-01-22 17:43:58) 16.ネタはいいんですが、後半グダグダしていて残念。なんか毒にも薬にもならないような話になってしまいました。前半では、タランスキーが、シモーヌが泊まったとみせかけてホテルのシーツなどを乱したりする場面が特に良かったです。その後を追っかけてくる雑誌記者がなおいい(笑)。 【ゆうろう】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-16 15:26:54) 15.21世紀版『トッツィー』とでも言いましょうか。今回は女装どころか、実在しないCGバーチャル女優。まーさすがに、多分に荒唐無稽なコメディタッチの映画、ではありますが、ハリウッドのダメな現状を小馬鹿にし、色んな人を敵に回しちゃいそうな、はたまた、ついでに自分の首も締めそうな、思い切った映画でもあります。「俳優なんて実はCGでもいいんじゃないの~」と言うにとどまらず、「肥大化しシステム化されきった映画産業なんて、所詮、実態の無い幻影じゃないのか」、と、問題は深し。それを、まあ一応、笑って飛ばせるかな、という、ギリギリ角の立たない映画に仕上げて、楽しませてくれます。いや実際、アホらしくて楽しい映画。ストーリー的には、落としどころが無くて困ったのかな、と思わせる、いささか張り合いの無い展開ですが・・・。映像的には、背景を赤や緑の単色に染めてみたりして、ちょっと非現実感を加え、荒唐無稽な内容にマッチしておりました。またコレを観ながら、読む必要のない裏を読んでみるのもまた楽し、「このシーンの背景もCGではないのか」「このシーンの群集も実在しないCGではないのか」「そもそもこの人は本当にアル・パチーノ」なのか、等々。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-19 22:20:00)(良:1票) 14.《ネタバレ》 なかなか面白かったですね。綺麗な女の人は沢山出てるし。ただ、アル・パチーノがかっこよすぎるのが許せない(笑)。ガタカの監督なんですね~。こういう雰囲気大好きです。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-26 11:46:20) 13.おもしろいですよ! 僕のような「綺麗な金髪さんを拝みたかった」という人にはピッタシです。そういう志の低い人に是非www。と、まあオチャラケはこれくらいにしておいて(笑)。いやあ、もう、人ってこんなんだと思いますねえ。制作者にしろ、大衆にしろ。それを皮肉たっぷりで斬っていくから心地いい! 最後の政治家がニヤッと。「よっしゃー扇動じゃー!」みたいな。10点とか9点はつけれませんが、十分におもしろかった。あ、でも観終わった後、人間嫌いが進行したりして(笑) 【ようすけ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-11-06 07:49:05) 12.シモーヌがすごいんじゃなくてシモーヌを操っているあんたがスゴイんだよ。 【taron】さん 7点(2005-01-23 18:44:11) 11.意外に面白かった。CGネタってなんか不安だったんですが、すごく脚本が良かった。わがままな人間を使うより、素直なCGっていうところから生まれた発想だったのかな?シモーヌのシステムとかアイデアに溢れてたし、みんなが当たり前のように裏切ったり、粘着なオタクがいたり、なんか皮肉に溢れた笑える世界観で面白かった。落ちだけはちょっと不満だったけれど、期待してなかった分掘り出し物感がすごいです。 【りょう】さん 7点(2005-01-01 06:55:44) 10.なーんにも考えずに観る分には、なかなかいい映画。後半はグダグダ感が残りますが、アル・パチーノのコミカルな演技が見られただけでもトクした気分になれます。「次は政界を目指す」っていうセリフが効いてますね。 【眉山】さん 7点(2004-11-08 14:13:00) 9.全体的にはコミカルで、多少粗はあるものの話の筋も通っており、まあまあの作品だと思う。キャストにしても、ウィノナ・ライダーがほんのチョイ役で出ていたり、なかなか。「最高の演技派」でもある彼女のアフレコ(?)を務め得る人間は、やっぱりアル・パチーノしかいないんだろう。ダスティン・ホフマンでも良いけど、あのくたびれた感じが出ない(笑)ただ、シモーヌを破壊してからの展開は強引かつ妙にアッサリしており、「ああ、何も思い浮かばなかったのね」という感じ。そして、100人いれば90人は同じ事を感じると思うけど、シモーヌが全然魅力的に見えなかった・・・惜しい。アリソン・エリオットなら良かったのに(笑)アメリカ人はああいうのが好きなのかなあ・・・。 【C-14219】さん 7点(2004-09-25 08:26:58) 8.それなりに気楽に楽しめた。こういうアル・パチーノも好きなんだけど何かいつもと違ったような気が・・・下の方も仰るように年なんですかね。 【ゆきむら】さん 7点(2004-09-05 03:27:07) 7.おもしろかったです。実在しないシモーヌに熱狂していく人々と翻弄されていく監督が滑稽に見えました。いつもと違ったコミカルな感じのパチーノが観れて良かった。プルート・テイラー・ヴィンスのキャラが笑えました。 【ギニュー】さん 7点(2004-09-04 00:39:25) 6.シモーヌは美人だし、発想が良かった。人気が出すぎてどんな変な映画つくっても絶賛されたりするところとか面白い。『私は豚』とか(笑)シモーヌがコンサートで歌うシーンが好きです。 【civi】さん 7点(2004-07-18 13:27:19) 5.アルパチがCGと喋ってるのに変な気分になった。でもこれからCGがどんどん増えていく映画界にこんな役も上手くこなすアルパチのようないい役者は絶対必要だ!ってメッセージ性のものが伝わってきてCG嫌いな俺としてはちょっとホッとした。あと、万引きしてからウィノナ・ライダーの役が痛くなってきてるのが気になる。 【モチキチ】さん 7点(2004-05-24 14:38:55) 4.ビクター・タランスキー?名前的に、ロマン・ポランスキーに重ねてしまったり(笑) 映像が綺麗でした。アル・パチーノが良かった。情けなくて。コメディっていうよりも・・・う~ん、なんだろ、何か違う印象を受けた。けどおもしろかったな。 【HΛL】さん 7点(2004-01-10 00:59:16) 3.普通に楽しめました。もっと人気が出てもいいのでは?という感じです。色々な事を皮肉った内容になっていますが、タランスキー自身家族は戻ってきますが、監督としては何一つ救われていないで終わってしまうというのも面白いです。 【犬】さん 7点(2003-10-27 00:11:57) 2.大変良かったです。シモーヌ役のレイチェル・ロバーツがとてもきれいでした。内容もとても面白く、現代の映画のCG批判、マスコミ批判、映画監督とは、俳優とはみたいなものがイロイロ含まれていました。最初のタイトルロゴの「S1M0NE(I→1、O→0)」となっているのが面白いですね。デジタルな世界で生きることが示唆されていますね。結構先が読めることが多いですが、それはむしろ見ていて安心する感じで、つまらないということは感じませんでした。1時間30分という短さもあって非常に軽快に見れました。 【暇人】さん 7点(2003-10-20 17:12:20) 1.《ネタバレ》 それなりに面白かったです。シモーヌ役の女優さんが美しかったです。いつシモーヌの秘密がばれてしまうのかとドキドキしながら見てました。あとラストがちょっと予想外でしたが、最終的には家族が一緒になれて良かったです。 【織姫】さん 7点(2003-10-06 19:04:44)
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