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ガス人間第一号

1960年【日】 上映時間:91分
ドラマSFラブストーリーシリーズもの犯罪もの刑事もの特撮もの
[ガスニンゲンダイイチゴウ]
新規登録(2003-11-09)【】さん
タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん


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監督本多猪四郎
助監督梶田興治
中野昭慶
キャスト三橋達也(男優)岡本賢治
土屋嘉男(男優)ガス人間水野
八千草薫(女優)藤千代
佐多契子(女優)甲野京子
松村達雄(男優)池田
野村浩三(男優)川崎
田島義文(男優)田端警部
村上冬樹(男優)佐野博士
左卜全(男優)猫背の老人鼓師
堤康久(男優)相見巡査
山本廉(男優)西山
伊藤久哉(男優)田宮博士
小杉義男(男優)稲尾刑事
広瀬正一(男優)留置の看守
松本染升(男優)紋太夫
塩沢とき(女優)里代
山田巳之助(男優)葉山
佐々木孝丸(男優)警視庁幹部
三島耕(男優)藤田刑事
緒方燐作(男優)中谷巡査
岡豊(男優)観客の男
山田彰(男優)図書館の男
千葉一郎(男優)記者
向井淳一郎(男優)留置場の男
中村哲(男優)戸部
中島春雄(男優)サングラスの男
榊田敬二(男優)留置の看守1
橘正晃(男優)
大前亘(男優)
荒木保夫(男優)
脚本木村武
音楽宮内國郎
撮影小泉一
製作田中友幸
配給東宝
特撮円谷英二(特技監督)
有川貞昌(特殊技術 撮影)
向山宏(特殊技術 合成)
渡辺明(特殊技術 美術)
井上泰幸(特殊技術 美術助手)
岸田九一郎(特殊技術 照明)
美術清水喜代志
録音藤好昌生
照明高島利雄
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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6.《ネタバレ》 うーん…。いい映画を観た感はあるんだけど、それは土屋嘉男と八千草薫がイイ芝居をしていたからで、ちょっと俺の思っていた【東宝科学怪人モノ】とは違ったんですよねぇ。と。文句を言いつつも、マッドサイエンティストに人体実験をされた結果【肉体の変容とともに精神も変容していった男の悲劇】というクローネンバーグ的ホラー悲劇を見れたのでヨシとします。

そして…八千草薫綺麗すぎワロス (;´Д`)ハァハァ 幻覚@蛇プニョさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-21 00:46:54)

5.《ネタバレ》 五日市街道を横道に逸れ、山中にひっそりと佇むお屋敷。
夜更け、蛍が舞い、蛙が鳴いている。
そこで踊る八千草薫。
なんと幻想的なことか。
下手したら雨月物語に肉薄する幻想美。
このシーンだけでも特筆に値する。

ストーリーや設定は無茶苦茶。
そこには敢えて目をつむりたい。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-05 00:27:26)

4.《ネタバレ》 純粋なラブストーリーには思えない。男の方は、もとから強かった自尊心が変な能力を持ったことでますます肥大化し、零落した美しい家元を自分が支える、などという妄想に取りつかれただけに見える。単にジェット機パイロットの代替だろう。
また女の方も「本当に男の人から愛されている」という認識以上のものではなく、当の男のせいもあって社会的に追い込まれ、不本意ながら破滅を選択したように見える。まあ女としては精一杯の誠意だったのだろうが、結果として男がしっぺ返しをくらった格好になっていたのは皮肉に思える。
それでも、劇中の刑事と婦人記者の関係が普通に本物だったらしいのに比べれば、どう頑張っても普通にはなれない二人の疑似恋愛と破滅を描いた悲劇と捉えることはできる。映像面でも最後の大爆発は結構な迫力で、特撮映画ならではの壮絶な幕引きだったように思えた。

ところで、この映画で難点と思うのは、メインストーリーを軸にして見た場合に、何でガス人間が出て来なければならないのかわからないことである。構成上は男に特殊能力が必要なのはわかるが、男女関係がからむのであればガス化などというゲテモノっぽいのでなく、せめてもう少し格好いい能力でなければと思う。ここはどうしても違和感が残る。
また個人的な問題としては、どうも登場人物が好きになれないのが困る。まず婦人記者は人物造形としては理解できるものの、自分としては嫌悪を催すタイプなのが正直ちょっときつい。また家元は気位が高いのは仕方ないが、最初に図書館を訪れた場面では、和装なのに変に大股でスタスタ歩いていたのが家業への誠実さに欠けるように思えて、この時点で印象が悪化した(本当の演出意図はわからない)。そのため後で少々しおらしい表情など見せても愛しさが感じられなかった。

そういうことで、全体としては残念ながらあまり愛着のわかない映画になってしまっている。ただし特撮映画としてはこれほどまともなストーリーを伴うものは稀であること、また言うまでもなく八千草薫さんの美貌に目を奪われること、及び東宝特撮の(影の)ヒーローである土屋嘉男氏が素顔で熱演していることを考えれば、決して悪い点は付けられない。
なお八千草薫さんが何で特撮映画などに出るのかと以前から思っていたのだが、考えてみれば少なくとも日舞の素養のない女優では務まらないわけである。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-27 18:59:07)

3.今にして思えば、このタイトルは陳腐以外の何物でもないし、「ガス人間」という発想自体が荒唐無稽を通り越すほどの物なのだけれど、いやぁ、良かったです。ここまで辛く、悲しい物語が展開されるとは、全くもって予想していなかったし、描写の重々しさや力のこもった演出、そして何より全編に渡って展開される悲恋物語…。この辺りは、さすが本多監督といったところ。現在では、隠れたB級映画として、知る人ぞ知る映画になってしまっているが、今、また再評価されて良い作品だと思う。 ドラりんさん [DVD(邦画)] 7点(2007-05-28 00:24:16)(良:1票)

2.ガス人間てっゆういかにも小学生が考えそーな題名につられて観てみたんやけど、脚本は小学生には書けない深い脚本やった(失礼)。でもガス人間ってゆーのはありえへんし、ガスになってしゃべれるわけないんやけど、その辺は荒唐無稽そのもの。でも、この映画はそんなところはあんまり気になれへん。その他の描写が意外とリアルなんで。例えば、ガス人間なんてゆう無敵の人間が現れた時の世間の反応とか(犯罪を犯して全てガス人間のせいにするため犯罪率がふえちゃう)、無敵になったゆえに(自由に普通の人間にもなれる)その能力をいかしてやりたい放題する男のあんちょくな考え方とか。映画は冒頭、銀行ギャングを警察が追いかけるシーンでスピーディーに始まる。ただ、その後は派手な展開を期待するとちょっと肩透かしかもしれん。前半はサスペンスなノリやけど全体的には淡々としてるし。後半、特にガス人間が登場してからは、彼と衰退する家元を中心に描くラブストーリーやし。しかもラストは藤千代(八千草)の舞をじっくり見せられるんで、そーゆうのを観るのがダルイ人にはちょっと退屈かも。ガス人間と警察のテンション高い攻防を期待する人にも不向きかな。しかし人間ドラマは味わい深く不気味ですごくくるものがある。こんな秀逸なドラマが古い特撮映画の中に埋もれてたやなんて。今の時代の映画にも全然負けてないと思うし、特撮すらも、そのちゃちさがむしろ味わい深い。特別な力を手にいれたことで、なんでもできるよーになった屈折した男。社会的に孤立化し夢を実現できない美しき家元、そこに愛があったかどーかは見る人にゆだねられると思うけど、「美女と野獣」が生ぬるいと思う人には、ある意味「美女と野獣」リアルバージョンのこの映画オススメ(美女とガスやけど)。最後の展開は警察のやり方がちょっと非現実的やけど、怖いくらい印象にのこった。最後のシーンを見て、この映画の評価があがった感じ。幸せを手に入れ笑う男と覚悟を決める藤千代と爺の悲しい顔が映画を観終わってもしばらく残った。ちなみに藤千代の舞の題名が「情鬼」。ガス人間はいわば「蒸気」。こーゆうセンスはありがちやけど好きやねん。 なにわ君さん 7点(2004-11-02 21:51:36)(良:4票) (笑:1票)

1.特撮の父こと円谷英二氏の手による特撮映画を世代別に分けると、まず子供向きには言うまでもなく第2作目以降のゴジラシリーズやその他の怪獣モノ。やや大人向きには「ゴジラ(54)」や「世界大戦争」、そして戦記物。そしてそれら中間に位置する青少年向けには、「マタンゴ」や本作のような科学の力を利用した人間変身モノ。後々、テレビ番組で青少年向けように作られた円谷英二監修、「ウルトラQ」や「怪奇大作戦」などに繋がっていったものと思われる。ちょっと前置きが長くなりましたがこの映画、たしかに突っ込みどころは幾つかあるが作品そのものはなかなか良く出来ています。決してB級ネタをB級のままに終らせてはおらず、悲しい男女の運命劇とも受け取れる意外な結末はたっぷりと余韻を残してくれた。 光りやまねこさん 7点(2004-10-10 11:19:21)

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【点数情報】

Review人数 35人
平均点数 6.60点
000.00% line
100.00% line
212.86% line
300.00% line
412.86% line
5514.29% line
61131.43% line
7617.14% line
8925.71% line
900.00% line
1025.71% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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