みんなのシネマレビュー

あゝひめゆりの塔

1968年【日】 上映時間:125分
ドラマ戦争ものモノクロ映画青春もの学園もの歴史もの実話もの小説の映画化
[アアヒメユリノトウ]
新規登録(2004-01-15)【光りやまねこ】さん
タイトル情報更新(2024-04-22)【イニシャルK】さん
公開開始日(1968-09-21)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督舛田利雄
助監督村川透
キャスト吉永小百合(女優)与那嶺和子
浜田光夫(男優)西里順一郎
和泉雅子(女優)比嘉トミ
二谷英明(男優)昭喜名秀雄
高品格(男優)沢田軍曹
郷鍈治(男優)杉山中尉
小高雄二(男優)東風平恵位
藤竜也(男優)泉川
深江章喜(男優)軍医
和田浩治(男優)大田少尉
太田雅子(女優)島袋ツル
浜川智子(女優)渡嘉敷光子
伊藤るり子(女優)佐久川ヤス
小池修一(男優)与那嶺武
鴨田喜由(男優)奥間宗専
三条泰子(女優)泊貞子
薩摩剣八郎(男優)
松本克平(男優)将校
東恵美子(女優)渡嘉敷の母
山田禅二(男優)野戦病院の院長
野呂圭介(男優)松永衛生兵
弘松三郎(男優)衛生兵
嵯峨善兵(男優)大山少将
森塚敏(男優)加納浩司
青木義朗(男優)山本栄一
音無美紀子(女優)山辺順子
小泉郁之助(男優)中田文彦
八代康二(男優)糸洲武市
久遠利三(男優)平良川四郎
市村博(男優)具志竪
亀山靖博(男優)男子部の生徒
二木草之助(男優)野戦病院の傷病兵
河上喜史郎(男優)児童の父兄
榎木兵衛(男優)野戦病院の傷病兵
木島一郎(男優)野戦病院の傷病兵
英原穣二(男優)衛生兵
柳瀬志郎(男優)兵隊
前田武彦(男優)
乙羽信子(女優)与那嶺ハツ
東野英治郎(男優)仲地国民学校校長
中村翫右衛門(男優)野口貞信校長
渡哲也(男優)青年(特別出演)
内藤武敏ナレーション
脚本八木保太郎
若井基成
石森史郎
音楽真鍋理一郎
主題歌吉永小百合「想思樹の歌(別れの曲)」
撮影横山実
企画高木雅行
八木保太郎
配給日活
美術木村威夫
編集井上親弥
録音沼倉範夫
照明藤林甲
その他IMAGICA(現像)
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想(7点検索)】

別のページへ(7点検索)
1


7.《ネタバレ》 現代から見れば「戦時中は不幸だった」と言えるだろう。しかしながら戦時中には戦時中の青春がある。そこにはその時代なりの喜びや幸せがある。そういう視点に立てば、戦争映画でありながらも青春映画でもあるという日活らしさがよく出ているとは思う。が、逆に言うと戦争の負の側面の描き方が少々弱いというか基本的に出てくる人々が皆善人で悲惨さというものがあまり伝わってこない。もっと過酷で厳しい状況があったり裏切りや憎しみ等々もあったのではないだろうか。また、50年以上前の作品でもあるし仕方ない部分ではあるが、戦史研究も進んでいないせいか軍部組織との関係や兵器の描き方も不十分や間違いが散見される(ちなみに毒ガスは使用していないようである)。ラストの崖での自決も演出としては大袈裟に思えた。とは言え、やはり伝わってくるものはあり、冒頭のシーンにあるように、生まれる時代は選べないものの、どういう時代に生まれるかによって、「青春」というものは違ったものになるという事を思い知らされる作品ではある。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-09-12 14:30:31)

6.映画開始早々の運動会シーンで、登場人物たちの顔立ちも話し言葉も、その他何もかもが「こりゃ沖縄じゃないよなあ」という感じなのですが、製作は1968年、まだ沖縄が返還される前ですから、仕方ないっちゃあ、仕方ない。というよりも、女子学生の運動会に何とか忍び込みたい男子学生たち、それをたしなめる吉永小百合、なんていう日活青春テイストが、映画を観る人々と登場人物たちとの距離感を縮めるのには確かに必要なのかも知れませぬ。だから、冒頭の渡哲也にわざわざ釘を刺されるまでも無いだろう、とは思うのですが。
という、まず馴染み深い日常があって、戦火が近づきつつあることをナレーションが解説しつつもその実感はなかなか湧かないのですが、次第に不穏な空気が流れるようになり、やがて日常は、過酷な戦場へと変化していくことに。米軍による攻撃の描写が、いろいろ違和感を感じさせる部分も多いのですが、少なくとも、「日活青春路線の映画がここまでやるか」と思わせるだけのものはある、激しい描写になっています。一方で、吉永小百合は清純派でなければならず、清純派は演技がクサくなくてはならぬ、みたいなこの感じは、ちょっとどうなんでしょうね。むしろ「表に出さずに堪える」ことが感情表現につながる場合もあると思うのですが。
最初の方で、男子学生の列と女子学生の列が、それぞれ別の歌を歌いながらすれ違う場面、異なる歌が重なりつつ、さらにそこにセリフまで重なって、映画的なポリフォニーになっているのですが、その後も、卒業式の場面で「仰げば尊し」の歌声と砲声が重なったりとか、切断された手足が砲撃で飛び散った中に花が咲いているとかいった対比が織り込まれており、「平和vs戦争」という対立軸を強調しています。そういう意味では、戦争映画と青春映画とが本作の中で必ずしもうまく混ざっていないこと自体が、作品の欠点もありながら、一方では本作の独自性にもなっているように思われます。 鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-03-08 12:42:23)

5.のちに戦争映画の大作を何本か手がけることになる舛田利雄監督によるひめゆり学徒隊をテーマにした反戦映画。主演が吉永小百合と浜田光夫というのが不安ではあったが、「日本海大海戦 海ゆかば」のような中途半端な恋愛要素はなく、ひたすら悲劇的な末路を辿る少女たちの運命が丹念に描かれていて思ったよりはずいぶんいい映画だった。何回かリメイクされている「ひめゆりの塔」とは直接は無関係な映画だが、それでもこういう映画は見終わって何か考えさせられるものがある。白黒作品というのもリアリティーがあってそれのおかげで生々しさもより伝わりやすいものとなっている。でも冒頭の現代のシーンは最初よりもラストに持ってきた方が効果的だったと思うし、吉永小百合は熱演しているが、やはり少し演技力は微妙ではある。しかし、全体を通して神山征二郎監督の「ひめゆりの塔」(唯一自分が見たことのあるひめゆり学徒隊を扱った映画。)と比べると重みが全く違う作品になっている。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-05-01 12:04:52)

4.《ネタバレ》 和泉雅子と同年齢で映画少年の私には、キューポラのある街や泥だらけの純情などの映画は見たが、この映画だけは見る気がなかった。それは子どもの時見た「ひめゆりの塔」があまりにも衝撃的でトラウマ的な感覚を持っていたことと、吉永小百合・浜田光夫のいわゆる日活ゴールデン・コンビとひめゆりの塔のイメージでは、遠くかけ離れたもののように思えたからだ。
ようやくDVDの時代になって初めて、この映画を見た。前半部分に対馬丸という名前が出てきたのにはびっくりしたが、学生の頃すでに知っていた「対馬丸事件」(貨物船の船底に学童疎開の子どもと引率の先生方を乗せたまま、米軍に撃沈にされた事件、これ一つをテーマにしても一つの映画が作れる)や10.10沖縄大空襲をさらっと流したのにもまたまた驚いた。
さらに沖縄の悲劇は、米軍の無差別攻撃や防空壕に隠れた者までも毒ガスで殺すという悲惨なものとなり、生き残った者も青酸カリ入りのミルクを飲んだり、手榴弾の信管を抜いて自決した。映画に出てくるような「命を粗末にしないで」とか「あなただけは生き延びて」が言えず、「お国のため命を捧げる」「鬼畜米英に身を汚されることなく、純潔を守る」が当たり前の時代があったことを現代の若者にも伝えたい。その想いが感じられる映画であった。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-11 17:06:57)(良:1票)

3.《ネタバレ》 沖縄は原色の世界で、リゾート気分を思う存分満喫できる楽園のような地です。が、ひめゆりの塔と平和祈念資料館へ足へ運ぶと、そんな浮かれ気分はぶっ飛びます。この地を襲った悲劇に完全に打ちのめされ、まともに展示品を直視する事すら困難な状態になります。この映画は、従軍看護婦として学徒動員され、散っていったひめゆり学徒隊の悲劇を事実に基づいて映像化しています。60年代に製作された映画だけに、ちょっとシニカルなオープニングから始まって、その反戦の主張はやかまし気味。切り取られ、更に吹き飛んだ手足によって作られたグロテスクなオブジェを象徴的に見せるのも、マジメとは思えず悪趣味。あまり上手とは言えない吉永小百合のオーバーアクトが、映画の温度を下げてしまったりもします。それでも、悲劇は十分に伝わってきます。家族を次々と失い、追い詰められてどんどんと命の灯が小さくなっていっても、それでも明るさを失わない娘達、それゆえにその最期は深く胸を刺します。ただ、同時に胸に刻まないといけないのは、こんな悲劇がここだけではなくて沖縄全土、そして日本のあちこちで引き起こされていたという事実。沖縄でひめゆり学徒隊同様の大勢の娘達がやはり命を落としていたのも事実。今、私の立場で誰のせい、何が悪かったと問うのは無意味でしょう。ただ、今の繁栄の影には、決して切り捨てる事のできない沢山の犠牲が存在していた事を認識しておかねばなりませんね。 あにやん‍🌈さん [DVD(邦画)] 7点(2006-08-16 01:00:27)(良:2票)

2.明治百年記念 芸術祭参加作品。これでひめゆりもの初めて見る。明治百年記念?とかだけあって日活でも準オールスター級にキャスト凄いです。そのアイドル達が水浸し泥まみれで演じてるリアルさがまた凄い。そしてモノクロでみんな同じような格好してるので区別がほとんど付かない…。見てるだけでも撮影きつそうだなぁ~と。変に恋愛をいれたりしないで淡々と戦争を描いていく映画...。次は一番メジャー?っぽい小百合映画「キューポラのある街(62)」見てみます。 バカ王子さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-13 23:30:44)

1.本作のようなジャンルの映画は、へたにスターやアイドル達を起用すると、作品の持つテーマ性から遠ざかってしまう。題材が題材だけに、どのくらいリアリティを伴い、戦争の悲惨さが伝わるかが評価の分かれめでしょう。さて今作は。主役を演じた吉永小百合の体当たり演技(かなり汚れ役をもこなしている)と、“ギョッ”とさせられる描写も多く取り入れられており、佳作の域には達しているのではないだろうか。モノクロ映像というのが良かった。 光りやまねこさん 7点(2004-01-18 11:54:12)

別のページへ(7点検索)
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.06点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
315.88% line
4211.76% line
515.88% line
6529.41% line
7741.18% line
815.88% line
900.00% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS