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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(7点検索)】
4.《ネタバレ》 増村保造・若尾文子コンビのコメディと言えば、やはり本作が代表作(ていうか、このコンビでほかにコメディってあったっけ?)。若尾はまだ伸び盛りの若手女優で、増村は洋行帰りの若き大映のエース監督、60年代増村作品のドロドロ風味は微塵もなく、スクリューボールと呼べるほどのスピーディーな展開のラブコメであります。この頃の若尾様は演技力よりも輝く個性が持ち味でして、本作のキャラみたいな因習にこだわらない合理的で活発な女性を演じられたら観る方はメロメロにされてしまいます。脇を固める役者たちがその分それぞれの持ち味を出して若尾様をサポートしていて、とくに船越英二と宮口精二は好演でした。川口浩も若尾様と共演すると彼の魅力が最大限に引き出され、育ちの良さをこれほど自らの個性にできた俳優は彼のほかに見当たらないでしょう。舞台となるオフィスは丸の内という設定で、デートや会食の場面が何度も出てきますがそこは丸ビル地下街を彷彿させます。この地下街の風景は撮影された昭和34年ではまさに最先端だったでしょうけど、その雰囲気や活気は現代でも通用するモダンな撮り方だと感じます。ストーリー自体は「そんなアホな…」と突っ込みたくなるところですが、観客にそれを許さないスピーディーなストーリーテリングが重要なんだとさすが増村は良く理解しておいでです。彼にはもっとコメディを撮って欲しかったな。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-05-31 21:14:48)(良:1票)
3.《ネタバレ》 増村って、強弱がなくて、強強強の連続である。疲れる、が、一生懸命の細部演出の積み上げは感取できるし、ゴージャスな映画である。 【ひと3】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2015-09-12 23:28:06)
2.ストーリーとしての結婚話よりも、その周辺のサラリーマンスケッチに“らしさ”があって楽しめる。この監督、なんか赤電話が好きだね。混みあってるとこが好きなんだな。エレベーターに通勤電車、若尾文子の噂が順次横に伝わっていく。店の中の混雑もある。アンミツ屋、トンカツ屋、ロカビリー喫茶。周辺でのコントとしてはテレビの本番直前にしゃっくりが始まってしまう主役、前衛書道のおっさん、ワッハッハと笑う、いつ死ぬかも知れないじゃない、と言われた直後に車に轢かれそうになったり。この映画全体がスピード感全開で走り抜けていくなか、若尾文子の本質的なおっとりしたスローなところが対比の妙味。お茶の水の脇を都電がゆっくり滑っていった。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-09-12 11:54:59)
1.《ネタバレ》 源氏+増村+若尾といえば「青空娘」を思い出しますが、あれを更に明るく楽しく屈託無くしたみたいですね。振られようが定年で失職しようが一方的に婚約破棄されようが、みんなまったく落ち込まない。深刻にならない。前しか見てない。そして、結局みんなおさまるところにおさまってハッピーエンド。特に深いものはなくても、見ていて幸せな気分になれる映画でした。 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-03-23 21:16:49)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
17人 |
平均点数 |
7.12点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 5.88% |
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6 | 5 | 29.41% |
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7 | 4 | 23.53% |
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8 | 6 | 35.29% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 1 | 5.88% |
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【その他点数情報】
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