みんなのシネマレビュー

王と鳥

(王様と鳥)
Le Roi et L'Oiseau
(王様と幸運の鳥)
1980年【仏】 上映時間:87分
ドラマファンタジーアニメリメイクロマンス小説の映画化
[オウトトリ]
新規登録(2003-10-19)【_】さん
タイトル情報更新(2021-08-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-07-29)


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監督ポール・グリモー
ロジェ・ブラン盲人
納谷悟朗国王シャルル5+3+8=16世(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
熊倉一雄鳥(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
勝生真沙子羊飼いの娘(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
槐柳二格言居士(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
沢りつお警視総監(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
曽我部和恭盲人(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
小林優子小鳥(歌)(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
安西正弘ゴンドラの船頭(歌)(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
池水通洋(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
山下啓介(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
峰恵研(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
沼波輝枝(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
太田淑子(日本語吹き替え版【VHS&LD】)
原作ハンス・クリスチャン・アンデルセン「羊飼い娘と煙突掃除人」
脚本ポール・グリモー
ジャック・プレヴェール
音楽ヴォイチェフ・キラール
ジョセフ・コズマ
配給クロックワークス
字幕翻訳高畑勲
その他ジャック・プレヴェール(台詞)
スタジオジブリ(提供)
日本テレビ(提供)
クロックワークス(提供)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(提供)
あらすじ
残酷な王の寝室から逃げ出した、エントツ掃除の少年と羊飼いの少女。国民を総動員して2人に迫る王をあざ笑うように、一羽の鳥が救いの手を差し伸べる。「気をつけたまえ、この国はいたるところ罠だらけだからな!」…塔の谷間を、長い長い階段を、水路を、地下を、王国中を逃げ回りながら追い詰められていくふたり。そして王はついに巨大ロボットへ搭乗し、自ら獲物を捕らえに向かった…日本アニメーションに多大な影響を与えた『やぶにらみの暴君』の改作版。世界を覆う人とメカの罠から、果たして逃げ延びる道はあるのか。

エスねこ】さん(2009-01-02)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.《ネタバレ》 宮崎駿が影響を受けた作品。
カリオストロを思い出させる場面が出てきて、
自分がインスピレーションを受けた作品のDVDを
ジブリ美術館で売ってるとこは、彼の作家としての誠実性を感じる。

さて本編である。
貧しい労働者カップルの中に王が嫌らしく入ってくる。
今でいう、非正規カップルに正社員が入ってくるといった感じか・・
ロボットまで出てきて、大騒ぎの後に、ラストを迎える。
恋人が幸せになるかどうかはともかく、大騒ぎの末、二人は邪魔者を退けた。
とくに恋人二人が仲睦まじくなるような様子もなく、大騒ぎの後の余韻で映画は終わる。 トントさん [DVD(字幕)] 7点(2023-09-17 13:22:52)

3.かんじんのやぶにらみの暴君は、けっこう最初のほうでいなくなってしまう。いろんな象徴がありましょう。扇動者としての鳥も、クリアな善のイメージだけではない。時報を告げる犀ってのは、どこから来るイメージなんだろう。もしかしてフランス語なりフランスの諺なりだけで分かるシャレかなんかなのか。アニメっていうと最近はとかくスピード感を出せるのを得意とする世界となっているが、これはゆったり動いてて、いい。落とし穴を避けようとピョンピョンするあたりのスピード感がそれで生きる。巨人の胸で奏される結婚行進曲のグロテスクなアレンジ。下層市街の冥府のような感じ。解放される猛獣たち、人の解放の喜びはそれほど強調されない。 なんのかんのさん [DVD(字幕)] 7点(2013-09-27 09:25:15)

2.《ネタバレ》 「ジブリの原点」なるキャプションに惹かれて鑑賞することに。抜ける床、地下市民、逃げる美少女、同じ顔の警官ぞろぞろ等々。確かに初期宮崎作品を髣髴とさせます。小ネタからその世界観に至るまでソックリです。でも受ける印象は全く違う。宮崎作品は情緒溢れる冒険活劇。一方、本作は文学性が強い。それに政治風刺も色濃く見えます。“やぶにらみ”は、民へ目を向けていない事の比喩。王様本人は早々に地下に消え、自画像が王に成りすまし。強大な兵器が仇となる皮肉なラスト。黒髪青髭の王様も、特定の人種を示唆しているのかな?当時の社会背景は存じませんが、辛辣な体制批判が込められていると感じました。ただ、魅力的な世界観ゆえ間口は広いものの、起伏に欠ける物語に退屈する人もいると思います。自分がそうでした。個人的には本作を体験したことで、いっそう初期宮崎作品の娯楽性の高さに感心した次第です。浮世絵がヨーロッパの印象派に多大な影響を与えたのは有名な話。本作と宮崎作品の関係もそれに似ていると思います。どちらも優れたオリジナル。それぞれ素晴らしい。 目隠シストさん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 21:46:01)

1.《ネタバレ》 宮崎駿に影響を与えたっていうのが宣伝文句であったんで、どれどれと見てみたら、なるほど、確かに「カリオストロの城」はこれによく似ている。でも彼の場合はいつも明るい作品だけど、これは凄く皮肉っぽい、ちょっと怖い作品ですよね。絵から抜け出して来た王様が本物と入れ替わっちゃったりするところなんて、結構怖いアイデアです。ラストにもびっくりですね。全部ぶっ壊して、しまいには自分の巣箱までぶっ壊しちゃう鳥さん。王と鳥。王という暴君を倒すはずだった鳥までもが暴君と化した、なんとも皮肉な結末でした。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-10 22:09:59)

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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.19点
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7425.00% line
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