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4.(注)「最初に明言しておきますが、この評価は今、ソフト化されている本作に対してではなく、日本公開当時の作品に対してです」
いつもオカルトの名作「エクソシスト」と比較され、常に評価の陰にある作品であるが、実は、音楽は「イタリア映画音楽界の何でも屋」、エンニオ・モリコーネ。しかも、本作ではかなり実験的な楽曲作りがなされていて、その成果はというと日本ロードショー公開時のエンドタイトル「魔力とエクスタシー」(「リーガンのテーマ」はクライマックス曲であってエンドタイトルじゃありません)に見られるように相当格好良い作品を提供していたりする。どちらかというと「チューブラー・ベルズ」が音楽的にも評価されている「エクソシスト」より、こちらの方がサントラとしては上であると思う。作品的に見ても、そう悪くはないと思われるのだが、どうしても、フリードキンの前作と比較され過ぎ、実質以上に扱いが酷いように思われる。私的には実はこちらの方が好きなのだけど、既発のDVDやVHSビデオでは、公開時の編集内容とはそれぞれ全く異なっており、この評価に値しない。殊にDVD版の方はオープンニングもエンディングも公開版とは全く異なる。
また、日本公開時のエンドタイトル曲「魔力とエクスタシー」(作品のクライマックスにフェードインしてくる「リーガンのテーマ」が終わった後にエンドロールで流れ始める曲です。くどいようですが、「リーガンのテーマ」ではありません)はDVD版では残念なことに聴けません(メーカーに問い合わせた所、DVD版はディレクターズ・エディション、VHSビデオも内容は若干違って公開版とは別バージョンなのだそうだ)
ちなみに、アフリカの黒人霊媒師コクモ役は、本作の直後に「スターウォーズ」シリーズのダース・ベイダーの声を出すことになり、後に「フィールド・オブ・ドリームス」でドジャース戦を見るために野球場に拉致される作家役をやるジェームズ・アール・ジョーンズです。 【あむ】さん 8点(2004-05-07 02:41:40)(良:1票)
3.続きものでなく、独立した、まったく別の作品としてみればそれほど悪くないと思う。「悪魔憑き」ならあのアイデアもありだと思うし。エンニオ・モリコーネの音楽もさすがにいい。 【フューチャー・イズ・ワイルド】さん 8点(2004-03-25 02:06:42)
2. エクソシストの続編でありながら、まったく異質な世界観で勝負してます。3は1の世界観を踏襲してますが、当然1の足下にも及びませんでした。1はある意味、奇跡の映画です。ディレクターズカット版や「ガーディアン」を見る限り、フリードキンの本来の技量を遙かに超える高みにエクソシストは存在しています。そんな神憑り的な作品と肩を並べようとするなら、同じ土俵で勝負するわけにはいかなかったのだと思います。2は、ストーリーもエキゾチックな世界観も悪くないと思いますよ。というかかなり面白いと思います。だいいち1よりも説明的で分かりやすいじゃないですか。まぁ1はストーリーに関する直接的な台詞なしに話を進めるところが凄いんですけどね。やはり1と比べてはいけません。 【BAYSONGX】さん 8点(2003-08-14 16:57:42)(良:1票)
1.わかりづらいとの説もあるエクソシストの続編ですが。「秘められた力を持つが故に悪魔に目をつけられた主人公が、秘めた力を開花させ、悪魔の誘惑にも打ち勝ってハッピーエンド」っていう王道すぎるほど王道な話で、何もわかりずらいところは無い様に思えますけど。(わかりづらいと言う人は、どのへんがわからなかったのでしょか?)悪魔の使いであるイナゴ(大元の聖書からして誤訳で、本当はバッタなんだそうですが)を「滅ぼすのではなく、群れても強暴にならない善のイナゴに変化させる」と言うアイディアも、リーガンの母性的な力の象徴になっていて秀逸。(コクモの研究でも、キーとなってるのは、やはりメスのイナゴ)ただし、やはり続編としてはどうよってことと、主人公のリーガン(リンダ・ブレア、ムチムチ美女に育ったのに…)のキャラ立ちがイマイチって事で、8点。 【つちのこ】さん 8点(2003-02-10 23:34:53)
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