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警察日記

1955年【日】 上映時間:112分
ドラマコメディシリーズものモノクロ映画刑事もの小説の映画化
[ケイサツニッキ]
新規登録(2004-01-22)【へちょちょ】さん
タイトル情報更新(2021-08-09)【Olias】さん
公開開始日(1955-02-03)


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監督久松静児
キャスト森繁久彌(男優)吉井巡査
三國連太郎(男優)花川巡査
宍戸錠(男優)薮田巡査
三島雅夫(男優)石割署長
殿山泰司(男優)倉持巡査
二木てるみ(女優)ユキ子
岩崎加根子(女優)二田アヤ
十朱久雄(男優)赤沼主任
千石規子(女優)セイ
多々良純(男優)紅林
伊藤雄之助(男優)岩太
左卜全(男優)猪岡熊太郎
沢村貞子(女優)料亭の女将ヒデ
東野英治郎(男優)村田老人
飯田蝶子(女優)アヤの母タツ
三木のり平(男優)町長
杉村春子(女優)杉田モヨ
小田切みき(女優)桃代
織田政雄(男優)金子主任
稲葉義男(男優)丸尾通産大臣
加原武門(男優)
高品格(男優)
山田禅二(男優)
光沢でんすけ(男優)
河上信夫(男優)
紀原土耕(男優)
津路清子(女優)
田中筆子(女優)
原作伊藤永之介「警察日記」
脚本井手俊郎
音楽團伊玖磨
作曲民謡「会津磐梯山」(福島県民謡)
撮影姫田真佐久
製作坂上静翁
配給日活
美術木村威夫
編集近藤光雄
照明岩木保夫
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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4.《ネタバレ》 人情喜劇として楽しく見ました。貧しさゆえに起こる事件や騒動、それに対し厳しくも暖かく対応する警官たち。あの時代の地方ならではと思える作品です。しかも単なる人情劇に終わっていない。たとえば万引き・無銭飲食をした母子は父親と再会できましたが、このあと暮らしが成り立っていくという保証などない。幼い姉弟を一旦捨てた母親も、きちんと生活費を稼げるのかどうか、心許ないところがあります。このように、結局肝心なところは解決していない、警察の限界を描いているところが正直でよかったと思います。また、この母親や岩太くんは、町を出て都会(東京)に出て行きます。一見希望がもてそうですが、田舎町には将来がない、都会にしか希望がないということを暗示しているようです。これが将来的に過疎につながっていくのでしょう。そういえば、役所の間での縄張り争いを揶揄するようなところもあり、笑いを交えて皮肉に描いています。単なる人情劇にとどまらず、こうした社会的な視線をも持ち合わせているところが鋭いです。
演出としては、細かいカット割りで人物の心情をうまく表していてうまい。特に子供の扱いがすぐれていました。それと出演者がとにかく豪華で、その若かりし日を見ているだけでも楽しめます。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-04-21 22:09:28)

3.のどかな田舎でおだやかな警察官たちで心があたたまった。 ホットチョコレートさん [地上波(邦画)] 7点(2013-02-10 09:34:44)

2.《ネタバレ》 1つ1つのエピソードはありきたりとも思えるのに、それが集積したときに輝きを見せるのは、制作者が登場人物の1人1人に愛着を持ち、丁寧に扱っているからだろう。ジープを使った親子の別れのシーンは、現実の厳しさと、人間の間の優しさや暖かみを見事に凝縮している(そういったシーンはほかにもいろいろある)。そんな中でも、当時6歳の二木てるみの天才的演技力には、ひたすら驚愕。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-12-02 01:21:11)

1.昭和30年頃の福島の田舎の警察署とはいえ昨今の日本とはまるで違う暮らしぶりや人情がのどかで暖かい。
次々起こる事件は捨て子、人買まがいのもぐりの周旋屋、子連れの万引き女は無銭飲食も、、とどれも貧しい暮らしに絡むようなものばかり。咎めるよりも同情したくなるのも無理はない。息子を3人も戦争で亡くし狂ってしまった老人なども描かれ、まだ戦後復興途上といった当時の生活や風俗も伺われて興味深い。
多彩な登場人物が繰り広げる人間模様が哀しくも面白く繰り広げられるが、中心の一つが人情に厚い吉井巡査と捨て子のエピソード。二木てるみの物悲しいような表情や森繁の自然体の演技がうまい。子供を負ぶって手を引いてとか、オムツを替える手つきとか、台所に立つ姿などが実に自然で様になって見えるのに感心してしまう。
他にも人のいい花川巡査の三国連太郎(若い・ハンサム!)が周旋屋から守ろうとする娘との話など人情がたっぷり。豊かにはなったけれど殺伐とした今見ると懐かしくもうらやましいような気さえしてくる。

キリコさん 7点(2004-11-27 19:54:32)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 7.18点
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