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2.ロジャー・コーマンによるポー原作シリーズの記念すべき第1作。白黒映画2本を撮るように言われたコーマンが、その予算でカラー作品を1本撮らせて欲しいと頼んで作った“低予算映画の帝王”にしては珍しい映画。その甲斐もあって、コーマン作品にしてはセットも豪華で、映画の見どころのひとつにもなっている。ポーの原作の雰囲気も良く出ているし、主演のプライスの演技が素晴らしい。ホラー映画が「怪奇映画」と呼ばれていた頃の感覚を今に伝えてくれる佳品。 【bluespower】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-31 22:05:43)
1.《ネタバレ》 AIPのポー・シリーズ第1弾ですね。作品のテーマは「欠陥住宅」です(笑)。『マネー・ピット』みたいなもんですわ。老朽化した家が崩れてくる。これはコワイ。ははは。そういう訳で、モンスターの類で怖がらせようってんではなく、あくまで雰囲気重視。モンスターが出てこない代り、ガイコツくらいなら出て来ますが、保健室で借りてきたかのような、プラスチック感あふれるシロモノ。ま、そのあたりを気にしない事にすれば、アッシャー家の内装の重厚感など、なかなかのもの。ほぼ全編がアッシャー邸内のシーンなだけに、美術担当ダニエル・ハラーの腕の見せ所です。家の外も霧が立ちこめ、不気味な雰囲気が・・・って、こりゃさすがに豪快にスモークを焚き過ぎかな(クロサワ映画でもかなうまい)。アッシャー一族の肖像画といい、一種の因縁話めいたストーリーを、(低予算の割に)美術セットがよく支えています。そして音楽はかのレス・バクスター(笑)。ここでは、重厚なサウンドを(重厚すぎるサウンドを)存分に聴かせてくれます。脚本はさらに大物、リチャード・マシスン! ロジャー・コーマンの意向がどのくらい脚本に反映されているのかは知りませんが、クライマックスなどでは、原作の幻想性を犠牲にしてまでも、あくまで妹をゾンビっぽく描き(結局はモンスター映画でした。笑)、アッシャー邸を派手に炎につつませる(焚き火のごときセコい炎の合成映像が何とも言えん)、このサービスぶり。ある種の(あくまで「ある種の」)恐怖映画のツボをよく押さえた構成となっております。しかも最後は、あわてて原作どおり、強引に屋敷を沼に沈めちゃう。う~ん、ナイス。私の希望としては、ヴァディム、マル、フェリーニの『世にも怪奇な物語』には、コーマンにも参加してもらって4本立てにして欲しかったところです(続けて見比べるときっと色々勉強になった事でしょう)。 【鱗歌】さん 7点(2004-08-12 20:16:21)
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【点数情報】
Review人数 |
5人 |
平均点数 |
6.00点 |
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