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君よ憤怒の河を渉れ

1976年【日】 上映時間:151分
アクションサスペンス刑事もの小説の映画化
[キミヨフンドノカワヲワタレ]
新規登録(2004-02-15)【fujico】さん
タイトル情報更新(2023-01-26)【イニシャルK】さん
公開開始日(1976-02-11)


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監督佐藤純彌
キャスト高倉健(男優)杜丘冬人
原田芳雄(男優)矢村警部
中野良子(女優)遠波真由美
倍賞美津子(女優)大月京子
大滝秀治(男優)遠波善紀
西村晃(男優)長岡了介
内藤武敏(男優)酒井義広
伊佐山ひろ子(女優)横路加代
大和田伸也(男優)細江刑事
夏木章(男優)山崎刑事
早川雄三(男優)北海道警察捜査課長
阿藤海(男優)看護人
吉田義夫(男優)古谷
石山雄大(男優)中塚刑事
木島一郎(男優)狩猟監視員
下川辰平(男優)小川刑事
田中邦衛(男優)横路敬二
岡田英次(男優)堂塔正康
池部良(男優)伊藤検事正
市川治(ノンクレジット)
原作西村寿行「君よ憤怒(ふんぬ)の河を渉れ」
脚本佐藤純彌
田坂啓
音楽青山八郎
キングレコード(サウンドトラック盤)
撮影小林節雄
製作永田雅一
徳間康快(製作協力)
大映
企画宮古とく子
配給松竹
美術間野重雄
録音大橋鉄矢
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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5.《ネタバレ》 いきなり見知らぬ女と警察が現れて、指を指されて、アンタ私の体をムチャにしたじゃないケダモノ!とか言われて、主人公の高倉健が逮捕されてしまいます。(レイプとか強姦より、体をムチャにしたの方が断然エロいですね。昭和的なエロさです。)一旦は逮捕されたものの、検察官という自分の立場が証明され、濡れ衣を晴らすためにも、自宅の家宅捜索に同意し同行することとなります。そこで、あるはずもない盗んだ指輪などが発見されてしまいます。自分が何者かにはめられてると気付くと同時に、もはや自分の主張が通らないことにも気付き、トイレの窓から逃亡。その後、自分への容疑を晴らすために、真犯人探しをするというサスペンスです。いや~、メチャクチャ面白い。シリアスを基調としているのですが、突拍子もないトンデモ展開が巧みに混ぜ込まれていて、大笑いしてしまいました。緩急が素晴らしいです。特に馬のシーンは驚愕と爆笑でした。終盤の病院の展開は、ありがちな題材を取って付けたような感じがしてしまいましたが、他の作品では見られないような高倉健の演技が見られたのでよしです。高倉健、原田芳雄、池部亮、大滝修二、中野良子、倍賞美津子 役者がすべてすばらしいです。中野良子はまったく美人じゃないのに、大人びていて芯の強い色気があるのですよね。比べると倍賞美津子は、当時は若くてアイドルのよう。顔の巾が広めのカワイさです。中森明菜的な。音楽は、シーンに合っていないところが散見されましたが、それはそれで時代の雰囲気が感じられました。 camusonさん [DVD(字幕)] 7点(2023-03-03 20:06:20)

4.《ネタバレ》 この映画「君よ憤怒の河を渉れ」は、高倉健が長年専属だった東映から独立、退社後の記念すべき第一作目の作品で、「新幹線大爆破」の佐藤純彌監督による永田プロ=大映映画製作のサスペンス・アクション大作だ。

高倉健は、この映画の後、「幸福の黄色いハンカチ」「八甲田山」と立て続けに名作へ出演し続け、名実ともに日本を代表する俳優へと昇り詰めていくのです。

西村寿行の原作を出版しているのが、大映の親会社の徳間書店で、いわば、その後の角川映画のメディアミックス戦略を先取りしていたとも言える。

ストーリーは、巨大な権力の陰謀によって無実の罪を着せられた、健さん演じる現職のエリート検事が、無実の罪を晴らすために逃走、見えない敵を追って、東京から北陸、北海道、そして再び東京へと逃亡しながら、巨悪を追い詰めていくという、スケールの大きな復讐の旅を描く、一大エンターテインメント作品だ。

彼を追う警部に原田芳雄、恋人役に中野良子が脇を固め、大滝秀治、西村晃、倍賞美津子などの個性派俳優が、出演場面は少ないながらも、いい味を出して映画を引き締めていると思う。

そして、この映画を何よりも盛り上げているのは、危機一髪でのセスナ機での脱出、新宿の街頭での裸馬の大暴走などのダイナミックな見せ場と中野良子とのラブシーンだ。

いささか大味な展開を澱みないストーリー運びでグイグイと引っ張っていく演出は、さすがに百戦錬磨の佐藤純彌監督だと思う。

ただ、非常に残念だったのは、音楽の青山八郎が、キャロル・リード監督の名作「第三の男」のアントン・カラスのテーマ曲を完全に意識した曲作りが、恐らく日本映画史上、最大のミスマッチ映画音楽として歴史に残る程の大失敗をもたらした事だ。
こんなにも、映像の緊迫感と間の抜けたような音楽の組み合わせも、非常に珍しい。

そして、この映画は中国の文化大革命以後、初めて公開された外国映画として、中国では知らぬ人がない程の大ヒットをしたのは有名な話だ。

そのため、その後の中国では、日本人俳優の中では、いまだに高倉健のみならず中野良子の人気が高いという事だ。 dreamerさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-05-31 08:39:05)

3.《ネタバレ》 すげーーー、、、いきなり唐突に女が叫ぶ。あんたが犯人よ!! …は!?何のことすか??(苦笑) もう出だしから主導権取られましたよ(笑) とにかく突っ込みどころ満点。熊のシーンは、かなり切ない。いきなりセスナの操縦無理っしょ。緊迫感のない音楽は、せっかくいい場面なのに正直台無し。でもしかーし!何とも言えないものを感じる…当時の日本のパワーを見た気が今しています。キャスティングの濃さ=原田さんのハードボイルドさ(!)&ものすごく倍賞さんが美人!でしたね。 なんだかんだいいつつ健さんのカッコよさは十分満喫イタシマシタ Kanameさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-12-15 21:31:03)

2.↓中国でヒットしたというのは私も聞いた事あります。そう思って観ると、なかなか嬉しくも恥ずかしい作品。西村寿行の原作は未読なのですが、映画に関する限り、骨太っちゅう感じじゃなくて、むしろファンタジーですね。街中に馬の群れを放すシーンは、キートンの西部成金あたりを再現してみたかったのか? そんなバカなと思いつつテンポいい展開、後半では健さんがユーモラスな演技も見せてくれて、楽しい作品であります。 鱗歌さん 7点(2004-02-15 14:56:12)

1.《ネタバレ》 しかしすごい題名である、、そしてこんな映画があったことを私は今まで知らなかったのである。まきこまれ型サスペンスである。高倉健が逃げる、、そして原田芳雄が追跡する、、この二人だけでも充分濃いのだが、健さんいきなりセスナの操縦をしたり、新宿のど真ん中を何頭もの馬を走らせ逃走したりかなりむちゃくちゃやってくれております。もうこの際、逃亡中流れる妙な音楽(これは【第三の男】を意識したものなのか?)、森の中で出没する、まるでぬいぐるみじゃないのかと思える熊ちゃん、馬たちはどこへ行ったのか、セスナごと海に突っ込んで健さん平気だったのか、、などあらゆる突っ込み所は大目にみてあげましょう。逃亡中はシブい健さんの事を中野良子や倍賞美津子などが助けてあげてます。そして超キザ野郎の原田芳雄(トレンチコートにグラサンそして長すぎるモミアゲ・・でもかっこいいのダ)との男同士の友情、、何か妙ながらもなかなか楽しく見れたのでした。まあスケールは大きいといえば大きい、、のか!?でも主役の二人が男臭くてよかったです。ちなみにこの映画は日本より中国で大ヒットしたらしいですね。 fujicoさん 7点(2004-02-15 14:11:51)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 5.66点
000.00% line
100.00% line
2310.34% line
300.00% line
4310.34% line
5724.14% line
6724.14% line
7517.24% line
8310.34% line
900.00% line
1013.45% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 2.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review3人
4 音楽評価 0.50点 Review2人
5 感泣評価 1.00点 Review1人

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