みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(7点検索)】
3.1950年代後半には少年少女向けのたくさんの邦画名作があった。次郎物語、路傍の石、風の又三郎、あすなろ物語、にあんちゃん、・・・など。このコタンの口笛もそのひとつ。 アイヌの姉妹が差別や貧困に負けずにけなげに生きる物語だが、見たのは遠い昔の話だから細かいことはほとんど覚えていない。しかし良い映画だったということははっきり覚えている。 数年前にCSで放送されたと知り、とても残念に思っている。再放送、DVD、何でもいいからもう一度見てみたい。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 7点(2011-11-20 06:50:19) 2.こういった真面目な社会派作品は苦手な部類ではある。 しかし、過酷な環境におかれても、すぐに立ち上がり、前向きな希望をもって将来にのぞむ。 そんな気概を感じ、とても勇気づけられた。 いったんはへこんでも、そこで更に強くなり、将来の苦難に向かって突き進む。 そして、いつかは夢を実現すべく頑張る。 そんな人間讃歌が口笛の様に聴こえてきたのだ。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-02-11 22:12:13) 1.原作は冬の寒い日に、風邪をひいて留守番をしていた小学校4年生の時に読みました。誰もいない家の布団の中で本を読んでいると段々日が暮れてきて、作品の舞台である北海道の寒さやコタンの人々の厳しい暮らしと、実際の寒さや心細さが一体となり鮮明な記憶として私の中に残っています。その時以来の映画としての「コタンの口笛」。↓【STING大好き】様(またお目にかかれてとても嬉しいです!)も指摘されていますが単に声高に差別を叫ぶだけじゃなくて、アイヌの人々の諦めやずるさ、いざとなったら逃げ腰になった事で自らも傷つく校長先生、闘う兄弟達を心の支えにする先生など、さまざまな人々をバランス良く描くことによって要するに問題は「人間」なんだと、誰にしたって誇りを失っちゃいけないんだと納得させられます。私はまだ成瀬映画の初心者なんですけど、今まで観た彼の映画の中でこの作品のラストは、一番厳しくて、寒くて、力強くて、真っ直ぐで、兄弟達の幸福を心から祈らずにはいられないラストシーンでした。 【黒猫クロマティ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-08 12:47:14)(良:1票)
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