みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
19.《ネタバレ》 前半は傑作。後半は凡作。ヘリコプター襲撃のシーンやプレイメイトのシーンは、今見ても凄いと思う。そして、ドアーズの曲に乗せてのファーストシーン。傑作の予感がした。でも、マーロンブランドが出てきてからは、グダグダ。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-03 19:57:32) 18.《ネタバレ》 2018.06/03 映画館鑑賞。2005年3月に完全版を初鑑賞後三回目でデジタルリマスター版の鑑賞。今回はオープニングロールもエンドロールもないとの断りがあった。初公開版らしい。音響、映像の素晴らしさはリマスター版ならでは。タイトルやクレジットがない劇場公開版は「フィルムオペラ」とも呼ばれ、公開時に映画館では「スタッフ・キャスト表」が配布された! 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-07 22:46:45) 17.《ネタバレ》 映画館でやっていたので数十年ぶりに再鑑賞。まず音響が凄かった。特にヘリコプターの羽の音がとても印象的であった(それと、ジム モリソンの声にやられる)。さて内容はというとカーツ大佐という人物探しの旅物語であるが、”どうやら気が触れてしまったらしい”その人物に会いに行くという設定がやけに不気味でサスペンスフルだ。そこに加えて戦場という舞台装置が相まり、様々なキャラの強い登場人物達やアクションが機能してくる。これは相当な傑作なのではないかと思わせるのだが、映画はある時点から明らかにリズムがおかしくなっていく。観念的になっていくとも言えるが、要は後半にかけて映画自体がどんどんラリっていくのである。この映画の後半の感覚は完全にアシッドムーヴィーの類だろう。前/後半でのリズム感の違いを庇うように?最初と最後にThe endを流して力技で一つの作品ぽくしているが、やはり無理やり感は拭いきれていない。しかしそんな所も含めてこの映画史に残るカオスっぷりは一見の価値がある。 【rain on me】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-05-29 15:31:54) 16.《ネタバレ》 再見。 この映画を「ヴェトナム戦争」を描いたものと見るか、「カーツ大佐抹殺」の物語として見るかで受け取り方はまったく違うものになるだろう。 ウィラードの下に付いた部下(と俺ら視聴者)たちはヴェトナムの惨々たる光景を眼に焼き付け、何度も似たような光景を見て慣れきったウィラードにはヴェトナムの狂気や惨禍など気にしている余裕はない。 本作はコッポラの映画の中で最も退屈な映画であり、最も地獄のような映像が続く映画なのだから。だがこの作品はワルキューレ騎行とともにヘリが村を焼き払うシーン、そしてマーロン・ブランドの人殺しまくってるような強烈な演技を見るだけでも価値がある。 冒頭からこの映画はヘリ、ヘリ、ヘリが飛び交い火炎を吹きまくる。 うっそうとした森を横切るヘリ、不気味なローターの金切音、森は猛烈な煙とともに爆炎に包まれる。軽快な音楽とともに、まるで楽しむように森に火を投げ込むのだ。 そこから男の回想が始まる。脳裏にこびりつくベトナムでの地獄。写真の女性は妻だろうか?煙草、酒、枕には護身用の銃。 シーリングファンが連想させるヘリ。パンツ一丁で酒をあおり、踊り狂い、ガラスにぶつかって血を流す。 そんな男に依頼される裏切り者の抹殺。酔いつぶれた男に、雨のようなシャワーを浴びせて目を覚まさせる。 劇中最大の見せ場である「ワルキューレ騎行」の場面。 サーフィンをするために敵を村ごと吹き飛ばすシーンは強烈だ。爽快感と人間の狂気をいっぺんに見せ付けられる。どうしてキルゴア大佐が主人公じゃねえんだっ!!!!! その後の完全版における狂気100%な場面の連続も凄まじすぎてドン引き。 プレイメイトたちとの乱痴気騒ぎ、船で密林をひたすら進み続ける疲労感、捕虜たちに下す残酷な決断、無秩序状態の兵士たちが繰り広げる地獄の光景。 リボンて…考えただけでもゾッとする。女の方が痛いんだぜ。 カーツ王国ワールドは凄すぎ。何千人も人殺してそうな凄みを感じさせるマーロン・ブランドの存在感。怖ええよ。 煙が渦巻く魔窟、祭りに興じる人々、暗闇の中から問いかけを繰り返すカーツ。 主人公「うるせーよカンペ読みのファ●キンブタ野郎、台本必死に覚えてる俺たちの苦労を知りやがれ!」 軍人として任務を遂行する!泥の河が、建物の暗闇が主人公の姿を包み隠す。雷鳴の閃光、牛を鉈で屠殺するように、返り血を浴びて。残された書類、集まる群衆を睨み付け去っていく。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-15 21:41:30) 15.これは面白い。 映画の高揚感もあり、世界観に引き込まれる。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-16 13:43:09) 14.《ネタバレ》 この映画には部分的にちょっとドラッグをやっているような感じがある。 見ていてそんな感覚を覚える。 そこが心地よい。 少し感覚的なところがあるかも。 暗闇に浮かび上がる電飾は非常に幻想的であり、それは正しくドラッグをやっているみたいであり、あるいは子供の目線で見た遊園地のような光景かも。 そういったところが非常に幻想的で美しいと感じる。 「タクシードライバー」と少しだけ似たところがある、ような気もする。 牛殺しが強烈過ぎて、もう一方の肝心なところが目に入らなかった。 やはりリアルな「死」というのは絶大であり、カーツ大佐の作り物の死は、本物の牛の死のインパクトと迫力には敵わない。 牛の悲しい目に死ぬ瞬間があり、非常に残酷で可哀想って思いましたが、そんなのは甘っちょろいんでしょうね。 「牛がかわいそう」とかぬかす自分は「平和な奴だ」とでもいわれそうですが、まぁそんな感じですよ。 戦争とは「死」であり、その「本物の死」を人間の体を張って見せるワケにはいかないので、牛を使って「本物の死」を示したんですかね。 「本物の死」だけは映画で再現できない。いくらリアルといわれる映画でも。 (映画に死があるとすれば、マッドマックス1くらいなもんだ) その暗さに目を背けたくもあるが、見入ってしまう自分も確実にいる。 全く映画というものは、その中でたくさんの人が死んでいるのに、実は何も死んでいない場合がある。 ドアーズの曲がこの作品の幻想性をまた高めていたかもしれない。 超サイケ。 しかしあの島の異様過ぎる雰囲気は忘れがたいものがある。 結局、僕はこの作品の幻想性とかそういう方向にばかり目が行ってしまい、肝心の戦争映画としての評価がまともに出来ない。 ただ非常にカッコいいと感じる。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-13 00:45:47) 13.遠い昔、ロードショー公開で見ました。私はまだ十代の青少年でした。マーロン・ブランドの狂気の演技と、冒頭のヴァルキューレの騎行を大音量で鳴らしながら飛行するヘリコプター軍団しか、今となっては印象に残っていません。最近見たウェブの記録によると、撮影自体がほとんどアポカリプスだったみたいですね。自分的には、高得点になります。 【クゥイック】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-10 22:35:37) 12.《ネタバレ》 前半のヘリ強襲のワルキューレが日本の戦時中の国策映画「ハワイマレー沖海戦」のパクリだと知った時は、驚きました。 【Waffe】さん 8点(2005-02-23 01:58:23) 11.すごいですね~この映画。なにが凄いかって雰囲気がですよ!雰囲気だけ!雰囲気だけで8点あげちゃう小生もかなりの外道ップリですが、なにかすごいんですよ!分かっていただけないと思うけど、コッポラやキューブリックの映画って、哲学に満ちすぎていて、頭の弱い(小生のような)映画初心者には、えらい分かりづらくて、置いてけぼりにされることってよくあるじゃないですか。でもそこが好きなんです(放置プレイが好きなわけではありません。Mでもありません)。そんな映画にきまって感じる壮大な、どこか惹きつけられる、「お、こりゃ名作だな~」っていう雰囲気丸出しなところが、最近のオイラにはそう、ツボなのです。逆に言えば、雰囲気でしか映画を観られないどうしようもないヤツと受け取られてしまったらそれまでですが、なにかこの映画には、役者陣の鬼気迫るような演技、今までにないベトナム戦争に対してのメッセージ(難解すぎてわかったもんじゃありませんが)ぐらいは、幾分汲み取れたような気も致します。 【ノマド】さん 8点(2004-06-15 14:28:38) 10.《ネタバレ》 やたらとエネルギーを感じる映画です。これはコッポラ監督の執念でしょうか。観る方もまた、エネルギーを必要とする映画です。この映画程、戦争は怖いと言い切っていない映画も珍しいのではないでしょうか。確かに戦争はいけません。絶対にあってはならないものです。しかし、闘う、占領する、殺すといった行為を、ワルキューレの騎行に乗ってヘリが海岸線を飛んでくる場面で見せられた日には、胸の奥からズズズンと熱いものが込み上げ、ひたすら高揚感を覚える自分がいるのに気付かされます。人間の本能を刺激するというのか、眠っている闘争心を駆り立てると言うのか。それがこの映画のメッセージなのですね。そうした想いを正当化するために「狂気」という言葉が有り、その言葉の元、平気で戦える理由があると言う。狂気に駆り立てられた人々の行為をこれでもかと見せて、映画は終わります。観賞後もしばし、自分の中の「狂気」を沈めてリセットしなければならない 辛い映画でした。でも、この辛さを感じさせる圧倒的な内容には参りましたと言う他ありません。 【映画小僧】さん 8点(2004-03-10 10:29:37) 9.フランシス・フォード・コッポラにやりたい放題やらせちゃイケナイ、とハリウッドが悟るには充分な映画でしたね。でも突き抜けたおバカさ感があって私は好き。これ本当にやっちゃうんだから、やっぱりコッポラって相当な映画バカでしょう。作品としてまとまりに欠けるとか、言いたいことがちゃんと言えてないとか、とにかくもうありとあらゆる欠点だらけの映画なんだけど、監督の「誰が何と言おうとオレはこれがやりたいんだぁ~~~っ」という有無を言わせぬイキオイがガンガン伝わって来るので気の弱い私なんかうっかりゴメンナサイとか言ってしまう。これはそういう映画なんであって、シナリオ作法の教室にこれを持ってったら落第食らうのは必至。でもね、こういうクレイジーなことが出来た頃のコッポラってやっぱりステキだったんですよ。私にとってジゴモクって、横山ヤスシの漫才と一緒。さすがに当人も凝りたのか、その後あんまり大バカはやらかしてないみたいだけど、守りに入っちゃったなぁおとーちゃん。という感じですね。この映画、必要悪と違いますか? 【anemone】さん 8点(2003-12-20 02:49:42) 8.子供のころ、親がベトナム戦争の話をしていて、「日本人で良かったね」と言われた。その時は意味がわからなかったが、これを見て意味がわっかた。 【MORI】さん 8点(2003-08-07 10:42:07) 7.学生の頃初めて観た時、このヴェトナム感覚にむちゃくちゃはまりました。前半の戦争シーンから後半の精神世界?に変化していく構成も非常に新鮮でした。細かいことは抜きにして、雰囲気にどっぷり浸れます。で、実は一番印象に残ってるのはワグナー作『ワルキューレの騎行』+戦闘ヘリのシーンだったりします^^; 【じゃん++】さん 8点(2003-05-23 02:01:10) 6.戦争映画の傑作に成り損ねた巨匠の迷作なんだろうか。前半は戦時下に於ける近代兵器の凄まじい破壊力、殺傷能力を通し、アメリカ軍の“戦争の狂気”を描いている。しかも圧倒的な映像と音楽により、戦争の恐怖感、嫌悪感を観る者の脳裡にしっかりと焼き付けた。さて、問題の後半でしょう。一貫して流れるものは“戦争の狂気”には違いないが、さすがのコッポラも収拾が付かなくなったのか袋小路に入った感じがする。カーツ大佐(マーロン・ブランド)が現れるシーンなんかは悪夢そのもので、もうほとんどホラー映画。原住民が崇める神どころか鬼気迫る狂人にしか見えない。そもそもカーツ大佐が原住民に神と崇められ王国を築いている、という発想がシュール過ぎて日本人の私にはとうてい理解不能。アメリカと日本の文化の違い、とくに戦争観の違いを感じざるを得ません。序盤は戦争アクション、中盤はサイコサスペンス、そして終盤はホラー映画とでも言えばよいのだろうか。(ひとつの作品で3ジャンル楽しめるので、ある意味お徳では?) しかしコッポラは、映画史上に残るべく戦争映画の大作にして傑作を狙ったのには間違いない。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-05-04 13:05:30) 5.雰囲気は大好きな作品です。特に前半。見事な反戦映画でしょう。しかし後半は人間の狂気をクローズアップしすぎて少し難解すぎた気はします。ただしなんらかの惹きつける力があって、勢いで最後まで目が離せませんでした。もう一回観たいなと思わせる作品。 【イギリスオレンジ】さん 8点(2001-11-13 02:14:44) 4.大作中の大作だ。オープニングの素晴らしさを観ているだけでもその価値は十分に楽しめる。個人的には反戦をきちんとうたっている映画が好きなんですが、そんなことよりもウイラードの苦悩する描写がながれるように前半を終わらせる。そして重苦しい後半。かなり評価は高い。 【アレキサンダー・ロドリゲス】さん 8点(2001-08-21 19:50:42) 3.映画を観て吐いたのは、後にも先にもこの作品だけ。メイキングビデオも見たけど、コッポラ監督がマジ顔で自分のこめかみにピストルを当ててるのが強烈だった。 【美琴】さん 8点(2001-08-05 01:53:22) 2.R・デュバルがサーフィンをさせる為にベトナムの村を急襲するシークエンスは、人間が本能的に持っている戦争をすることの快楽を徹底的に表現し、その迫力たるや、まさに戦争そのものをフィルムに収めたような錯覚を起こすほど。又、兵器としてのヘリコプターの性能を駆使することで、この作品のテーマでもある「恐怖」の表現にも成功している。ただ、“戦争の狂気”を躍動感溢れる演出で描いた前半に比べ、哲学書の引用と意味ありげな独白過多の後半は芸術性を重んじるあまり、話が曖昧で急につまらなくなってくる。カーツ大佐のような白人を「神」として崇拝するほど「未開」ではなかったベトナム。コッポラ監督としては、残虐性と神秘性が同居するアジアというアメリカにとって異質なな文化を、あまりにも図式的に捉えすぎたのではないだろうか。 【ドラえもん】さん 8点(2001-04-22 18:11:25)(良:1票) 1.カンヌ映画祭に未完成の状態で出展してグランプリを取ったとか?まあカンヌの審査基準は良く分からないからあてにはならない(因みに受賞と言っても「ブリキの太鼓」と同点受賞)が、ベトナムもの第1時ブームを巻き起こしたと言われている作品。その割には、アカデミー賞を取れなかったことも後に語り草となっている。内容は期待したほどベトナム戦争を掘り下げてる訳ではなく、狂気に満ちた支配者カーク(マーロン・ブランド)を追ってジャングルの奥地をさまよう主人公を映しているだけ。何かメッセージがあるそうだが、一体それが何だったのか?は良く分からなかった。「プラトーン」から始まる第2次ブームを体験している者にとって、本作が特別な映画だとは考えにくい。本作ではあるワンシーンに“本物の生首”を使用したらしく、そのことが後で問題となり一部カットされたとか?そもそも困難続きで、完成したのが奇跡と言われた大作。まあ凝るのは良いけどもっとましな所に凝ってよね! 【☆】さん 8点(2001-02-05 23:19:42)
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